久々に衝動買いをしてしまった。
アルゼンチン・タンゴなどのCD三枚である。
アルゼンチン・タンゴが好きだ。
コンチネンタル・タンゴも嫌いではないが、ヨーロッパ色に染められたそれよりも、ワイルドな匂いがプンプンするアルゼンチン・タンゴが好ましい。
かつては、ラジオなどでもそこそこ聴くことができ、紅白でもしばしば歌われたりしたそれだが、どういうわけかここのところすっかりマイナーなジャンルになってしまった。
むしろ、クラシックの分野で、アストル・ピアソラの「リアルタンゴ」などをマルタ・アルゲリッチやヨーヨー・マの演奏で聴くことはできるが、それもまた、タンゴ特有の「俗性」を削ぎ落したかのようである。
ディスカウントのようなCDの売り場でそれらを見つけ、思わず「聴きたい!」という衝動に駆られ、手が伸びたのもそのせいがある。
バンドネオンがリズムを刻み、バイオリンがすすり泣き、その間を転がるようなピアノの旋律が行ったり来たりする、そこにしばしば哀愁を帯びた歌声が加わる。
もともと、ブエノスアイレスの港町にたむろする女たちのセックス・アピールを喚起する音楽、それに合わせて、船員など根無し草の男たちが吸い寄せられる音楽、そこには、恋愛、結婚、家庭、子育て、などといった生産性に基づく男と女との出会いとは全く異なる、デラシネたちの出会いと別れが一夜の火花となって交錯している。
そしてそれが、アルゼンチン・タンゴの魅力だと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=SO6KmbyB88Q
買ったCDのうち一枚は、フランシス・カナロ、ファン・ダリエンソやカルロス・ディ・サルリなどの大御所の演奏を集めたアンソロジー(というかごった煮)、そしてあとの二枚は、ピアソラ以降の若き才能と言われるアトス・バッシーシを中心としたもの。「TANGO MANIA」は伝統的なタンゴの曲集で、バッシーシのバンドネオンとイレーネ・ヴィオーニの歌(これがかなりいい)が入り、「TANGO NEGRO」はバッシーシの作曲になる叙情的なネオ・タンゴの曲集。
バッシーシは、実はイタリア人だが、ラテン民族の血のせいか、それなりにパッショネイトな演奏を聴かせる反面、しっとりとした曲やジャジィなものも作っている。
なんたって三枚合わせて1,500円だから浪費のうちには入るまい。
それに今日は、一週間前に首周りの手術をした抜糸の日だからその祝いだ。
アルゼンチン・タンゴなどのCD三枚である。
アルゼンチン・タンゴが好きだ。
コンチネンタル・タンゴも嫌いではないが、ヨーロッパ色に染められたそれよりも、ワイルドな匂いがプンプンするアルゼンチン・タンゴが好ましい。
かつては、ラジオなどでもそこそこ聴くことができ、紅白でもしばしば歌われたりしたそれだが、どういうわけかここのところすっかりマイナーなジャンルになってしまった。
むしろ、クラシックの分野で、アストル・ピアソラの「リアルタンゴ」などをマルタ・アルゲリッチやヨーヨー・マの演奏で聴くことはできるが、それもまた、タンゴ特有の「俗性」を削ぎ落したかのようである。
ディスカウントのようなCDの売り場でそれらを見つけ、思わず「聴きたい!」という衝動に駆られ、手が伸びたのもそのせいがある。
バンドネオンがリズムを刻み、バイオリンがすすり泣き、その間を転がるようなピアノの旋律が行ったり来たりする、そこにしばしば哀愁を帯びた歌声が加わる。
もともと、ブエノスアイレスの港町にたむろする女たちのセックス・アピールを喚起する音楽、それに合わせて、船員など根無し草の男たちが吸い寄せられる音楽、そこには、恋愛、結婚、家庭、子育て、などといった生産性に基づく男と女との出会いとは全く異なる、デラシネたちの出会いと別れが一夜の火花となって交錯している。
そしてそれが、アルゼンチン・タンゴの魅力だと思う。
http://www.youtube.com/watch?v=SO6KmbyB88Q
買ったCDのうち一枚は、フランシス・カナロ、ファン・ダリエンソやカルロス・ディ・サルリなどの大御所の演奏を集めたアンソロジー(というかごった煮)、そしてあとの二枚は、ピアソラ以降の若き才能と言われるアトス・バッシーシを中心としたもの。「TANGO MANIA」は伝統的なタンゴの曲集で、バッシーシのバンドネオンとイレーネ・ヴィオーニの歌(これがかなりいい)が入り、「TANGO NEGRO」はバッシーシの作曲になる叙情的なネオ・タンゴの曲集。
バッシーシは、実はイタリア人だが、ラテン民族の血のせいか、それなりにパッショネイトな演奏を聴かせる反面、しっとりとした曲やジャジィなものも作っている。
なんたって三枚合わせて1,500円だから浪費のうちには入るまい。
それに今日は、一週間前に首周りの手術をした抜糸の日だからその祝いだ。
ファン ダリアンソなどなつかしく、私もヨーヨーマのとピアソラ自身のをIpodで聴き比べそれぞれに美しいけど、やっぱりピアソラだなぁ~と思いました。
昨日人に譲ったIpod nanoのことで気になって(発火事件)appleに電話しましたらその対応の速さと的確さにびっくり!六文銭さんはずっとappleとお聞きしていますので、今頃何を言うか!と叱られそうですね。
首の件、後ろ側にできた脂肪の塊をとっただけですから大したことはありません。ちょっと大きかったので手こずっただけです。
でも今はすっかり良くなり、お風呂にもまともに入れるようになりましたのでご安心ください。
タンゴ、一時期良く聴いたのですがここのところご無沙汰していました。それをつい、店頭で見かけたので、手に入れた次第です。
すっかり気に入って聴いています。
アップルのサポートや対応については年々良くなっていますね。
名古屋のアップルストア(松坂屋前)へ行っても、冷やかしで覗いただけでも丁重に、しかも売らんかなの押し付けがましさもなく応対してくれるので感心しています。
最初にいかついアップルのパソコンを買ってからまもなく20年で、いまのMacBook Air は実に5台目になります。
その昔名大にタンゴ研究会みたいなのがありませんでしたか?
ある時のパーティーで、当時学生の北海道T夫妻がじっと見つめあい、熱く踊っていたのを思い出します。
私も中古のジャケ買い(若ぶって)が好きで、最近細密画のジャケットのカラヤンのシェヘラザードLPを買ってうっとり眺めています(プレイヤーが故障中)
アップル20年、5台目すごい!!
六文銭さんはデザインやら装丁やらいろいろなさるので、どうしてもアップルなんでしょうね。
あばママさんから送っていただいた、遊民5月号の清らかな表紙に見とれていました。