新潟カウンセリング研修センター

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草木との関わり

2024-07-05 10:46:36 | 私の声
私と草花との関わりは、職に就いて間もなくにあった。
「花を愛でる人になって」と、ことばを添えてクチナシの鉢植えを贈られたことに始まった。
深緑の葉に真っ白な花弁は、甘~い香り立ちて、同時に異性との出会いであった。
「カウンセリング」に値遇(であ)って、植物に、動物に、人間に、一切の関わりにおいて、幾年月を経て味わいは一層深みを覚える。
庭には、様々な草木が年間を通して移ろい続けている相(すがた)を観させていただいている。
「手入れが大変」「花が好き」などのことばをよく聞く。
そのことばは、言っている人の思いを表しているのだが、言っている人は、どうもそうなっていないらしい。
草木や動物等などは、私の大先輩。
よ~く観させていただくんだよ、よ~く聞かせていただいてね、と私に問いかけ続けられている。
観念や知識の水準ではなく、智恵にならせていただける宝庫と、受け止めている。
花だけみていては、その花の真の美しさは解りようが無い。
毎日毎日、夏の暑いときも、凍り付く厳寒のときも、一生お付き合いさせていただいてこそ、観させていただけるのだ。
ロジャーズは、「秩序」を見いだされと著書に遺されている。
私なりに「秩序」を発見し、喜びを得たり。