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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

おせち以後の私の食べ物たち

2024-01-16 17:24:57 | 写真とおしゃべり
昨今のおせち料理は正月を寿ぐ祝宴ムードにあふれるものである。もちろんそれが本意だろうといわれればそれまでだが、かつてのそれにはもう一つの要因があった。
それは、調理というものが主婦の必須専業であった時代、せめて正月ぐらい連日の調理作業から解放してもという世間全体の心配りのようなものであった。
だから、伝統的なおせちというのはほぼ保存食が主体である。海産物や魚介類でも、鮮魚は含まれない。数の子、タツクリ、昆布や身欠きにしんなど乾物化したものが多い。
かつては、それで少なくとも三が日は済ませる場合が多かった。
私が作ったおせちも、母譲りの伝統的なものを中心としているので、どれも日持ちがするものばかりだった。もちろん毎日同じでは飽きがくるが、その代わり、品数を多くする。
ちなみにわが家では、おせちを食べ尽くしたのは5日だった。その間、他のものを口にしなかったわけではない。不足しがちだった青菜類をサラダにしたりもした。
ここに載せるのはそうしたおせち以後、今年食卓に載せたものである
写真キャプションを参照されたい。
 
     
ある日の夕餉 蓮根キンピラ煮、じゃがいも白煮、生わかめとしらすの酢の物、メインディッシュは昨秋頂いて食べきれなかったものを冷凍しておいたヒラマサと大根の炊合せ。
 
     
切り海苔が切れていたので、焼き海苔一枚を使ったためすっかり黒くなったが、山かけそばである。輪切りは、出汁と一緒に煮て装飾にした。
 
     
力うどん(=うどんプラス餅)があるのなら、「力ラーメン」があってもいいのではという発想から・・・・。出汁はあっさりめに。わが家の餅は、既製品ではなくのし餅を切ったものだから美味しい。
 
     
見た目は贅沢そうな夕餉。ニシン刺し身、大根、豆腐、厚揚げの味噌おでん風、アンコウの肝、大根の皮を捨てずに短冊風にして塩もみの即席漬物。アン肝と大根の皮には柚子をたっぷりと。ニシンもアン肝も各300円だったからそんなに贅沢ではあるまい。
 
     
野菜しか見えないが、なかは餅で野菜たっぷりの雑煮。餅は先程述べたのし餅だから格別。
 
 
 

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