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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

【ささやかなよきことふたつみつありて 青き香のせて薫風至る】

2020-05-24 17:41:10 | よしなしごと
先般ここに、蟄居中の私の話し相手はメダカのみと書いたら、私の所属する名古屋の会の会長でもあるMさんが、「ならば私が」とわざわざお電話をくださった。さしたる話はしなかったが、業務連絡とは異なるお互いの近況など話すことができた。
 
 Mさん、日本は愚か世界を股にかけてコンサートにお出かけになる。一日に3つのはしごもあって、ひょっとすると年間365回を超えるのではないかと思われる。それがこの騒ぎでこの3ヶ月ほどのそれはすべて中止。私でさえこの間、4つのコンサートをフイにして寂しがっているのに、と同情するところ大である。
 コンサートの好きな方は実感していらっしゃるように、ライヴは媒体に記録されたものの再現とはまた違った一回性、個別性の緊張感がある。
 
 Mさんのためにも、また表現の場を奪われている多くの演奏家のためにも、この事態が早く収まることを望む。
 Mさん、お気にかけていただいてありがとうございました。
 
そんなこともあって少し元気を取り戻した午後、いつもは車で出かけるスーパーへの買い出しを徒歩で行くことにした。
 というのは、こんところの蟄居ですっかり運動不足になり、「コロナ太リ」になりそうなのと、それと関連するのだろうか、夜、寝付きはマアマアなのだが、しつっこい途中覚醒で一度目覚めたら再び寝付くことができず、悶々とする夜が続いているからだ。結果として3時間ぐらいの睡眠では翌日がもたず、ぼんやり過ごしてしまうことになる。
 それが嫌で、睡眠剤をいつもの3倍、それを酒で煽るような無茶なこともしたが、そんなことは続けられない。
 
 そんなことで少し運動をと思った次第だ。しかし、出掛けに、食品のみならず、買いたい書籍があったのを思い出し、急遽自転車に変更、書店を2軒廻ったがその在庫はなかった。たぶん名古屋のジュンク堂辺りなら即あるだろうし、アマゾンでもすぐ買える。しかし、地元や街の本屋さんを応援しようとしてわざわざこうしてでかけてきているのに、と少し気が重くなる。もちろん、私が買うような本は普通に売れるかどうかわからないから、リスクを背負って在庫などしないのはよく分かる。ウ〜ン。
 
 諦めてスーパーへ。歩きはしなかったが、自転車で10キロ以上は走ったから、マアマアの運動にはなったろう。

https://www.youtube.com/watch?v=q0FdW5GQHjw

 
「11尾いる!」萩尾望都の漫画のタイトルのようだが、またまたメダカの話だ。
 わが家が迎え入れたメダカは12尾だった。それが、2,3日後、脊椎に障害があるノートルとともにもう1尾も姿を消し、結局残ったのは、緋メダカ5尾、スタンダード大1、小1尾、白1,シルバー1,ノワール(黒)1尾の合わせて10尾だと思っていた。
 
 ところがどうだ、今日、底に落ちた木の葉などを取り除く掃除をしていて、ハッと気づいたのだが、全部で11尾いるではないか!どこで誤ったかも明らかだ。最初っから私は、緋メダカは5尾だと思いこんでいたのだが、よく数えてみると6尾いるのだ。
 結局、失われたのはノートル1尾ということになる。
 
 ところでこの緋メダカ、大小はあるのだが、全く個別化できない。
 許せ緋メダカたちよ! ほかはみんなわかるのに、お前たちだけ「緋メダカたち」と集合名詞で呼ぶことしかできない私の感性の粗さを許してくれ!

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