ご覧のように、なんの掲示もありません。
いつもはこんなことではないと思うのですが、いくぶん気になります。
設置してある場所があまり人通りがないところなのです。
地域の鎮守様の前なのですが、通りかかるのは一日、ン百人、たぶん3百人以下だと思います。
前には、近くのお寺の報恩講のお知らせなどが貼ってあって、政教分離から観てどうなのかなと思ったこともあります。まあ、地域のことですからいちいち目くじらを立てることはないのですが、自治体によっては、「政治的・宗教的な内容のものや営業、営利的なものなどについては使用できません」という項目を設けているところもあるようです。
それはともかく、管理維持などはどうなっているのでしょう。
たぶん税金で賄われているのでしょうね。
もし何かが貼られているとしても、回覧板といっしょについてくる「広報ぎふ」という冊子とほぼ重複しているようなので、必要性があるかどうかも問題になるでしょうね。
一方、都市郊外の片田舎とはいえ、アパートやマンションが増え、自治会に入っていない人には回覧板などが行かないとも聞きますから、こうした設備も必要かもしれません。
しかし、そうした人たちが昼なお淋しげなここまで、わざわざそれを見に来るでしょうか。
などと、どうでもいいことを考えてしまうのは年寄りの悪い癖ですね。
ちなみに、岐阜市のHPで広報板を検索したところ、広報板設置助成事業にかかわる平成20年度の所属長の評価は以下のようになっていました。
◆有効性(政策、施策への貢献度)
大いに貢献している
地域の広報板として地域コミュニティ、行政の広報の一役を担っている。
◆達成度(成果及び事業効果)
十分に上がっている
地域の広報板として地域コミュニティ、行政の広報の一役を担っている。
◆妥当性(実施方法等の妥当性)
妥当である
地域の広報板として地域コミュニティ、行政の広報の一役を担っている。
◆総合評価
現状で継続する
地域の広報板として地域コミュニティ、行政の広報の一役を担っている。
4項目の評価内容の文章が一言一句同じなのはやはりお役所の作文だなぁという気がします。
今後も前を通りかかった折には、広報板ウオッチングをしてみようと思います。
誰も読まないはずのどうでもいい文書を麗々しく掲げるのもまたお役所の仕事なんでしょうか。
こんなことをしていると、役人の数を半分にしろという橋下氏のいささか乱暴な主張が説得力をもってしまうことに、当の公務員の皆さんも気付くべきでしょうね。