怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ドイツ博物館(Flugwerft Schleissheim)に何を着ていくかで義母と夫が戦った。

2019年09月08日 | 交友関係
夫の仕事関係の集まりに出席。
毎回趣向を替えた結構楽しい催し物だ。だが、家を出る前がいつも厳しい。
「りすが何を着ていくか」で、必ずと言ってもいいほど、夫と義母が言い争いになるんだ。
その火の粉はもちろん私にも降りかかり、結構大変な騒ぎになる。
私は、もちろん着るものの好みはあるけれど、夫と外出のときはできるだけ彼の言いなりにするように努力する。
凄まじい格好になることもしばしばだ。
今回は天候もあまりよくなかったこともあり、夫は私に全身黒になるように言いつけた。
義母が「ブラウスくらい赤にしなさい」と言い張り、夫と言い争いになっていた。
もう、出るために靴を履いているときも「赤にしろ、赤にしろ」と脇でうるさいので参った。
とどめは「その靴は幅が狭すぎるから、博物館を歩くのによくない」と私に履き替えるように命じた。
な、なんでいきなり靴に意識が転じた、と私はあせった。
親にとって、実の息子娘はいつまでたっても子供なのだろう。お?違う、私は彼女の娘じゃあないっ
自分の意見が通るまで、とことん責めるのが義母のやり方。
他の家庭は知らないが、もしかしたら、ドイツ、あるいは西欧の親たちは子供に過干渉なので、子供が愛想を尽かし早く家を出たがるのかもしれない。

金曜日の午後5時、ミュンヘン空港近くの航空機博物館に集合だった。
17時集合なんて、もう閉館じゃあないか・・・・やっぱり!!貸しきり状態にしていたんだ。
我々総勢約50名が二組に分かれて、もう退職して暇をもてあましているような元職員のような人に案内された。

ほとんどの出席者が、仕事を終えてやって来ている。仕事の服そのままと思われる。中にはデニム生地のスカートの女性もいたぞ。ジーンズにTシャツの男性もいた。
義母と夫が言い争うほど、この集まりは服装が重要視されないことはわかっていた・・・・

約100分の見学時間。
子連れでやってきた家族も多く、彼らは100分の半ば辺りから子守に勤しむことになっていた様子。
義母が履き替えろ、と言っていた靴は、見かけはつま先が細くて楽そうではないのだが、柔らかい素材でできているので足にぴったりで歩くのも立ち続けるのにも差し障りなかった。

帰宅してから「高齢者・会話」で検索してみた。
少しずつ、義両親たちとの会話に彼らのしつこさを感じるので、上手く交わせる方法を探ってみたかった。
ところが、出てくるサイトは介護関係のものばかりで(日本の)義両親たちとはかなり違う例だった。
「ゆっくり、大きな声ではっきり話しましょう」
なーんて、高齢者との会話のコツ、が載っていた。ゆっくり話そうものなら、隙を突いてガンガンまくし立てる義両親たちっ
できるだけ早口で相手に反論される前に論破しなくてはならないんだ。
「これこれ、こういう理由でこの服を着ていきたい」
と、とっさにでたらめでもいいから言わないと、何度も繰り返して着替えを迫る事態に陥る。

ネットで検索するだけムダか・・・・
私がもっとドイツ語向上し、相手を言い負かせる技術を身に付けるほうが早いかも。