大失敗と予兆

言い訳できない大失敗をした。
ここは猛省すべきであり、繰り返さぬように努めねばならない。
お客様にも平身低頭して許しを乞い、お客様の恩情に救われる形になったが、契約破棄は覆らなかった。
信頼を裏切るという事はこういう事だ。絶対に繰り返してはいけない。

と、反省しながら、「予兆があった」と感じている。

普段、契約をもらってからの帰り道、作業工程をシミュレーションするのだが、なぜか完成イメージが湧かなかったのだ。
簡単な仕事だったせいもあるが、それにしてもオカシイ。
搬入経路、どこに養生シートを敷くかなど、いろいろ想定するのが、まったくイメージできなかったのである。

疲れているせいだ、そう言い聞かせたが、この段階から躓いていたのだろう。
イメージできないから間違えた、というより集中力が欠如していたのだと今なら分かる。

ここで反省すべきは、なぜ、集中力が欠如していたのか？
これは、即ち自動車事故、現場での怪我にも繋がる大問題である。
原因はしっかり突き止めておかねばならない。

加齢のせいにしてはいけないが、今まで無意識にできた事が、意識しないとできなくなった事は認めねばならない。
元々、整理整頓は苦手であるが、モノを無くす、どこに片づけたか分からなくなるという事が頻発するようになった。
要するにキャパオーバーなのだ。

売上が増えるのが楽しくなり、ろくに休みも取らずに活動していたツケである。
脳を休めていない、そういう事かもしれない。

と、昨年も同じことを考え、しっかり定休日を取ろうと決めたハズだった。
が、この有様である。
休むという事を、もっと強く意識しないと大怪我をすると思う。
今回の失敗は、それを防ぐキッカケになったと考えたい。