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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

春の異変に注目

2008-03-31 11:55:09 | インポート
 今年の春はいろいろ異変があるようです。
 捻れ国会の中で、暫定税率が廃止され、土建屋の懐を潤し、ついでに口利きの道路族議員へおこぼれが環流されていた59兆円が召し上げられることとなりそうです。
 おかげでガソリンが25円安くなるというありがたい話です。

 しかし、道路族議員はこのまま手をこまねいてみているでしょうか。
 自民党や公明党を操縦し、捲土重来、衆院での再可決という手段に打って出るつもりのようです。
 その場合、政府与党は決定的に悪役に回ることを覚悟しなければならないでしょう。
 そうすれば、解散という伝家の宝刀は当分抜けなくなり、進退が窮まることにもなりかねません。
 福田丸は内外からの抵抗の中、難破寸前ともいえます。

 

 もうひとつ面白いのは、あれほど補強を重ね、投打の層の厚さを誇る巨人が開幕三連戦をすべて落としていることです。
 しかも相手は、今期からそのエース(グライシンガー)と四番バッター(ラミレス)を引っこ抜いてきたヤクルトだというから面白いですね。
 私の知り合いにも巨人ファンの方がいて、ヤキモキされているようですが、この三連戦の結果は面白いですね。
 どこかで持ち直さないと、また前のように原監督の首がとびそうですね。

 

 異変というのは自分に被害が及ばない限り、面白いし注目すべきものです。
 異変の中から物事が変わったり、あたらしいものが生まれたりするからです。
 
 まあ、野球の方はどうでもいいのですが、政治の方は二つの方向でこの異変に注目したいと思います。
 まず直接には、なんでも値上がりで国民所得が実質的に目減りしてゆく中で、ガソリンの値下げが定着し、物価上昇抑制のガードとして働いてくれないかということです。
 そしてもうひとつは、59兆円というお金を道路族や土建屋の支配から取り上げて、その用途を民意に添ったものにしてゆくきっかけにすることです。

 そのためには、再可決をして再値上げという目論見を打ち砕かなければなりません。
 自民党さん、公明党さん、そんな無茶をしたら、民意は決定的にあなたたちから離れますよ。

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