クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

寂しさは否めませんが・・・「一丁まわり」

2016年08月22日 | 徳島阿波おどり
今夏の徳島阿波おどりの模様が複数、ネット動画にアップされ、その中に「一丁まわり」がありました。これいついては以前も書きましたが、演舞場などで踊られるのではなく街中の路地などで演舞されるものです。女踊りで“師匠”と呼ばれる方が「連」を離れて立ち上げられたホントに小さな連ですが、ショ-化された踊りではなく阿波おどり本来の姿を守り続けておられます。動画で、主宰される“師匠”さんの説明を聞きますと現在の場所での「一丁まわり」は4(年)回目とのことですので、私が居合わせた別の場所でのそれから数年間は中止されていたのかも知れません。今回の動画では、鳴り物は三味線2丁ほどと小さな打楽器1個のみだったように思います。(撮影結果は真っ暗闇に近くて踊りの様子もほとんど分かりませんので推量するしかありません)彼女の信念は上に記した通りですが、その演舞の時間帯が何と深夜0時からで通常の踊りはとっくに終了して街では静寂が求められている時なのです。従って、この場所での「一丁まわり」では音量が大きい太鼓、締太鼓、鉦、笛などを省き、使われる三味線の音量にも心を配られて地元住民の方の了解を得られておられたようです。踊りとしては実に寂しいものとなっていますが致し方ないことです。実施出来る事だけでもよし、とせねばならないのでしょう。

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