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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

ロンドン・パリ駆け足旅 覚書き 2

2018-08-14 16:31:36 | 日記
第三日  8・3
 
 地下鉄でピカデリー・サーカスへ 
 近くの日本館(日本食材館)へ寄るが大して郷愁が湧くわけではない 
 徒歩でトラファルガー広場へ 

   

 眼の前にナショナル・ギャラリーがあったが、宗教画などがやたら多いと聞いていたので入らず、代わりにすぐ近くのナショナル・ポートレート・ギャラリーに入る これは大正解で面白かった ようするに英国歴代の著名人の肖像画で、シェークスピアもニュートンも、近くはチャーチルからダイアナ妃まである 音楽家ではヘンデルが バッハやモーツアルトはないのかと案内人に尋ねたら、そんなものあるかいナとにべない返事 やはり英国人オンリーのようだ 
 さて、下に出てくる英国の著名人の肖像、一人だけ後に米国に渡って名を成した人がいるが、英国にいわせればあくまでもおらが国の出身ということか

     
   
 
 近くのセントマーティンアカデミーの地下でギネスを飲みながら昼食 ここは学食や社食のように、これ、これと指差すものをトレイに乗せてくれて、その列の最後で会計というシステム 盛り付けなどはいささか乱暴だがうまくてしかもリーゾナブルな価格が良い


 
 ホテルへの帰途、初めて2階建てバスの二階最先端に乗る エアコン無しで暑いことこの上ないが、この高さから見下ろす景色は最高 トラファルガー付近は各バス路線のひとつの集結地と見えて、どちらを観ても二階建てバスがひしめいている



 一度ホテルへ帰り休憩してから、ホテル近くの大英図書館を経由してセント・パンクラス駅へ散歩
 大英図書館はマルクスが資本論を書き上げたところとして知られているが、実はマルクスが利用したのは大英博物館の図書室で、その後それらは現在地(セント・パンクラス駅の西)に統合され大英図書館となったものである


 
 ところで、セント・パンクラス駅であるが、え?なにこれ?なんでこの新ゴチック様式の建物が機能本位の鉄道の駅なの?隣の大英図書館の方がよほど駅らしいじゃん・・・・といった感じの威風堂々たるもの
 だが、中は機能的に作られていて、パリやブリュッセルなど英仏海峡トンネルを経由しての国際線の発着の場でもある
 駅ピアノでは、中年の紳士が、ポピュラーをジャジイにアレンジしたような曲を弾いていた 
 また、大時計の下には高さ9メートルという熱烈キッスの像があり、その熱烈ぶりはともかく、そのデカさに圧倒される


   

 
 実はここへ来たのは、最終日、ここからパリへ行くための発着場所や出国手順の下見を兼ねたものだったが、とても壮大で面白い駅である

【歩行距離9キロ 14,620歩】



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