ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




左:神山菓子店、品川区東大井3-2。右:松井畳店、東大井3-11。2017(平成29)年6月24日

JR大井町駅の東、東大井6丁目と3丁目の境の道路に「見晴し通り」と名前がついている。「見晴し通り商店会」の旗を吊るしたすずらん灯が並ぶ商店街だが、今はそこの商店は住宅やマンションに替わってきている。駅前の繁華街の商店や大型店には対抗できないわけだろう。
見晴し通りの名称はいつごろからあるのか分からないが、古くからある道のひとつで、かつては品川の海や富士山まで見えたという。戦前築の商店も数軒だが見受けられる。南北に通っている道で、西も東も見渡せたわけで、台地の尾根筋の道である。台地は目黒台の東端であるが、立会川に削られて南に垂れ下がったような形の高台になっている。その標高は15m位。西から流れてきた立会川は大井町駅のところで南に向きを変え、見晴し通りと東海道本線の間の谷を作っている。その部分が暗渠になって「遊歩道公園」になった。
写真の銅板張り看板建築は左のほうが1981年の住宅地図に「神山菓子」とある。横の自販機はその名残だろうか。
もう1軒の銅板張り看板建築は神山菓子店から200m南へ行ったところ。たぶん戦前からやっている畳屋と思われる。



横山アパート。東大井3-11。2017(平成29)年6月24日。松井畳店のすぐ南を東へ入る横丁にある古いアパート。

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