六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

「カレー屋さん?」それでもいいか・・・。そうしておこう。

2013-12-16 14:24:25 | ポエムのようなもの
 カレーをつくろうとして紙袋に玉ねぎやら人参やらじゃが芋を詰めたのをふたつ抱えて歩いていると、若い娘が短パン姿で柔軟体操をしていた。とても健康で明るそうなので、つい、「ほらほら、もっと足を伸ばして」といってしまった。若い娘は「アハハ」と笑っていたので、軽く会釈をして通りすぎようとしたら、その拍子に紙袋から玉ねぎが一個転がり落ちてしまった。
 しゃがんで拾おうとしたが、肋骨の損傷のため巧く拾えない。その娘が飛んできてくれて拾ってくれた。そしてついでに袋の中を覗きこんで、「おじさんちってカレー屋さん?」と尋ねる。「あ、いやまあ、そんなようなものかな」と曖昧に返事をすると、スキップをしながら私と並行して歩き出した。「ねえ、ねえ、今度おじさんちのカレー屋さんにお母さんと一緒にいってもいいかな」という。 実のところ、カレー屋さんではないので、少し当惑したが、こんな明るい娘がその母親と訪ねてきて三人でカレーを食べるのも悪くはないなぁと思い、「うん、いいよ、いつでもいらっしゃい」と答えると、「やったぁ~」といかにも健やかそうに腕を突き出してぴょんと跳ねた。


               

 そこで目を覚ましたのだが、目覚まし時計をセットし忘れていて、予定より寝過ごしてしまったことに気づいた。それにしてもなんという夢か。回春への欲望なのだろうか。その娘の健康そうな肢体は思い出せるが、どんな顔をしていたかはさっぱり思い出せない。
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