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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

あなた、本当に山上くんを責められますか?

2022-07-14 02:28:49 | 社会評論
 安倍元首相の事件、政治的テロルでもなんでもない「私恨」による殺人事件だった。
 民主主義の危機だと騒ぎ立てたメディアのアホさには恐れ入った。まるで、この国にはちゃんとした民主主義というものがあって、それを破壊されたかのような騒ぎようだった。

 こんな茶番劇はない。むしろ、この国で民主主義(というものがあったとしたら)を徹底した力の論理によって踏みにじってきたのは殺された安倍本人ではないか。モリ・カケ・サクラにとどまらず、彼の横暴はまったく度が過ぎていた。

           

 それを、殺されたからといって、「偉大な政治家」であるとしてナンタラ勲章をやるなんてオロロキモモロキサンショロキだ。

 今回の事件は、カルト教団統一教会によって家庭崩壊を余儀なくされた山上容疑者が、その恨みを、その広告塔であった安倍にぶつけたものである。
 安倍と統一教会は、彼の尊敬する祖父、岸信介の時代から三代にわたって交流があり、信者から吸い上げた金の行方を巡ってもいろいろ取り沙汰されている。
 安倍は、その教団の機関紙の表紙に幾度にもわたって登場し、はしゃぎまくっている。

 だから、山上容疑者が安倍を狙ったことは、見当違いでもなんでもない。
 「だからといって殺さなくとも」とはよくいわれる。正直いって、私だったら殺さなかっただろう。


 しかし、したり顔で、殺さなくとも司法などの手段に訴えるべきだったという人たちに言いたい。ほんとうに司法などの手段で統一教会とつるんだ安倍の悪徳を裁くことができ、これからもできるのか! はっきりいって、そんなことはできはしないのだ。それが権力というものだ。

 できもしないのに、それをいうことは偽善ではないか。
 だから私は、自分だったら殺さなかったろうが、かといって、山上容疑者を責めようとは決して思わない。

 しかし、この事件を巡ってのメディアのデタラメさにはまったく驚いた。客観的に見れば、安倍は少なくとも戦後最低の総理だった。思想、教養、人品、そこからでてきた政策・・・・。
 しかし、それをまったく伝えず、「偉大な政治家」で押し通し、統一教会との腐れ縁も、当の協会そのものが声明を出すまではひたすら隠し続けた。

         

 選挙についても言いたいことはいろいろあるが、またにしよう。
 山上君に、良い弁護士がついて、刑が軽くなることを望む。
 またその裁判の過程で、安倍と統一協会の関係が、その金銭の流れをも含めて、徹底的に明らかにされることを望みたい。

 


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