怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ぶ厚い断熱材を壁の外側に貼っている光景

2019年09月17日 | 奉仕活動
集合住宅(日本語の感覚だと「アパート」って形態の住居かな、「マンション」とは違う雰囲気の外観)の外壁工事を見つけた。

あれ?断熱材を貼っているぞ。
断熱材というと、壁の中に入れるイメージだが、すでに築何十年も立っていると思われるこのアパートだ。それをするには工賃がかかりすぎるためか?
住まいの内側からこのぶ厚い断熱材を貼ると、部屋が狭くなるだろう。

それにしても、いつもの如くテキトーな仕事ぶりで感心する。
  
こうした現場にいる職人の大抵はドイツ語が母語でない人たちで、もしかしたらドイツ語を全く話さない可能性もある。EU圏の人々はややこしい滞在許可が必要ないらしい。
ドイツ人じゃあないから、仕事がいい加減なわけではない。日本にいる外国人職人たちはもっと丁寧な仕事をすることを私は知っている。外国人もその国の習慣ややり方に適応してしまうんだ。

何気に地面に置いてあるこの重なっている断熱材を指一本で押してみた。
まったく抵抗がなく動いた。

日本でも一般家屋に断熱材を使うのは普通なことのようだ。
夏はもちろん、冬にもかなり湿度を感じる日本(私の生活経験は関東周辺のみだが)でこの断熱材の劣化やカビに犯される可能性はここより高いだろう。
ちょいと日本の断熱材関連サイトを見ていたら、日本の家屋は欧米先進国よりずっと劣化が速いということが載っていた。
家屋どころか、衣類の劣化も日本の生活では速かった。襟・そでぐりの汚れ、わきの下の汗染みなどに悩まされることがここではない。毎日洗濯するのがふつうな日本の生活だったなぁ。
劣化が速い、ということは新しいものにしなくてはならないという金回りもここよりよりよいわけだ。
すぐにダメになることを嘆くより、そうして経済が回っていくことのよさを考えたほうが精神衛生にいいか、などとなんだか関係ない方向に結論付けてしまった・・・・