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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

【六の徘徊日記】郵便局の帰りに

2011-08-16 22:46:06 | よしなしごと
 徒歩でも10分もすれば行けるので、私がよく利用しているかつてのいわゆる特定郵便局へ出かけた。小さな郵便局だから「お盆でお休みです」なんてあるかも知れないなと思ったが、ちゃんとやっていた。ポストではすまない用件だったのでやれやれと思った。

          
            オクラの花はきれいだしどこか妖艶でもある  

 ここんところ、右足の調子が悪い。膝や股関節の調子というより筋肉痛である。内服薬や貼り薬など動員しているがどうもいまいちである。
 それと、この間、パソコンの前で缶詰状態で期限の迫った文章を書いたり、締切のある仕事をしたりでまったくの運動不足状態なのもよくないのだろう。

        
         芙蓉の花はその名の音感に似つかわしいような気がする

 郵便局で用件を済ませて足の具合を確認したが、どうやら調子は良さそうだ。
 それではと、せっかく外出したのだから少し遠回りをして散歩も兼ねることとした。
 あの、玉音放送を聴いてからもう66年になるのだなあとふと思った。
 いがぐり頭の軍国少年が、お仕着せの白いシャツを着て、20名ぐらいが取り囲むラジオの方を向いてちょこなんと座っていたあの夏・・・。
 あの日も暑かった。

        
           蓮の実はキョトンとしていてユーモラスな感がある

 この暑さの中でも植物たちは元気だった。
 それを携帯のカメラに収めたりしていたのだが、帽子を被っていても頭のてっぺん辺りがチリチリする。
 四年前、観測史上最高温を記録した日に、なかば熱中症に陥って危うくダウンしそうになった(12時間の睡眠で復帰)のを思い出し、自宅へと急いだ。

 蝉時雨が「お帰り」と迎えてくれた。
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5 コメント

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Unknown (只今)
2011-08-16 23:00:47
 
 蝉時雨と言えば、
 今年こそ、
 “今年また蝉の終りの日を知らず”
 ということにならないように耳澄ませましょう。
 
 口ついて出る蝉の句。
 “蝉時雨幹には鳴かぬ蝉もいる”
 “蝉時雨より離れたる蝉のあり”
  そして共同体の崩れた今では殆ど見られなくなった風景。
 “村じゅうの蝉を鳴かせて喪の煮炊”
返信する
Unknown (九条護。)
2011-08-17 07:06:36
戦争を知らない世代ですが・・・

蝉しぐれ  
誓も新た
護れ九条

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Unknown (にんじん)
2011-08-17 09:00:18
 
稚気溢れる句にスノップ返歌を。
 “守るとか 安全だとか 万弁も
  言われてももう 騙されまいぞ”
 
返信する
Unknown (maotouying)
2011-08-17 12:54:50
“村じゅうの犬を鳴かせて喪の煮炊”

そういえば、こちらで蝉の鳴き声を聞いたことはないですね。今はコウロギがよく鳴いていますが。

村の結婚式や葬儀の煮炊きは、庭でやりますから、おこぼれにあずかろうと犬があちこちから集まってきます。

習俗なんでしょうね、この煮炊きはすべて男性がやります。女性はせいぜい下ごしらえや洗い物。まったく姿を見せないケースも多いです。
返信する
Unknown (六文錢)
2011-08-18 02:36:18
>只今さん
 私の「蝉時雨」に関する句は、旧作の川柳ですが、
   玉音にわれ関せずと蝉時雨
 です。

>九条護。さん
 定形(5・7・5)にするための添削です。
 
   蝉時雨不戦の誓いあらたにす

>にんじんさん
 その返歌は原発絡みでしょうか。
 後援会長が北電元会長の高橋知事が忠誠を顕にしたようですね。

>maotouyingさん

  “村じゅうの犬を鳴かせて喪の煮炊”
 この受けというか本歌取りというかとてもいいですね。
 元句がなくても十分通用しますね。しかも中国の集落の匂いをのせて。
 
 葬儀で男性が煮炊きをするシーン、中国映画がまだハリウッドに絡め取られない時代の映画で見た覚えがあります。
 どの映画だったかは思い出せません。
 集落の人々が集い、庭で煮炊が行われるシーンでした。
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