出桁造りの民家。台東区下谷2-5。1991(平成3)年6月30日
鶯谷アパートの前の丁字路を北へいくと金美館通りの小野照崎神社の前に出る。写真の民家はその横丁に入ってすぐ目に飛び込んでくる。出桁造りの伝統的な商家の造りで間口が大きい。2階の連子窓は今ではめったに見られなくなった。建物両脇の雨どいがなかなかの仕事のものだ。1階の左側は住居に改装している。その右、1階中央に張り出しているのは戸袋らしい。
この近所には寺が多い。この家の向かいは正洞院、裏手は英信寺である。
近影。2008(平成20)年5月7日
写真左のマンションは1990年頃に建ったが、その前は秩父荘というアパートだったらしい。それを撮影しておけばよかった。写真右手の幅一間ばかりの家は1990年頃まで「大成火災代理店 入吉」の看板が出ていた。
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阿部定が昭和30年代に鶯谷アパートの裏手に住んでいた……とすれば、「鶯谷アパート」の前、「正光社」の角を曲がって「出桁造りの民家」の前を通って「ふじ」の前に出てタクシーに乗る。あるいは通りを渡って「ヤマト電気製作所」の前から乗ったのでしょうか。