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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

「ものくるる朋の情けや深き秋」(川柳) 付:辛口の一言

2022-10-21 15:51:39 | よしなしごと
 10月20日、運勢によればさしていい日ではなかった。金運も、恋愛運も、そしてその他の運勢も。ま、そんなもんだろうと覚悟を決めて過ごそうとしていた。

 午前中、宅配便がやってきた。
 六十数年前からのお付き合いのまさに朋輩といえる人からのもので、中身は私の口中から胃の腑までを射抜く日本酒であった。

        

 名古屋市は緑区の山盛酒造「鷹の夢」の二本セットで、うち一本は富山県産の五百万石を使った純米酒(私の好きな酒のタイプです)と、もう一本はALL NAGOYA の純米吟醸酒。
 この後者は、東京のIT 企業に勤めていた六代目が日本酒の魅力に目覚め、家業を継ぐ決意をして後、自ら企画したプロジェクトによるもので、その酒米からすべてを名古屋のもので取り揃えた酒。酒米は名古屋産の「夢吟香」、酵母は名古屋食品工業センターで培養された「FIA-3」を用いたとのこと。

 純米酒の方は、来週中頃のわが84歳の誕生日に開栓しようかな。そして純米吟醸は正月用か。
 Yさんに深謝することしきり。

 さてやはり20日の午後のこと、今度はいつも釣果のおすそ分けをいただく釣り名人からやはりいただきものが。いただくだけでありがたいのだが、すぐ調理できるようにウロコ取りなど必要な下ごしらえがしてあるのがさらにありがたい。
        

 今回頂いたのは、ウマズラハギとサワラ(サゴシ)、それにチカメキントキという魚だ。最後のものは、スーパーあたりにはまず出ない魚で、私自身もその名は知っていたが、身近で見るのも、したがってもちろん口にするのもはじめてだ。

 とても一度には食べ切れないので、夕食にウマズラとサゴシの造りをいただく。サゴシは皮目を炙った造りにする。なお、ウマズラとチカメキントキの肝がサランでくるんで添えられていたので、それらに熱湯をかけ、すぐに冷水にとって少し〆る。こうするとダラッとした肝が形を整え、少ししまりが出てより美味しくなる。
   

 ウマズラとサゴシの中骨はあっさり味のあら煮にする。骨についた身は美味しい。
 チカメキントキは翌日の楽しみとする。

 こうして、当初の占いにもかかわらず、いい一日になった。
 もっとも恋愛運、金運には恵まれなかったが・・・・。
 いや、待てよ、モノくるる朋がらに恵まれているということは、金運に恵まれていることかな。「金運」とはモノに恵まれることの資本主義的な表現に過ぎないのだろう。きっと。
 

 酒と肴にボケてはいるが、一方、ちょっと辛口のことも。以下は、やはり昨20日、とあるSNSに載せた一文。

【その思想において一致しているのだ!】自民党は、旧統一教会の危険性への認識が甘かったので、一部の議員が不注意にもそれとの関わりを持ってしまった、今後はそれと絶縁するということで逃げ切ろうとしている。

 野党の追求は、いや、その関わりはもっと広範囲で深いだろうといった点でのものが多いが、これでは全く不十分なのだ。

 なぜ旧統一教会は自民党に接近してきたのか、また自民党の多くの議員などがなぜそれを受け入れたのか。それは単に、選挙の応援が欲しかったといった利便性によるものだけでは決してない。

 その当該議員たちの一部は、不勉強だから本当に旧統一教会のことを知らなかった可能性もあるのだが、それらをも含めて、とくに自民党が旧統一教会と癒着した最大の要因はその思想的な類縁性によるものであることをはっきりさせなければならない。

 

 男女の結びつきのはじめから(合同結婚式)そこで形成される家庭に至るまで、教父の差配で執り行われる家父長的イメージは、まさに、自民党の抱く家族観、国家観と深い親和性をもっている。教会が、「父母」とか「家庭」をキーワードにするのも、そうした信念に根ざしている。

 また、日本神道以外で憲法改正を訴える宗教も珍しい。

 だから、旧統一教会と自民党の癒着はそのきっかけにおいては様々な偶然を含むとしても、それをも貫いて必然的にしてかつ確信犯的な結合なのだ。

 安倍はまさにその真っ只中にいて差配をしていたし、死者をかばうふりでそれを不問に付そうとする岸田もその追随者たることは明らかだ。

 

 

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