怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

隣の家のケーキは青い

2020年09月23日 | ケーキ(Kuchen Torte)

いただき物のケーキ。

自宅庭のプラムを使ったプラムケーキだ。

ウチだって、ここのところ毎週のように

義母が焼きまくっていて、

かなり食傷気味だ。

でも、試してみなくては。

「お!」

ウチと味が違う。

ケーキでさえ、それぞれの家の味があるものだ。

ウチのより、旨いと感じるのは、

隣の芝が青く見えるようなものだろうな。

いずれにせよ、

ケーキを食べすぎているので、

節制しなくてはならない。

 

 

 

 


道具一つでも義母とは対立してしまう

2020年05月27日 | ケーキ(Kuchen Torte)
さくらんぼケーキを焼いた。
レシピはFCブログの2020年5月28日公開記事になっている。
さて、一緒に作業するときに並んだ二つの計量道具。

右は私の、左は義母の。
電気を使わない義母の古い天秤式は環境によろしいだろう。
だが、慣れるまで非常に時間がかかる。錘を調節したり、頭の中で重量を計算したりの能力も求められる。
右のは、そういった作業はないが、義母にとってはどのボタンを何度どの程度の力入れ具合で触ったらいいのかわからないだろう。
こんなに便利で簡単なのに、義母は絶対に受け付けない。
ああ、私も絶対、義母の重くて計算能力を求められる道具を使わないから大丈夫!



リンゴケーキレシピ

2020年05月24日 | ケーキ(Kuchen Torte)
ケーキレシピのリクエストがあったので、別のブログで公開した。
2020年5月24日FCブログ「義母リンゴケーキレシピ」
上、クリックでリンクする。

今日のケーキはこれだった。

このレシピは記録が無い。
スポンジは日本でもあるだろう。真ん中のクリーム部分は、ちょいと面倒なので、書くのも面倒。
動画はネット環境が非常に悪いので編集がしにくく、困っている。
もう少しお待ちを。



より甘くなったケーキに義母の脳の心配をしてしまう、呆けないで、お義母さん!

2019年11月05日 | ケーキ(Kuchen Torte)
週末の義母ケーキ。
見た目と食感はいつもと同じだが、味が違った。いつもより甘いんだ。
それを義母に指摘すれば、すぐさま反撃を食らうだろうから黙っていた。夫も気づいていたが、黙っていた様子だ。

ノルマのふたきれを必死の思いで胃袋に収めると、いつものとおり少々胃痛が・・・
身体を張った家賃支払いだよなっ。
健康に差し障る仕事は他にもいろいろある。スーパーで働いていた知人が、郵便等の配達の仕事に転職した。
9月に始めて、一ヵ月半で具合が悪くなり、退職した。この女性は20歳で働き始めて数年から数ヶ月ごとに転職を繰り返している。ほとんどの原因は体調不良だ。
義両親同居を退職するのは、現在のところかなり難しい。社長夫婦(義両親さ!)の機嫌を損ねないよう、自分の胃袋を悪くしないよう、気をつけなければならない。

夫もあとで私に漏らしていた。
「今日の母のケーキはすごく甘いです」(彼はちゃんと他人の母親には「お母さん」、自分のには「母」と使い分けることができる)
彼はケーキの味のみに意識が行っていたようだが、私は義母の味覚がおかしくなっていないか心配になっていた。
味覚はもちろん脳の働きだ。
ここで義母が認知症などになったら、りす家は倒産だ!

なにやら新しい置物があった。義母が出してきたんだな。
数日前まで、在独日本人仲間のnomuakiさんにいただいたリス置物を飾っていたのだが、寝室に移したんだ。

義母には殺風景に感じたのだろう。中を見たら、空だった。

何かを入れたくなるなぁ。
義母が家の中の細かいところまでチェックしている様子を確認した。そうか、義母の脳はまだまだ現役可能だな。
ほっとした。

コピー機を持たない知人からドイツ語教材のコピーを頼まれた。
ちゃんと確認したにもかかわらず、1ページ分が抜けていたと連絡が来た。おお、義母より自分の心配をしなければならないぞっ

夫が「甘すぎる」と不機嫌になったケーキ

2019年10月22日 | ケーキ(Kuchen Torte)
週末義母ケーキ。

ロシア風チーズケーキだそう。

夫が夕食として食べる前に、一切れ食べてみた。不味くはないが、甘すぎる。
きっと夫は不満に思うだろう。ケーキ大好きなくせに、砂糖の取りすぎを心配するって・・・
結局、夫は1台の四分の一しか食べなかった。気に入ったケーキだと丸ごと1台食べてしまうのにねぇ。
砂糖摂取量はともかく、総カロリー量摂取が足りないのではないか、とちょいと危ぶんだ私。
脳が消費するカロリーって結構多い。ストレスで一気に4,5キロ痩せたことがある私だ。砂糖でも何でもいいからエネルギーになるものを、とガンガン食べた時期あったなぁ。

ドイツ在住者からいただいたコメントに興味深いものがあった。
冬場に屋内で半袖シャツで過ごせるくらい暖房するのが普通、という意見だ。
義両親たちにとっては、そんなに暖房するのは間違いだ。彼らと近所の家を真冬に訪問したら、半そでシャツで出迎えられたことがあった。
義父は軽く批難する意見をあとから私に言っていた・・・
三年ほど前、近所の高齢者施設で一日体験の仕事をしたことがあった。11月上旬だった。
スタッフは支給される白い半袖ポロシャツを着るのだが、何人かはその上に自分の上着を着ていた。私も薄ら寒く感じたので持参のカーディガンを着た。
「よくこの室温で入居者たちは耐えているな」と思ったものだ。普通、高齢者はより寒がりになるではないか?それは日本人に関してだけ言われることなのだろうか、うん、ありうるぞっ

そういうわけで、私の経験はさまざまだ。
ただ、きちんと数値のデータにしていないので、これから室温計を持ち歩いて、訪問した場所の室温を記録していくことにする。
体感温度は湿度や天候によっても大きく変わってくるけれど、ここはひとまず、室温だけの記録、ということにしておく。

まずは、昨日のウチの様子。
台所。22度。

りす部屋。22度。ほとんど同じ室温(この場合湿度もだが)なのに、りす部屋にいると寒く感じるので、ソファに座っているときは毛布が欠かせない。
台所では忙しく立ち働くことが多いので、寒く感じないのだろう。

これは寝室。
この部屋は暖房を全くしない。また、北側に位置していて、窓は東向きだ。年間を通して20度以下だ。


居室に関しては1年中20度から22度を保っていることが多い。
7,8年前だったか、家屋全体の暖房効率を測定してもらった記憶があり、良好な状態と判断されたらしい。

そういえば・・・
私は例年より薄着になってきているような。
外出時に周囲を見渡すと、私よりぶ厚い衣類を着込んでいる人を多く見かけるんだ。
去年までは逆だったのに。彼らは単に「はやく冬物衣類を着たい」と無理して着ているのかもしれない。
近所の日本人と逢ったとき「りすさん、今日は寒くなかったですか」と言われてぎょっとした。
それほどじゃあないではないか。彼女は自転車で来る予定だったところを寒さに負けて車でやって来た。
いよいよ私は身体もドイツ化していっているのか、恐ろしい。

端っこが好きだっ。無作法な私を許す義母に感謝。

2019年09月24日 | ケーキ(Kuchen Torte)
週末ケーキ。
今年はリンゴを初め、各種果実の収穫が非常に少ない。去年は大豊作だったものだ。
植物たちは去年の仕事で疲れたのか、今年の気候が植物たちに気に入らなかったのか。
それでも、リンゴケーキを焼くことができる。日本の普通の生活だったら、1個100~200円するリンゴを5,6個も使ったケーキを作るなどできない。つまり、私は現在凄まじく贅沢な生活をしているわけだ?

私が好きなのは、リンゴが載っていない端っこだ。

こんな風に端っこだけいただいている。
カリカリしていておいしいんだ。義母に「今日の端っこはとてもおいしい」と思わず叫んでしまった。
端っこでも、焼くたびに味が微妙に違っているんだ。

非常に無作法な食べ方だとはわかっているけれど、リンゴがある部分を一切れ食べるのには苦労してしまうんだ。
端っこだけだといくつも食べられる。
そうした私の様子を義母は知っていて、より多く私に食べさせるためにはこの無作法を許しているのだと思われる。
端っこを切っては、それを口に銜えながら二階に向かう私を義母はこっそり観察しているんだ。

このケーキ、夫が三分の二、三分の一は義両親たち、端っこの一列は私、約半日で食べ尽くした。
凄まじいカロリー消費のドイツ人だよなっ

ことし最初の収穫イチゴケーキ

2019年06月10日 | ケーキ(Kuchen Torte)
「このイチゴは冷凍しておいたものですか」
と、私がケーキの上のイチゴを指差すと、義母は
「いいえ、さっき採ったばかりのですよ」
と言った。
義母のケーキ入刀の一瞬を撮影。

クリームの多いケーキにはイチゴなどの酸っぱいベリー類がよく合う。

いつもはちょいと苦しいふたきれノルマが、今日はらくらく達成された。
夫は一台の半分ほどを平らげていた。
あからさまな、味による食いつき具合の違い・・・

夫のケーキ夕食

2019年05月01日 | ケーキ(Kuchen Torte)
義父が数ヶ月前から計画していたこと。
新しいルーターに交換。その品は12月下旬に購入、実際の交換は4月下旬となった。
義父は張り切って、ネットでその詳細を調べて、私に報告したものだ。
面倒だった。要するに「私はこんなに知っている」というのを披露したがっているだけと感じたんだ。

私が話し相手にならないと悟った義父は、やがて私にルーター交換について何も言わなくなった。
家賃としてできるだけ義両親の話を聴いてやる、という課題を自ら課しているのだが、今回も失敗した。
いやー、人生は失敗の連続さー、と開き直るしかない。
その交換当日、夫は仕事を休んでまで義父の作業に付き合った。
「上手く行かなかったら週末はネット接続無しです」と言われていたので覚悟を決めていた。

夫はその日、6時間くらい義父とコンピューター作業をしていただろうか。
6時間を過ぎた頃、イライラした様子で私に近づいてきた。「どうしましたか」
私が尋ねると、要するに、私が日頃感じている義父に対するイライラ感でいっぱいのようだった。

人は高齢になると、どうして人の話を聴かなくなるのだろうか。
「老いては子に従え」
という言葉は、決して高齢者をないがしろにするものでははく、大事にされるためのテクニックのようなものだと思う。
ましてやインターネットやコンピューターなどの事柄は、どうにもこうにも高齢者は付いていけない部分がある。
義父が言うことに対して「私はわかりません」と答えると義父は「お前のような馬鹿にはわからない」というような反応をして立ち去っていく。義父のわかっていなさを指摘するのがちょいと哀れなのでそう答えておいたのにねぇ。
あまりこのようなことが繰り返されると、話題によってはまったく相手にしたくなくなるものだ。

大事にされる高齢者になるには若年者を信頼するような態度を取ってみることも必要だと思うんだ。
もしかしたら、義両親たちも若いときはそう思ったかもしれない。いざ、高齢者になってみると、どうにもこうにもそんなことバカらしくてやってられない、あるいは悔しいのでできない、のかもしれない。
私はすでに20歳代の頃から、自分より年下の意見をきちんと聞くように鍛えてきている。高齢者になっても、孫のような年代の人々の意見に耳を傾けることができるだろう!!

いやいや・・・
私にとって、義両親は大屋だ。
大屋のご機嫌取りは家賃だ。もう、彼らが好き勝手に私を馬鹿にするのは家賃の一部だ。
「老いては子に従え」は義両親には必要ない・・・・

さて、夫にも義両親たちのご機嫌取りは家賃である。
あまり食べたくないが、ケーキ夕食を食べるのも家賃だ。

いや、夫には慣れ親しんでいるケーキ夕食。
それほど辛い労働ではない。
ああ、うらやましいさ、ケーキ夕食で育った夫!



復活祭のケーキ

2019年04月22日 | ケーキ(Kuchen Torte)
復活祭の日曜日の午後はこのケーキを食べる。

義母が作るあらゆるケーキの中で一番おいしいものだ。

甥のM雄くんが8,9歳のころはこの1台の半分ほどを平らげていたものだ。
現在14歳の彼は、一切れだけしか食べない。14歳男子のダイエットとは考えられないので(どちらかというと痩せ気味に見えるし)単に好みが変わっていっているのだと思う。

私はふたきれ食べた。
もう、おなかはいっぱい。夕食はなし、だ。

M雄くん14歳。
身内自慢を我慢して欲しい。
彼の見た目は、古い少女マンガに出てくる西洋男子そのものだ。
金髪の巻き毛、青い瞳、典型的な西洋人。
義父も彼を気に入っているようで、しきりにM雄くんに話しかけるが、すでにおじいちゃん相手にぺらぺらと話す年代ではない。(個人差もあるだろうが)
義父の話も、年よりじみた正義感に溢れる面白くないテーマばかりでちょいとM雄くんがかわいそうになる。
「ミツバチ保護運動のデモには参加しないのか」
と義父が尋ねると、義姉がM雄くんのかわりにさっと答えた。
「学校ではデモにかかわることを禁止しています」
私が母親だったら、義父にもっとイラついていたかもしれない。

違う世代との接触は、その後の人生に好ましい経験となるので、周りがイラつく会話も、M雄くんには損ではないだろう。
M雄くんの人生が今もこれからもいいものであることを願っている。
いや、義姉も姪のP子ちゃんも、義両親も、夫もわたしも!








イスラム教徒用ゼリー初体験

2019年04月16日 | ケーキ(Kuchen Torte)
一度試してみたかったゼリーの素。

トルコ人が経営する店で扱われているこの品。
右下に「牛100パーセント」とあるのがよろしい。普通の品はほとんど豚が材料なのだろう。

裏には各国語で解説が。ちゃんと「ハラール」マークも記載されている。
何か変わった味がしないか、と作ってみた。
撮影するのを忘れたけれど、中身はいたってシンプルで、袋を開けると合成されたイチゴの香り。懐かしいにおい、とも感じた。
自家消費用なのでプラスチック容器にいい加減に流し込んだ。
うん、普通にイチゴゼリーだった。たぶん、日本の同様な品よりひどく甘い。


さて、この日、義母は二種類のケーキを焼いた。
一台目が上手く行かなかったからだそう。
ふくらみが足りなかったこのケーキ。私の目からはちゃんとしているのだけれどね。ムダにケーキばかり焼かないでくれ、と思ってしまう。

これが次に作ったもの。チーズケーキだ。

義母はこれから食べるように勧めた。先日、義母のケーキは市販のものより安全、おいしいなどと書いた。
例外はいつでもある。このチーズケーキ、甘すぎで脂質多すぎ。この薄い一切れですぐに気持ち悪くなった。

一緒に食べていた夫もそう感じたようで、数切れで終えてしまった。

一夜明けた今日、きっと義母はこの残りの食え食え攻撃を仕掛けるだろう。ああ、どう対処しようか。
もちろん、冷蔵庫のわたしのゼリーは目の敵にされている。
「これはなんですかっ?」という質問にイラッと来た私だ。見ればわかるじゃあないか、ゼリーだよっ、何か文句あるのかっ
自分がケーキを焼いたのに、ヨメが余計なデザートを作ったのが気に入らないのだろう。
ケーキよりずっと健康的なゼリーだ、と主張してみたい。




外のケーキより義母ケーキが安全と思った

2019年04月15日 | ケーキ(Kuchen Torte)
親しくしている高齢夫人が「ケーキでも食べましょうか、買ってきますよ」と誘った。
あまり食べる気がしなかったが、いつもいつも義母ケーキばかりなので、たまには市販のものも試してみたかった。
「なんでもいいです」とその夫人に任せたら、こんなケーキを買ってきてくれた。

「一人一切れだと大きすぎるので、半分に切ってもらいました」
それでもかなりの大きさだ。さすがドイツ。ウチでも外でもケーキを大量に食べさせる仕組みになっている・・・
食べてびっくり、おいしい。
白い部分はバタークリームで、お酒が入っていて少々苦かった。酒類はダメな私だけれど、こういったときに楽しみたい。
ドイツの高齢女性と私が半分づつ食べてちょうどいい量のケーキ。
だが、食べ終わる頃に少々気持ち悪くなってきた。やはり、多すぎた。ああ、三分の一にとどめておくべきだったか?
やはり、材料が私に合わなかったのかもしれない。
義母の手作りと販売用に作られているものは違うのだろう。街で一番古いケーキ屋で、田舎街にしてはセンスのある品を提供していると思われる店だ。
ケーキも、外で食べるより、手作りの方が安心だ。
まあ、たまには既製品もいいものだ。今までの経験では、外食でケーキがとてもよかった、というのはあまりない。

そのあと、訪問客があった。
自転車で旅行をしている22歳フランス人学生Z子さんだ。ノルマンディーの自宅を出て、ドイツまでやってきたところだそう。
自転車旅行は昔からよくあった。私にはとても真似できない。日本での夫とのデートで、30キロ先の街へ自転車で行こうと誘われたときは「一緒に暮らせない」と思ったものだ。
欧州人は一般的に日本人より生活体力が倍以上ある、と思っておいたほうがいい。ケーキだって倍位の量を食べるのだからね。
Z子さんは野宿が基本だとか。
それは激しく心配になるぞ。欧州はそんなに安全なのか?不思議だ。
また、知り合った人やネットで知り合った自転車旅行仲間の住まいに泊まることもあるのだそう。それも恐ろしい。
欧州がそれほど安全なら、日本旅行などものすごく楽だろう。
「アジアには興味が無いのですか」と尋ねたら、いつかきっと日本を自転車旅行する、と言っていた。
←右端がZ子さん。
真ん中はケーキを買ってくれた高齢夫人。
「もし、日本に行くことがあったら、私に連絡してね。東京に息子がいるので頼ってちょうだい」と言っていた。
お互いの携帯電話番号を交換して、数十分後にZ子さんを見送った。
事故や問題がない旅行を願っている。

ところで、このフランス人、Z子さん。
フランス人女性は本当に例外なく好感度抜群だ。顔立ちもおなじコーカソイド種なのに、どういうわけか同年代ドイツ人女性より日本人好みの「かわいい」ことが多い。
「フランスでは知らない誰とでも気軽に挨拶を交わすのに、ドイツに入ってからはこちらから挨拶しても、みなむっつりしてるのよ」
と、笑顔で言っていた。
隣の国でこんなに違うって凄いよな。
ま、日本とその近隣国がかなり違うのと同じだろう。





これは最強のケーキ

2019年03月28日 | ケーキ(Kuchen Torte)
小麦粉を全く使っていない芥子の実ケーキ。
おいしいが、一切れ食べたら胃がずっしりと重くなり苦しくなった。

数時間後見たら、義両親たちはふたきれずつ食べたようだった。

昼食時の食え食え攻撃はますます激しくなってきている。
先日は義母が洗濯で忙しいので私が昼食を料理した。もちろん、義母の指示どおりの献立だ。
私の好みのものなど作ってはいけない。
その私が作った昼食を食べながら、義母は食え食え攻撃をいつものようにかけてきた。
おい、おい、私が作ったのだから黙っていてくれ・・・いや、彼女にそんな論理は通じない。
私は年々少食になるのに(少食を目指しているのだが)義両親たちの食べっぷりは衰えない。
幼稚園に通っている頃を思い出した。あの頃は普段全く食欲を感じず、弁当の時間が苦痛でならなかった。
家でもそうだったので、親の食え食え攻撃が辛かった。たまにやってくる祖母には「こんなに痩せているからもっと食べなくてはならない」と言われて嫌な思い出だ。
それでもちゃんと餓死・栄養失調などにならず、ちゃんとティーンエイジャーの頃には適度に肉付きがよくなって、それからも無事に生きているのだから子供の頃の食欲不振は不安にならないでいいと思う。
とはいえ、子育て中の親になれば、自分の子があまり食べないのは気になって仕方がないのだろう。まあ、双方の気持ちがわかるぞ。
子供の頃のいやな思い出というものも人生に必要だと思うこの頃だ。周囲は良かれと思って本人に言っていたことなどなおさらだ。
ただし、大人になってからの食え食え攻撃は嫌な思い出というより単にイラつくだけのものだ。
やめろ、と言ってももう、やめられない年代の義両親に言う気にもなれない。嫌なことを言われ続けるのが家賃と思って耐えるんじゃー。

案の定、この凄まじく胃に重いケーキを一切れしか食べられない私に義母は食え食え攻撃をかけた。
以前のようにこっそり捨ててしまおうか、とも思ったぞ。
こんなにムダにケーキを作ることが環境破壊だと思うのだが、これまた義母には通じない論理だろうな。

朝食はたいていミルクティー二杯。
牛乳やはちみつを使っているのでそれなりにカロリーは摂取している。

義母には「水分しか摂っていない」と言われてしまっているけれど。

家にいるときは水分だけの朝食でどうにかなるが、たまに午前中に人と逢うことになると、腹が鳴って恥ずかしい思いをすることとなる。

だんだん行き付けになってきた街中のカフェ。
何か食べようと思ってメニューを見ると、かなり値段がするのでやめておいた。
珍しく、水が添えられた。これ、何?・・・もしかして、ここに来て初めての経験だ。注文していない水。
日本以外でもこういうことがあるのか?日本でもコーヒーに小さなカップで炭酸水が添えられていた経験がある。おしゃれ、って思ったものだ。この画像のはどうにもこうにも日本の食堂などの水の感覚だ。
しかも、前回までは水は出なかった・・・・店の人の気分で無料サービスなのかもしれない。

義両親たちはケーキを持って病気見舞いに出かけた。

2019年02月20日 | ケーキ(Kuchen Torte)
日中は非常に天気のいいウチ周辺だ。気温も日中は高い。地球が暖まっているという説は正しいのだろう、と私でさえ思ってしまうこの頃だ。

とはいえ、池の水はずっと凍りっぱなしだ。北国の冬を侮ってはいけない。

義母はまた、ケーキを焼いていた。いや、一日おきに焼いているので「また」とか書く必要はないかもしれない。

自家製さくらんぼがたくさん冷凍されているので、どんどん使わなくてはいけない。

焼きあがった裏面。

表に返して粉砂糖を降って出来上がり。

ふたきれ分空いているのは、義両親たちがこれから病気見舞いに持って行くためだ。
彼らの友人が脳溢血で倒れてすでにひと月を過ぎた。病状はよくなく、義両親たちも彼女の話題になると暗くなる。
食事の制限が無いのだろう、いつも手作りケーキを持って行っている。ドイツ人には欠かせない午後のケーキだ。
ある病室に「ケーキとコーヒー、たったの5ユーロ」と広告が貼られていたのを思い出す。

「りすも来るか?」
と義父に誘われた。私が部屋で閉じこもっているので、外出の機会を与えようという気遣いなのだろう。
私自身は部屋でさまざまな細かい用事を片付けていて忙しいのを彼は知らない。
丁重に断って、彼らが玄関のドアを閉めたのを確認し、下の動画を大音量で流した。

CDを持っていないので、タブレットで聞いているこの曲。
盛大にロマンチックなこの作品、ティーンエイジャーの頃から繰り返し聞いていたものだ。



確かに眠りは浅いかもしれないぞ。

2019年01月31日 | ケーキ(Kuchen Torte)
「低血糖による浅い眠りの可能性」というコメントをいただいた。
私自身は眠りが浅いという自覚はないが、普段の生活を省みると、もしかして浅いのかも、とも予想できる。

夫の帰宅はここ数ヶ月深夜だ。
片道100キロの高速道路移動だ。運転が得意な夫とはいえ、日頃の激務で事故の可能性が全くないとは言い切れない。
早寝の私はいつもどこかにその心配があるようだ。
帰ってきた夫が、ベッドで寝ている私に声をかける。翌朝の朝食の時間を知らせるためだ。
私は眠っていても意識のどこかで声をかけられるのを待っていて、それを正確に聞き取り、覚醒していない意識で「はい」と答えるんだ。

赤ん坊が夜中にぐずる声を、寝ている母親は素早く感知して起き上がるという話は読んでいる。
わたしもそうした能力の片鱗を発揮していると思われる。

二年ほど前までの健康診断では、血糖値は正常だった。
そろそろまたかかりつけ医に行く時期であることを思い出した。

義母は数年前より更に頻繁にケーキを焼くようになった。
義母の意識に砂糖取りすぎの意識など全くない。統計ではドイツ人の砂糖消費量は日本人の二倍だったと記憶している。

外出から帰ってくると、ケーキがあった。
週末でもないのに、なぜ・・・・とあせる私。さっそく食え食え攻撃をかける義母。
義母が私を病気にしたいなどという意識はまったくないことは明らかだ。日本の常識とここの常識の違いか。
人種差か。

先日、義両親たちはスーパーでクロワッサンを6個買ってきた。
私は夕方に1個の半分を食べて、残りを夜に食べようとそれを袋に戻した。
午後7時。袋を見ると、全部なくなっていた。
おい?!6個のクロワッサンを二人で全部平らげたのか?それはあきらかに脂質摂取しすぎだぞ!?

人種の違いを感じる一瞬だ。
こうやって、私の健康は義両親たちの「健康的な食事」にやられていくのだろうな・・・・



今日のケーキ

2018年11月25日 | ケーキ(Kuchen Torte)
週末ケーキ。

プラムのケーキ。夏の収穫を冷凍したプラムだ。
ケーキの生地はクヴァルクを小麦粉に混ぜたもの。
カスタードを流し込んで焼いて固めてある。
義父の乳製品禁止期間が終わったので、再びそれらをバンバン材料に使ったケーキだ。

私はこのケーキを食べない予定。
おにぎり作って食べようっと!
私の唯一のここで食べられる和食。もちろん海苔など高級食材は使わず、米飯と塩だけだ。おいしいだ~、うほほほほ。