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京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

初秋の八ヶ岳高原

2008-09-05 23:53:36 | 小さな旅
高原の陽ざしはきついけれど、緑を渡る風は確かに秋でした。

        
        清里の牧場で夏の名残りの向日葵に会いました。
        秋を思わせる風にうな垂れ気味


真夏の太陽を味方に大空を仰いでいた姿とは少し違って
やさしい姿になりました。

        
        八ヶ岳から吹き降ろされる涼風に生まれたての
        金の穂をなびかせて、どこでもすすきがお出迎え。


「風たちぬ。いざ、生きめやも」
秋風になびくススキを見ると、いつも堀辰雄の「晩夏」を
思い出す。奇しくもここは「晩夏」の地、富士見高原ですし。

        
        なよやかに風に揺れて秋を告げているのはコスモス。


山口百恵ちゃんがうたっていた「秋桜」の歌詞のように
コスモスは何気ない陽だまりに咲いているのがいい。
子供の頃の思い出を呼び起こしてくれそうな気がする。
それが郷愁と言うものなんでしょうね。

        
        コスモスの向こうには一面の蕎麦の花。
        高原と言えば蕎麦ですものネ。
        フルサトチックな光景に癒されました。


広い広い蕎麦畑を見ていたら、新蕎麦が恋しくなってきましたヨ。
胃袋の記憶も呼び戻されてしまいました

        
        蕎麦の花って可憐ですねえ。
        ポチっとピンクのアクセントが可愛い。

        高原からほんの少し秋風を乗せてきたらしく、
        夜、東京に付いた時は風が涼しく感じました。
        でも、東京はまだ暑い