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京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

ツルニンジン―どこがニンジン?

2008-09-07 22:34:44 | 季節のことば
八ヶ岳高原の植物見本館、H邸の庭です。
今年も初めてお目にかかる野草をたくさん見せていただきました。

        
        ツルニンジン:キキョウ科←なのにどうしてニンジンなんでしょう。
        それは、根っこが朝鮮人参に似ているからなんだそうです。勿論蔓性。


ベル型の花はベルのように下向きに下がって咲きます。
表面は若草色、葉の間に紛れて地味に咲いていました。

        
        蔓がよく伸びるのでHさんはアーチに仕立てていました。
        所々から顔を覗かせている小さなベルは可愛いものです。


ミズヒキは母の庭にもはびこっていますが、高原で見るミズヒキは
色鮮やかでのびのび。葉の色も濃く、でも風情があるんですよねえ。

        
        オトコヨウゾメ:スイカズラ科
        もうだいぶ実が落ちてしまったそうです。


去年5月にH邸におじゃました時に咲いていたオトコヨウゾメの花。
可愛い花にびっくり。なんでオトコなの?

        
        こちらはカンボクの実。スイカズラ科。
        白い紫陽花のような花が5月ごろに咲きます。


もうこんなに真っ赤になった実も。

        
        この花の名前は定かではないけどと言っていた家主。
        そのためではないのですが、写りもボケてしまいました。
        でも珍しいので、来年いい写真が撮れたら差し替える
        つもりでしておきます。
        調べたところ「オクモミジハグマ」らしい。どこで切ればいいの?
        奥紅葉白熊と書けばわかりますね。
        白熊(ハグマ)はチベットに生息するヤクの尾の毛のこと。
        花がこのハグマを思わせ、葉が紅葉の形に似ているから
        付けられた名前。難しい名前もあるもんです


こちらは分かりやすいネーミング。ツリフネソウ:ツリフネソウ科。

        
        まさに吊り下げられたボートのようです。

        他にも、フウロ、シュロソウ、ウワミゾサクラの実や
        名前を知らない草もあって、一つ一つ草花や木を眺めて
        いたら、時間の経つのを忘れてしまいました。