たった2日の入院で帰ってきたら、うちの周りがなんだか騒々しい。
うちのすぐ真ん前、建築中だったドラッグストアーが開店したのだ。
数人の警備員が来客の車を駐車場へ導入しているのだが、すんなりとは入りきれない車が、路上でもたついている。車は一方からのみではなく、対向車線側から来るのもあってよけいややっこしくなる。
朝夕以外はそれほど交通量の多くない片側一車線の道路だが、それでも岐阜市の中心部から南へ至る数本の主要道路のうちのひとつで、朝夕は多少の渋滞もあるほどだ。
だから、昼間の時間帯でも、あまりもたつくと後ろに車が連なる。この店目当てに来た車はいいが、そうではないのは、日頃との違いに驚く。そして気の短いのがクラクションを鳴らす。こういうときのクラクションって、ほんとうに苛ついているのが手に取るようにわかるものだ。
警備員が必死に謝る。だいたいがいい年のおっさんたち(後で気づいたら女性もいた)だから、ペコペコするのも仕事のうちとはいえ、なんだか気の毒だ。
しかし、これは序の口で、夕方のラッシュ時はもっと大変だった。両側が渋滞。この時間に車で出る用件はなかったからいいが、わが家の車の出し入れも大変だと思った。
やはりクラクションが鳴って、警備のおっさんが謝って・・・がしばらく続いた。
夜になってもなんだかまわりが明るい。ドラッグストアと駐車場の照明が消えない。よくみたら、この店、夜10時までの営業だとのこと。これじゃあもう、星空も拝めないようだ。
去年まではそこは田んぼだった。たまには白鷺やアマサギが遊びに来たりもした。しかしこれで、私の家から東南方向に見えた田んぼは全滅した。
あとは北方に見えるのみだが、こちらも、私のうちに隣接する田んぼが埋め立てられ、稲刈りが済む頃、4軒の家が立ち並ぶという。
私の田んぼウオッチングも、どうやら今年でもって終わりのようだ。
まあ、こうなることはある意味わかっていたことだから致し方ないが、反面、便利になったことは間違いない。日用雑貨のたぐいは全部ここで間に合うし、最近のドラッグストアは鮮魚や生鮮野菜こそないものの、その他の食品も置いている。この店の場合、肉類まで置いている。もちろん、調味料のたぐいもみんな揃っている。
だから、調理の途中で、「あ、胡椒が切れてた」と気づいたら、ちょいと火を止めて、往復3分もあれば戻ってこられる。
思えば、ここへ来た半世紀前、周辺全部が田んぼで、その中の一軒家だった。それがどんどん都市化が進み、いまやその最終段階といったところか。
確かにいろいろと便利にはなった。しかし、それは、自然との生きたふれあいが喪失する過程でもあった。
もっとも、都心部に住む人はもともとそんなものはないのであり、それを求める人は、時間とお金を割いてしかるべき場所に出掛けてそれを成就していることを考えると、きっといままでが恵まれていたということなのだろう。たぶん。
開店から2、3日経ったいま、さいわい、初日ほどの交通の混乱はなくなった。この分なら、うちからの車の出し入れもなんとかなりそうだ。
うちのすぐ真ん前、建築中だったドラッグストアーが開店したのだ。
数人の警備員が来客の車を駐車場へ導入しているのだが、すんなりとは入りきれない車が、路上でもたついている。車は一方からのみではなく、対向車線側から来るのもあってよけいややっこしくなる。
朝夕以外はそれほど交通量の多くない片側一車線の道路だが、それでも岐阜市の中心部から南へ至る数本の主要道路のうちのひとつで、朝夕は多少の渋滞もあるほどだ。
だから、昼間の時間帯でも、あまりもたつくと後ろに車が連なる。この店目当てに来た車はいいが、そうではないのは、日頃との違いに驚く。そして気の短いのがクラクションを鳴らす。こういうときのクラクションって、ほんとうに苛ついているのが手に取るようにわかるものだ。
警備員が必死に謝る。だいたいがいい年のおっさんたち(後で気づいたら女性もいた)だから、ペコペコするのも仕事のうちとはいえ、なんだか気の毒だ。
しかし、これは序の口で、夕方のラッシュ時はもっと大変だった。両側が渋滞。この時間に車で出る用件はなかったからいいが、わが家の車の出し入れも大変だと思った。
やはりクラクションが鳴って、警備のおっさんが謝って・・・がしばらく続いた。
夜になってもなんだかまわりが明るい。ドラッグストアと駐車場の照明が消えない。よくみたら、この店、夜10時までの営業だとのこと。これじゃあもう、星空も拝めないようだ。
去年まではそこは田んぼだった。たまには白鷺やアマサギが遊びに来たりもした。しかしこれで、私の家から東南方向に見えた田んぼは全滅した。
あとは北方に見えるのみだが、こちらも、私のうちに隣接する田んぼが埋め立てられ、稲刈りが済む頃、4軒の家が立ち並ぶという。
私の田んぼウオッチングも、どうやら今年でもって終わりのようだ。
まあ、こうなることはある意味わかっていたことだから致し方ないが、反面、便利になったことは間違いない。日用雑貨のたぐいは全部ここで間に合うし、最近のドラッグストアは鮮魚や生鮮野菜こそないものの、その他の食品も置いている。この店の場合、肉類まで置いている。もちろん、調味料のたぐいもみんな揃っている。
だから、調理の途中で、「あ、胡椒が切れてた」と気づいたら、ちょいと火を止めて、往復3分もあれば戻ってこられる。
思えば、ここへ来た半世紀前、周辺全部が田んぼで、その中の一軒家だった。それがどんどん都市化が進み、いまやその最終段階といったところか。
確かにいろいろと便利にはなった。しかし、それは、自然との生きたふれあいが喪失する過程でもあった。
もっとも、都心部に住む人はもともとそんなものはないのであり、それを求める人は、時間とお金を割いてしかるべき場所に出掛けてそれを成就していることを考えると、きっといままでが恵まれていたということなのだろう。たぶん。
開店から2、3日経ったいま、さいわい、初日ほどの交通の混乱はなくなった。この分なら、うちからの車の出し入れもなんとかなりそうだ。