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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

【黄色い曼珠沙華を見つけた!】

2007-10-02 02:47:31 | フォトエッセイ
 月に一度顔を出している勉強会の有志が新美南吉ゆかりの「ごんぎつねの里」へ曼珠沙華の大群生を見に行くという。
 私は他に予定があって残念ながら参加できないが、一度は見たいものだなどと考えて歩いていたら、向こうの神社の境内に何やら赤いものが・・。


 

 大した群生ではないが間違いなく複数の曼珠沙華が咲き誇っていた。
 折からの雨上がりで、その色がいっそうあでやかに見える。

 

 さっそくカメラに収める。
 あまり拡大すると何やら鬼気迫るものがある。

 

 この花、気がつくとすっくり咲いているようなところがあるのだが、よく辺りを見回してみたら、まるでアスパラガスのように芽吹いたばかりのものを見つけた。

 

 こちらはもう少し大きくなってまさに花開かんとしているつぼみである。

 

 そして、そしてである。少しでも緑の多い道をと狭い生け垣沿いの道を歩いていたら、その生け垣の中の畑の隅に、それがあったのだ。
 そう、話しには聞いていたが見たことがなかった黄色い曼珠沙華である。

 

 さっそく生け垣の間から蜘蛛の巣を払いのけながら侵入し、それをカメラに収めた。
 後から見て、もっと全体像が分かるものがあればと悔やんでいる。
 でもその時は黄色い花ということに夢中だったのだ。

 なんだかとっても得をしたような気になった帰り道、ふと少年時代に聴いた歌謡曲の一節が頭に浮かんだ。

  ♪赤い花なら 曼珠沙華
   阿蘭陀屋敷に 雨が降る
   濡れて泣いてる じゃがたらお春
   未練な出船の あゝ鐘が鳴る
   ララ鐘が鳴る


 

 「長崎物語」という歌で、戦前からあったものを戦後リメイクしたと聞いたが、戦後になってから私が聞いたものは誰が歌っていたのだろうか。
 渡辺はま子だったろうか。

 そしてこの作詞者は、黄色い曼珠沙華もあることを知っていたのだろうか。

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2 コメント

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Unknown (サンコ)
2007-10-04 08:22:46
ごんきつねのふるさと、半田の矢勝川の堤の彼岸花

は、100万本というだけあって、なかなかのみも

のです。黄色い花もありましたよ。但し、あれは、オーレアと言う花だそうです。ピンクのは、キツネノカミソリ、や、スケアミゲラというもの。

赤い花の群生の中、白い花がありました。これは、彼岸花の白だそうです。


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Unknown (六文錢)
2007-10-05 15:54:32
 同じ日に、同じところへ行った人がいましたので、「変なこと言って歩いている年配者の集団に会いませんでした?」と尋ねたら、年配者ばかりでどれがそれかはわからなかったとのことです。 
 
●雑学<この花の呼び方各種> 

ヒガンバナ、マンジュシャゲ、シビトバナ、キツネバナ、キツネノタイマツ、キツネノシリヌグイ、ステゴグサ、シタマガリ、シタコジケ、テクサリバナ、ユウレイバナ、ハヌケグサ、ヤクビョウバナ、ハミズハナミズ、ノダイマツ、カエンソウ、シビレバナ、ドクバナ、ニガクサ、ジゴクハナ 

○学名はリコリス。リコリリスはギリシャ神話に登場する海の女神、一説にはローマの詩人ガッルスの恋愛悲歌に登場する女優でアントニウスの愛人の名前とも。
 ヒガンバナ属には約30の分類群(品種)があるが、日本にはショウキズイセン(黄色花)、シロバナマンジュシャゲ(白色)、アケボノショウキラン(黄橙)、ナツズイセン(桃色)、オオキツネノカミソリ(橙色)、キツネノカミソリ(橙色)、ヒガンバナ(赤色)の7つが野生
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