クーチミラン

根を、張るときと花の咲くとき

「クワキジラミ」

2020年05月07日 | 自然

私が小学生の頃、学校では時折、頭に白い消毒用の粉が振り掛けられていました。「DDT」と称するものでした。その頃は戦後間もない時期で衛生面でも極めて劣悪な時代でしたので「シラミ」が多かったのです。時代が進み環境衛生が進歩したことからその害虫の存在、名称は殆ど口にされなくなっています。しかし今回、それに似た名称を知りました。「クワキジラミ」です。桑の木を観察しました。葉は生い茂り実も沢山付いているようです。今後あまり期間が経過しないうちに実は熟れ食べられるものと期待しています。今年は昨年に比べて多くの収穫を予想していますし楽しみは膨らんでいます。ところがよく視線を注いでいますと純白で極細の長い糸をみつけました(写真)。そしてそれは複数の箇所に存在していて密集し、葉の裏側に在ります。微風に葉が揺られても、そっと触れても風で飛んでいきます。虫自体は残っていますのでそれは何の役割を持っているのでしょうか。前年にも発見したことがありますので驚きはありませんでしたが、ネットで調べますと「クワキジラミ」と説明してありました。桑には悪い影響があるようですが人体には問題ない旨が記載してありました。第1弾として見つけたそれらは葉をちぎり靴底で踏みつぶしました(葉は、いっぱいの水分を含んでいて潰れた葉は水に浸したようでした)。風通しがあまり良くない葉の裏側は直射日光も雨も受けず、常に虫の巣作り、子育てに最適の場所だと思われます(柿の葉に巣くう毛虫も集団・密集で葉の裏側です)。今後も実の収穫までの間は注意して虫を探し出し除去していきます。

レモンの花 今年は多くの花が咲いていますが果たしてその全てが実を結ぶのでしょうか。

 

 


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