クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

この世の風景は全て写真の為に在る・・・・のなら良いのですが

2018年03月26日 | 歳時記
昨日午後は徒歩で花見に出掛けました。我が家から約30分ほどの場所にある溜池の畔で、略、毎年訪れています。天気は何も問題無いものでしたが花の咲き具合とは異なり人出は想像ほどにはありませんでした。いつも花の下は立錐の余地がないほどでしたのに。持参のにぎり飯などを食べた後、妻は帰宅、私は被写体を求めて更に、遠回りとなるルートへ足を向けました。そこは路肩に桜が植えてあり結構楽しめるようになっています。この時季の山は緑と桜の白の2色のみと云える状況でしたが、その中で1か所のみ赤紫の桃の花がありました。遠望の状態から撮影しましたがどうしても近くから写したく思い山道を更に登りました。数年前にも1度訪れていたところでしたので問題無く辿り着けました。ところが、いざ撮影に入ろうと場所を選びますと、その桃と奥に屹立する岩を結ぶ直線上に、それも桃の直ぐ近くに雑木の藪が在り完全に岩を隠していました。そこで初めて以前のことを思い出しました。その時もその不具合に気づいて残念だったことを。桃はその土地の所有者の方が植えられたものですが、その桃と岩を同じ画面に収めるには桃を移し替えるか、雑木藪を取り払うしかありません。街中で景観を壊している入り乱れた電線を視たときと同様の思いに駆られ、この世の風景は全て写真の為に在って欲しい、と思わずにはおれませんが・・・。昨日撮影の写真を添付します。
   
 写真1    2        3       4
写真1:画面下部の小さな紅色が桃です。岩と同じ画面に収めるにはこの場所しかありません。
写真4:溜池のイ・ケ・メ・ンです。

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