京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

ヒヤシンス

2007-01-29 20:28:19 | 季節のことば
ヒヤシンス薄紫に咲きにけり はじめて心顫(ふる)ひそめし日  北原白秋

           
           ユリ科ギリシャ原産
           日本には江戸時代末期に渡来しましたが
           一般に栽培し出したのは大正期だという。
           小学生の頃、徳利のようなガラス鉢で
           栽培させられたものでした

              
        名前はギリシャ神話のヒアキントスに由来する。
        太陽の神アポロンに愛された美少年・ヒアキントス。
        風の神ゼフィルスに妬まれて殺され、その流れ出た血から
        咲き出したのがヒヤシンスだという


和名は風信子(ふうしんし)。香りが風に乗って遠くまで運ばれるから。
昔はそんなに好きな花ではありませんでしたが
風信子と聞くと、なにやらゆかしい感じがします

        
        ヒヤシンスにはこんなエピソードもあります。
        ヴィーナスが他の女神たちと美しさを競い合った時、
        ヒヤシンスの花に溜まった朝露を集めて作った香水で
        水浴びをして、コンテストに臨んだということです。
        ヒヤシンスには、肌をきれいにする成分とかが
        含まれているのでしょうね
        美しい人は大変ねえ

風がこぼす白粉(おしろい)すこしヒヤシンス  小泉キヨ