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「朝日」「天声人語」の無知と思い込み

2022-04-09 16:52:26 | 歴史を考える
 今日の「朝日」の「天声人語」は、 ロシアでは戦争支持が8割を超え、わずか十数%しか反対者はいないと言う事実に驚いている。そしてその要因としてロシアのメディアが国民に実情を伝えていないからだとしている。
 
 そんなの当たり前じゃないか。かつての戦時中の日本を考えても見たらすぐわかる。戦争に反対する人は 果たして十数%もいたろうか。そして、国民には戦況の実情が本当に伝わっていたろうか。そんな事は決してない。

 ミッドウェイ開戦のボロ負けで、その後は敗退の連続だったのに、大本営発表は「我が軍の大勝利、当方の損害は軽微」で、それを各メディアは報じ続けたのだ。
 その筆頭に「朝日」がいたことはいうまでもない。

      


 にもかかわらずロシアの例を、なにか鬼の首でも獲ったかのように言いたてる。戦争というものはそういうものなのだ。そして、戦時下で大きな顔をして報道できるのはそういう許されたメディアだけなのだ。

 ここには、歴史的に自分たちが果たしてきた行為がまさにフェイクニュースのバラマキそのものであったことへの無知がある。さらにいうならば、ロシアという国のみがとりわけそうなのだという検証を欠いた思い込みがある。 

 そんなことだから「朝日」は、一方では安倍の悪口を書きながらも、もう一方では安倍の親衛隊のような幹部記者が、他誌が書いた安倍に取材した原稿を予め検閲しようとして、恐喝まがいの申し入れをしたりするのだ。

 


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