梅雨は明けたが気の浮かぬことが多い。
先ごろ、私自身が健康上の重大な嫌疑を受けたが、小規模な施術と自宅軟禁の結果、推定無罪で放免されたことはこの日記でも述べた。
それと引き換えのように、以前はよく会い、今はネット上でやり取りしている親しい若い友人が入院のはめに至った。しかし彼も無事退院して予後の過程にある。
それでホッとしたのもつかの間、今度は半世紀前からの友人(女性)が入院してしまった。1950年代からのつかず離れずの関係といったら幼なじみのようなものである。
しばらく前から体調の不良を訴えいて、その病因が判明しての入院だから一歩前進とはいえるが、やはり、自分を励ましながら入院してゆく人にめでたいとは言えず、ただただ「早くお帰り」としか言えない。
原発の問題も気にかかる。
10万を越える人たちが避難生活を強いられ、子どもたちの健康がまるで人体実験のようにないがしろにされている時、そして、福島第一の後始末だけで数十年を要するというときに、原発再稼働の画策が進んでいる。
その最たるものは九電だが、仕込みのサクラ公聴会とやらせメールで舞台を整え、しかるべく地方自治体の承認という手はずだった。
いち早く再稼働を承認した玄海町長(あとで慌てて取り下げたが)は九電のファミリー企業の実質的なオーナーで、助成金の還流や九電の下請け仕事で17億の収入をを得ていることが判明した。
また、佐賀県知事には九電幹部からの「個人献金」が何年間も継続していて、それは「個人」の意志を装いながら、代々「業務上?」の引き継ぎ事項となっていることも判明している。
再開派の主張は明確で、「経済のために」である。おそらくこの経済には玄海町「岸本組」の17億円も入っていることであろう。
もちろん念頭には自動車産業や重化学工業も含まれていることだろうが、しかし、この主張には極めて傲慢なものがある。
被曝地の農民や漁民が、その作業すらままならず、また生産や収穫をしても市場に出荷できないでいることは広く知られている。
それを尻目に「経済のために」というのは、農民や漁民の一次産業は経済ではないということになる。彼らは「経済」の外にいるのか?
ものの生産の基本はまず自然を対象としてそこから人間にとっての有用物を採取し、その基礎の上にそれらを加工したり流通させたりするするのが経済活動であることは中学生程度の常識である。だから、加工業や流通業が第二次とか第三次と言われるのに対し、自然を対象とした生産者は「第一次産業」といわれるのだ。
その第一次産業を破壊し、その復旧のめどさえついていない時に叫ばれる「経済」とはなんなのか?
ここには零細主体の第一次産業切り捨ての「経済」という傲慢さがある。そこには、時折は食料の自給率低下を嘆いて見せながら、実際には「そんなこと知るもんか」という本音がある。今や「経済」は、そこで人々がものを採取したり生産したり流通したりする現実的活動ではなく、「株価」に還元されているのだ。
またまた長くなってしまったが、公私共に不快な折、一日、岐阜の山間部に逃避した。
場所は板取アジサイロード、これでもかというほどの紫陽花と渓谷美、古い杉株の奇っ怪なオブジェが見ものであった。
岐阜県人の私は、やはり山や渓が好きである。若き日々、アマゴやイワナを追っかけてそれらに分けいった思い出は今もくっきりと脳裏に刻まれている。
入院した友の苦痛が少ないことを、そしてより早い帰還を祈りつつ・・・。
先ごろ、私自身が健康上の重大な嫌疑を受けたが、小規模な施術と自宅軟禁の結果、推定無罪で放免されたことはこの日記でも述べた。
それと引き換えのように、以前はよく会い、今はネット上でやり取りしている親しい若い友人が入院のはめに至った。しかし彼も無事退院して予後の過程にある。
それでホッとしたのもつかの間、今度は半世紀前からの友人(女性)が入院してしまった。1950年代からのつかず離れずの関係といったら幼なじみのようなものである。
しばらく前から体調の不良を訴えいて、その病因が判明しての入院だから一歩前進とはいえるが、やはり、自分を励ましながら入院してゆく人にめでたいとは言えず、ただただ「早くお帰り」としか言えない。
原発の問題も気にかかる。
10万を越える人たちが避難生活を強いられ、子どもたちの健康がまるで人体実験のようにないがしろにされている時、そして、福島第一の後始末だけで数十年を要するというときに、原発再稼働の画策が進んでいる。
その最たるものは九電だが、仕込みのサクラ公聴会とやらせメールで舞台を整え、しかるべく地方自治体の承認という手はずだった。
いち早く再稼働を承認した玄海町長(あとで慌てて取り下げたが)は九電のファミリー企業の実質的なオーナーで、助成金の還流や九電の下請け仕事で17億の収入をを得ていることが判明した。
また、佐賀県知事には九電幹部からの「個人献金」が何年間も継続していて、それは「個人」の意志を装いながら、代々「業務上?」の引き継ぎ事項となっていることも判明している。
再開派の主張は明確で、「経済のために」である。おそらくこの経済には玄海町「岸本組」の17億円も入っていることであろう。
もちろん念頭には自動車産業や重化学工業も含まれていることだろうが、しかし、この主張には極めて傲慢なものがある。
被曝地の農民や漁民が、その作業すらままならず、また生産や収穫をしても市場に出荷できないでいることは広く知られている。
それを尻目に「経済のために」というのは、農民や漁民の一次産業は経済ではないということになる。彼らは「経済」の外にいるのか?
ものの生産の基本はまず自然を対象としてそこから人間にとっての有用物を採取し、その基礎の上にそれらを加工したり流通させたりするするのが経済活動であることは中学生程度の常識である。だから、加工業や流通業が第二次とか第三次と言われるのに対し、自然を対象とした生産者は「第一次産業」といわれるのだ。
その第一次産業を破壊し、その復旧のめどさえついていない時に叫ばれる「経済」とはなんなのか?
ここには零細主体の第一次産業切り捨ての「経済」という傲慢さがある。そこには、時折は食料の自給率低下を嘆いて見せながら、実際には「そんなこと知るもんか」という本音がある。今や「経済」は、そこで人々がものを採取したり生産したり流通したりする現実的活動ではなく、「株価」に還元されているのだ。
またまた長くなってしまったが、公私共に不快な折、一日、岐阜の山間部に逃避した。
場所は板取アジサイロード、これでもかというほどの紫陽花と渓谷美、古い杉株の奇っ怪なオブジェが見ものであった。
岐阜県人の私は、やはり山や渓が好きである。若き日々、アマゴやイワナを追っかけてそれらに分けいった思い出は今もくっきりと脳裏に刻まれている。
入院した友の苦痛が少ないことを、そしてより早い帰還を祈りつつ・・・。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4060.html
この暑い中で黒いスーツを着て就職活動をしている学生さんたちにとって、この発言はどんなにショックを与えたでしょうか。「雇用は守れない」という言葉はどんなに強烈でしょうか。経団連の会長だって、そんなことはしたくないはずです。
円高は79円にまた達しました。アメリカの失業率は増加していることが先週発表されました。LG、サムスン、ヒュンダイにどんどん追いつき追い越されようとしています。韓国は法人税安く、「電力料金安く」、ウオンは安く、市場を開放しどんどんFTA、EPAを締結しています。日本人は今の豊かさにおごれていて、ハングリー精神、危機意識を失っています。
少なくとも、韓国より電力料金を安くしないといけません。
現実に被曝で苦しんでいる人たちへの想像力のかけらもありませんね。
←そんなことはないと思いますよ。今回の被害者の救済の問題と、将来のエネルギー問題とは別問題です。
汗だくで就職活動している若者の将来への想像力をもつことをお勧めします。そして、中韓とのハンディ(法人税など)に苦しみながら、コストカットに汗だくで働いている会社員の苦労は、決して福島の被災者の苦しみと差があるものとは思えませんよ。
bbさんもおっしゃるように、九条護。さんの「経済」というのがますます分からなくなります。
国土の五分の一が放射能に汚染されといる中で、しかもその収拾が数十年に及ぶというとき、なおかつ、「血を流すことも、小泉さんではないが、痛みに耐えることも」覚悟の上で原発の危険性に耐えながら維持する「経済」というのは「美しい、豊かな日本を守り、子々孫々に繋いでいく」事とは全く正反対ではないですか?
「美しい、豊かな日本を」破壊し、「子々孫々に」放射能の被害を「繋いでいく」「経済」はやめましょうといっているのです。
農民や漁民の第一次産業を破壊するような「経済」はやめましょうと言っているのです。
Tさんが仰っているように人間の知恵はそれらをクリアーする能力を持っています。
その他のアルタナティヴな手立てがあることが各方面から指摘され、さらにそうした代替えエネルギーの開発に力を合わせて取り組もうという折に、それほど原発に固執されるのはどうしてですか?
疑いたくはありませんが、やはり、核兵器への転用の保証を手元に置きたいからですか。
これも繰り返しですが、九条護。さんには現実に被曝で苦しんでいる人たちへの想像力のかけらもありませんね。やはり、「経済」のためには「痛みに耐え」ろということですか?
<経済>というコトバは、「経世済民」(世をおさめ、民を救う)をつづめたもの、と教えられました。原発は、<経済>ではありませんね。
http://s.nikkei.com/qZbgeA
人間にはイナーシャを乗り越える知恵がありますね。
燃料代がかかるからと政府にその費用を請求している中電のようにまだ動かしていない火力発電がたくさんあります。
←地球温暖化とやらで止めたのではなかったのですか?火力発電所を再起動するには大きな経費がかかります。特に、今は原油価格が高騰していることをご存知でしょうか?その経費が電力料金の値上げで跳ね返ってきてはたまりません。浜岡を再開してほしいです。
美しい、豊かな日本を守り、子々孫々に繋いでいくには、十分な国力が必要です。特に資源のない日本では、時には、血を流すことも、小泉さんではないが、痛みに耐えることも必要です。日本は経済力こそが生命線です。資源も平和も水もタダでもらえるという日本人の大きな誤解を感じます。資源も水も平和も力で勝ち取るものです。これからの時代、水と資源については特にそうです。世界の人々の目は決して日本人に対して好意的ではありません。すきあらば、と目を光らせています。海外で差別されて見ればわかります。
利害得失の歴史的事実を前提としながら、新たな国際的均衡を生み出す努力しなければならないということだと思います。
←新たな国際的均衡とは何なのでしょう。お題目では平和は守れません。前原誠司君と机を並べて聞いた故高坂正堯先生の講義を思い出します。
これと別に、自家発電の電力(現在稼働しているのは54㌫)は3259万?。
これだけでも十分に賄えるのですが、その他に燃料代がかかるからと政府にその費用を請求している中電のようにまだ動かしていない火力発電がたくさんあります。
ということを今、「モーニング・バード」が報じました。またこの番組の月曜に登場の青木理さんが、玄海町長のことにも触れました。青木さん、パージさないように!