新潟カウンセリング研修センター

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ことばと私

2017-06-22 07:08:55 | 私の声
 ことばと言うものの存在を知ったのは、学校に勤務してしばらくしてからだった。ことばを言ってはいるが、ことばに値遇(であ)えていない・実感がなかった。ことばに関心は著しく薄かった。今にして言える。ことばに注視できる歩みを歩めたのは、中学校で学校の校門をくぐれない・教室に入れない生徒との関わりがきっかけになった。その生徒との出会いがあって、カウンセリングと出会い尊敬する師と出会えた。不登校として接していた私は、独りのその人(精神)に変わった。不登校と言う人はいなかった。観念で見ていた自分に気付かせていただき、救われていった。私のことばが変わり、自覚が変わり関わりが変わった、大きなできごとである。カウンセリングはどこで誰に学んでも同じと錯覚していた。はっきり言える。カウンセリングはその人(師・カウンセラー)であると。そのように変わったのも、ひとえにことばであった。ことばは四六時中私にやってくる。声にならないことばの、測り知れなさ。声にならない・声にしないことばに、呼吸させていただきたいから、「なんでも言っていい」と学びの場に集ってきた方々に伝えさせていただいている。細胞が窒息死しそうになって、悲鳴をあげている人々のなんと多いことか・・・。

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