今日の「朝日俳壇・歌壇」、時節柄、「時疫(ときえき)に心ならずも春ごもり」などの句が目立ち、とりわけ時事性の高い短歌ではそうしたものが目立った。
そんななか、歌壇の方の常連で、毎週のごとく秀歌が採られていた諏訪兼位さんの遺作とともに、その訃報が伝えられていた。
名古屋大学理学部長、日本福祉大学学長などと、名古屋地区に縁が深かった地球学者で、文系理系の垣を超えて思考し表現する人だった。
写真は、その第二歌集「若き日のヘーゲル」を掲げる同氏。私よりちょうど10歳上の享年91歳、三月一五日がに亡くなられた模様。
パレスチナのガザはガーゼの語源の地 人間(ひと)の業(ごう)深しいまも血塗られて は数年前の作品らしい。 ご冥福を!
なお、最近掲載が減っていた富山の松田梨子・わこの姉妹、わこさんは大学入試を突破し、梨子さんの方は就活が始まる春らしい。