京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

桜散って地にさくら草

2009-04-16 21:56:47 | 季節のことば
IMO-TOが2月に植えつけていったさくら草が、母の庭で今盛りです。

         
         一鉢に4芽、芽が出た時に高さが揃うように芽を
         植えつけるのがルールなんだそうです。
         でも、品評会に出すわけじゃなし…そこはおおらかに

         
         『夕暮』

 
『無礼講』…どこが?               『笹島』

         
         『白兎』…赤い目が可愛い白兎のイメージ、納得。

 
『有馬の秋』                    『漣(さざなみ)』

         
         『駅路の鈴』…可愛くて、風流。花びらが内にクルッと
         巻いているところが鈴を思わせるのでしょう。
         万葉集のこんな歌を思い出しました。
         「鈴が鳴る早馬駅舎(はゆまうまや)の堤井の
                       水をたまえな君がただ手よ」
         (しゃんしゃんと鈴を鳴らして早馬が着く駅舎の井戸の
         水を飲ませてくださいな、娘さん、あなたの手で直接に)
         あつかましい!なんて思ってはいけませんよ、男は早馬を
         飛ばして、駅で馬を乗り換えるのです。汗もかいているで
         しょう、水を飲んで若い娘さんをからかって一服して、
         またお仕事お仕事!素朴できれいな歌です。

 
『東鑑(あづまかがみ)』              『金田の夕』

         
         『松の雪』…雪の結晶のような純白の花びらの先に
         一筋二筋の草色が 松葉に積もった雪を連想させる。

 
『濡燕』…う~ん、ちょっとイメージが…    『車白』

         
         薄紫の細かな刷毛目が入って、裏が鮮やかな薄紅色 。
         ココが紫式部の由縁かな?  

      
       田島紅、田島白は田島が原に自生していた野生種、丈夫なので、
       庭に下ろしていきます。さすがに元気に育ってくれます。

       四国を除く日本各地に自生していたさくら草、自生種は絶滅が
       危惧されている一方、愛好家による新種も増えて居るそうで、
       私、素人には見ただけでは違いがわからない種類がいっぱい。
       IMO-TOが植えて母が世話して私が楽しむさくら草です。