クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

夏越しの大祓い

2019年06月30日 | 歳時記
「水無月の 夏越しの祓する人は 千歳の命 のぶというなり 蘇民将来、蘇民将来」、1年の半分が終わる今日に関わる言葉です。私がお宮に関係していた10年間は毎年、この日が近づくと近くの川原に行って茅を採取しそれを使って関係者数人で「茅の輪」を作っていました。そして、作った物は楼門に取り付け本番の今日に備えていました。恐らく今も同じ祭事が大なわれている筈ですが、午後3時からでしょうか氏子の皆さんは拝殿で宮司の方の祝詞などを聴かれた後、紙製の人型を受け取られそれに自分の息を吹きかけ、人型でご自分の全身を触られます。其処までが大祓いだと思いますが、その後はいよいよ茅の輪くぐりです。輪をくぐって左へ、次に右へそしてもう1回左へ。回るときに唱えるのが冒頭の文言ですが、本当は2回目、3回目は別の表現となります。しかし、私は1回目だけに留まりとうとう、後は覚えきれませんでした。否、覚える気がなかった、と言うのが正しいです(職務怠慢)。今日は生憎天気が悪いので実施に至れるのか気になります。因みに、我が家では妻が毎年の拘り、「みなづき」作りをしています。

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