怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

日本やその他東洋への関心を広告や街中の商品展示で観察する。

2018年03月17日 | 文化
スーパーの広告に「日本のこぎり」と題された品があった。

日本の刃物類は欧州で高く評価されているようで、怪しい日本の名を付けられた包丁などがいたるところに売られている。
ドイツの刃物は日本よりよい、と信じて使っている日本の日本人も多いことを考えると奇妙だ。いや、商売のためなら何とでも宣伝してやる、という日独双方の商売人に乗らされている可能性もある。
義母によると、私が日本から持って来た刃物類はここの普通の品より質が高いと言っている。
私が持参した日本の品も決して高級品ではない。
た・ぶ・ん・・・生活した感覚では、やっぱ、刃物も日本の勝ち、なのではないのかと思う。
この広告の品は、日本製品信仰があるドイツ人やドイツ在住者を狙ったものだろうなぁ。面白い。
値段を見ると、1000円ちょっとなので、期待はできないのではないか?買って試してみたいものだ。

百貨店の歩道に面したショーケースにあったもの。

仏像、飯茶碗、箸。
組み合わせがハチャメチャ、までは行かない。うまくやれば日本人も納得するディスプレイになるだろう。
まずは、箸はきちんと揃えて置くことからだな!




多民族国家のいいところ?

2018年03月16日 | ドイツ生活の外国
親しくしているインド系英国人F子さんの住まいはいつものようにモデルルーム状態だった。
毎日掃除するそうだ。私もトイレは毎日磨くけれど、他の部分は・・・とほほほほ。F子さんを真似なくては。
 
旦那さんの転勤で一緒に来たF子さんもすでにここの生活が5年近くなっている。
「英国もここも暮らし易いですよ。ここではちょいと英語が通じないこともあるのが不便ですが、どうにかなります」
昼食時を避けて訪問したのだけれど、彼女の「チャパティいかがですか」の誘いについつい乗ってしまった。おいしかった。

さて、今回の訪問はこれを受取るためだった。
インドミルクティーの出来合いスパイス。一週間ほど英国に戻っていたF子さんが買ってきてくれたんだ。
 
以前にもいただいていて、私はとても気に入っていた。この製品をここで手に入れるのは難しそうだが、材料をみると、それらはここでも比較的簡単に買えることを発見している。

「何か買ってきましょうか」とのF子さんの質問についつい「マサラティーのスパイス」と返事してしまった、えへへ。
英国製と書かれている。すでにそこには大勢のインド系の人々が英国人として暮していることを容易に想像できる。
彼女の英国の親族は大勢いて、年に一度以上その親族たちの結婚式があるんだ。
インド系で、しかもイスラム教徒だ。少数派のインド系英国人なのに、ちゃんと配偶者が見つかる。
写真を見せてもらうと、花嫁たちは揃って凄まじい美人ばかり。また、20歳代前半で結婚するという今の時代の先進国には比較的珍しい現象。
彼らのコミュニティーでの生活習慣、人生観が英国の伝統や流行に支配されないことを感じる。
今回の帰国で出席した結婚式のカップルは双方とも21歳の学生だったとか。そのため、挙式だけして、あと一年の大学生活中はお互い実家に暮らし、卒業後に披露宴を行ったあとに初めて夫婦として一緒に暮らす予定なのだそう。
その時が来るまで、二人は決して二人きりになることはない、とF子さんが強調していた。
まあ、そういう世界もあっていいとは思うけれど。

お礼に持って来た私の品は折り紙うさぎ。

キリスト教が広まっている国々では近づく復活祭のためにうさぎやたまごの飾り付けが始まっている。
イスラム教徒の彼女にこの贈り物は相応しくないとは思うのだが、私もキリスト教徒ではない。
単に、折り紙で作られた作品として彼女に喜んでもらえると嬉しいと思ったんだ。うん、喜んでくれたぞ。
多民族国家西欧州に住まう我々の現地文化の受け入れ方だな!






卵を飾る。願い事を書いた紙を飾るのもよく考えると不気味か。

2018年03月15日 | 文化
誰かが取ってきた(買ってきた?)ねこやなぎ(ねこやなぎみたいだけど、違う?)に卵型物体が飾られていた。

半月ほどで今年もまた復活祭がやってくる。
卵やうさぎ、ニワトリなどがこの時期のマスコットだ。

可愛らしいし、おかしくはないのだけれど、よく考えると卵を草木に飾るのは不気味だ。

クリスマスツリーほどに馴染んでくると、何を飾ってもOKのような印象だ。
採取してきた枝にさまざまなものを飾り付けるのは世界中のどこでも見られるのだろう。
近所の家には、枯れ木の枝を短く切って、そこに空き瓶を突き刺して飾っているところがある。
妙にしっくりしているんだ。
よくよく考えてみると、笹に願い事を書いた紙をぶら下げてお祭りするのも不気味と感じる人もいるかもしれない。
卵を飾るくらい、ぜんぜんオッケーね。




元教授のドイツ語授業

2018年03月14日 | ひとびと
マーティン先生は週に二度開かれる無料語学教室(主として難民のためだが、誰でも受講していい)で教えているボランティアスタッフの一人だ。

彼にもらった葉書大の名刺代わり広告。
インゴルシュタットを90分で案内するという活動をしている様子。

この写真はおじいさんに見えるが、実物は「まだまだ若いものには負けないぞ」という気迫に満ちている人物だ。

これは彼が書いた小冊子だ。インゴルシュタットの歴史だそうな。
去年、無料配布されていて、私も知らずに図書館に置かれているのを持って帰っていた。
「ほら、持っていますよ」と見せると、「では次回はこれをテキストに勉強しましょう」ということになった。
自分の専門だったのか、久しぶりに現役時代の講義に近いものができると張り切っているのか、と私はちょいと怖くなった。
私のドイツ語レベルをご存知でしょう・・・と言いたかったが、彼のペースに巻き込まれると何も言えなくなってしまう。
仕方がない、付き合うことにしようか。

どなたか、彼のインゴルシュタット案内に参加して欲しい、と願っている。









日本語もドイツ語も読まなくては。外国生活は忙しい?

2018年03月13日 | いろいろ
最近在独日本人仲間からいただいた書籍。
まだ全然読んでいない。
実家生活では図書館や本屋など、日本語書籍に満ちた生活を楽楽できたものだ。外国住まいになると、そういう意味では一気に生活レベルが下がる。

上のような小説より、下のような実用書ばかり広げてしまう私。

これではいけない。ブログという金にはならないもの書きをしている以上、日本語力を挙げるためもっと読まなくてはならない。

何気に広げたこの一冊。古い作品なので感覚にあわないかな・・・と思って読み始めたら面白い。
文体に古臭さも感じなかった。
もっと積極的に読書に取り組もう。そうそう、ドイツ語の本も・・・・





漢字の勉強する人たち

2018年03月13日 | 近隣の人たち
成人してから漢字を勉強する人たちの苦労は並大抵のものではないだろう。
これは、仕事のために日本語を勉強している空港地上勤務のエチオピア美人M子さんが送ってきた漢字の「イメージ」だ。
漢字の発祥から進化の様子の一過程に、似たようなものがあったなあ、とびっくりするぞ。

M子さんはひらがなを勉強したらしいが、忘れてしまったとか。ときどき私と携帯電話で日本語指導したりするときは音声かアルファベット表記だ。
日本人乗客に案内をするので、とりあえず読み書きが要求されているわけではない様子。
きょうは搭乗券や荷物の指示の言い方を尋ねられた。「あの機械で搭乗券を印刷してください」とか、ね。
感じのいいM子さんだ。
「あなた、独身?」
などと尋ねられて、彼女はそれを理解できるのかなぁ。ひたすら仕事で使う用語、用例しか勉強していないのはちょいと悲しいかも。

中国語を勉強している教室の内部の様子。普通の筆記具を用いて気に入った字を書かせたのだろうな。

なぜ、そんな字を選んだ、と笑ってしまうのもある。
我々には思いもつかない漢字の形の魅力を感じる部分があるのかも。「老」とか、かっこいいのかも、意味じゃあなくて形が。
「包子」とか「蛋糕」など、その意味が気に入ったのか。(中華まんじゅうと、ケーキ!)
地元大企業A社は中国に力を入れているせいで、中国語学習者も多い。
日本語も中国語もどちらも欧州語とはひどくかけ離れた文字と文法構造を持っている。
頑張ってくれよぉ~、と思ってしまう。

「この人、知能が低いのでは」と不安になる夫との結婚生活。
ちょいと興味があって日本語をどのように学習したか、ひらがなカタカナをどれくらいの期間で覚えたか、などを尋ねるとぎょっとする。
勉強する期間が私の倍ほどもあった彼だ。勉強については凄まじく高い能力を発揮していることが、これらの質問で暴露される。
それでも、現在の彼の日本語会話はそんなにレベル高くないのよね・・・
おっと、私のドイツ語もひどいものだ。配偶者の悪口を書くべきではないっ、うほほほほ。






息子に肉を食べさせたい義母

2018年03月12日 | 
週末の昼食はグーラッシュだった。
義母のグーラッシュはかなりまずい。ここに来た当初はグーラッシュ自体が私の口に合わないものだと思っていたのだが、何度か外出時に食べたときそのおいしいことを知ったものだ。
辛目のソースに豚肉しか入っていない貧しげなグーラッシュ。

夫のスパゲティ、義両親のじゃがいも、サラダ。

私はもちろん米飯。今回は炊き上がったところにオートミールを混ぜ込んだ。
ドイツでは、ソースはこのようにかなり少なめに添える。日本のカレーは、ご飯より多くソースを盛り付けるのが普通であることと比較すると、ドイツのは貧しげでもある。

さて、夫はこのソースの肉を避けてよそっていた。
義母はそんな息子の態度が気に入らないのか「肉も食べなさいっ」と軽く食え食え攻撃を仕掛けた。
長年その攻撃にさらされている夫は猛反撃。
「私は肉を食べませんっ」
今までの人生で何十回もこの論争をしてきたのだろうから、義母も息子がいる食卓では肉を使わない料理にすれば良いのにね。
親子の関係に介入をしてはいけない。
私はこの抗争が始まっても、黙って観察しているのみにしている。

そんな嫌いな献立が昼食の夜には、決まって夫の大好きな甘い夕食となる。

義母が焼くと濃い色に仕上げる。
クリームチーズを甘くしてパイ生地に挟んで焼いたもの。
これ全部を平らげるのだから、私の日本の常識から考えると健康にひどく悪い夕食に思える。
まったく、ウチの食卓が変なのか、ドイツがそうなのか、あるいは夫の好みの問題なのか。
もっとまともになってくれー、と思うのは私が日本人だからだろうな。



みんな引越ししている例の一部、日本風の物がいっぱいある台所

2018年03月11日 | 家屋
腱鞘炎続行中だが、日常生活にはさほど差し障りない。
やはり、PC操作が治癒を遅らせているのだろうなあ。ブログを書かないって発想ができない現在の私。

周囲の仲間が次々と新居を構えて報告してくる。
ドイツ人女性P子さん。知り合った頃から数年は旦那さんの両親の家の二階で生活をしていた。
二世帯同居で生活空間は完全に別だった。理想的な住まい方だと思う私だけれど、やはり何かあったに違いない。数年前にそこを出て賃貸住宅に引っ越した。

今回は家屋を購入したらしい。長く事実婚だった二人。それぞれに元配偶者の間にできた娘が一人づついる。
その娘さんたちも成人しているので一緒に住むことはない。(例外も多いが!)
娘たちも独立し、自分たちも正式に結婚したので、家を所有したいと思ったのだろうな。(なんだかいろいろ順序が違うような気もしないこともないけれど、今の世の中何でもアリ、だからな)

台所の写真を見てちょいとがっかりした私。なんだか、日本のそれと酷似しているじゃあないか。
添えられた文章を読んで納得。「一時的な様子」だそうで、これからもっとすっきりと片付けられることをほのめかしていた!

私が招かれるときには、ドイツらしいすっきりとした台所になっていることだろう。
他人のことながら楽しみだ。いいなぁ。

外国在住外国人の日本語能力の高さに驚愕

2018年03月10日 | 日本
階段に置かれてあったこのはがきを遠くから見つけたときには、その筆跡が在独日本人仲間のものと酷似していたので彼女からのものだと思った。

近くで見てびっくり。
マレーシア在住日本人女性の現地人旦那さんが書いたものだった。
よくよく見ると、小さな間違いや中国系マレーシア人として育った跡が残されていて、日本人とはまた違った趣を感じさせる。
一番下に何気に記された日付は欧州式だ。マレーシアがかつての宗主国の文化を引き継いでいて、英語が得意であることも伺わせる。
ちょいとぎょっとしたのは、このはがき、私が贈ったものだ。きっと、絵葉書や封書などを入手するのが面倒だったのだろうなぁ。

このはがきを書いた彼は、昔々、某日本語コンクールで優勝した経歴を持っている。
日本での生活体験や多数の日本人との交流はないので、日常的に日本語を使っている環境ではない様子。
彼同様、複数の現地語(多民族国家マレーシア)を操る日本人妻とは日本語会話ではない。
それでこのレベルを保つことができるのだから、すばらしい。

日本語学習熱は世界各国で高まっているようだ。
経済的には下降気味の日本だ。日本で稼ごう、という意欲より、純粋に日本の物事に興味がある人物が増えつつある、と受けとめている。(移民労働受け入れ関係で日本の日本語教師を増やしているようでもある)

外国在住でもレベルの高い日本語を保持している人物が多数いることをとても嬉しく、誇りに思う。
日本語能力下降気味の夫にちょいとカツ入れたくなってきたぞ。忙しい彼だ、それは可愛そうだな、うほほほほ。







義母は魚介類が苦手だから

2018年03月09日 | 近隣の人たち
約束していない食事に急に招かれた。二人は日本人なので、ほぼ確実においしいものをごちそうになれる!
と、喜んで招待を受けた。
ムール貝を洗い始めた友人。ウチでは魚介類が苦手な義母だ。地理的に内陸なので海産物を食べるのに慣れていないのはごく自然なことだ、と理解はしている。
だが、私が魚の缶詰を開けただけで「臭い」といい続けるのだからたまったものではない。ウチではご法度の食材だ。

うーん、ワインを加えるなんて、お洒落。ウチではワインなどめったに口にしないし、もちろん料理にも使わない。

左は焼きそば、真ん中は豆腐のサラダ。

サラダのドレッシングは日本の製品が添えられた。

ときどき日本食に招かれるのは幸運だ。
食事は単なるエネルギー源補給原ではないと認識することができるものだ。
毎日私の好みの味の料理を食べるのが不可能でちょいと残念なのだけれど、こんな風な機会がやってくることを嬉しく思う。

休暇旅行無しでも人生を楽しむ方法

2018年03月08日 | 交友関係
休暇旅行中のあまり親しくもないドイツ人から写真が届いた。
ここの寒い時期に暖かい場所で楽しんでいる様子。退職後の余裕のある暮らしぶりを伺わせる。いいなぁ、と思った次の瞬間、義両親たちもここ10年、ほとんど全く旅行らしい旅行をしていないことに気付いた。

彼らが二週間ほど家を留守にしてくれると、私はここでのんびりできるのにねぇ。
夏場に彼らが出かけると、野菜や草木の水遣りが大変なので冬にして欲しいな、などと考えてしまった。
身分不相応な大きさの庭を持つと、一般の人たちが楽しめることを犠牲にしなくてはならない。

何人かいる中国人友人の一人と一緒に、パン屋で朝食を摂った。
某大企業A社に勤める旦那さん、小学生の息子さんをもつ彼女だ。中国南部出身の人たちは料理嫌いのことが多いが、彼女もそのようだ。
日中、一人で家で食べるのを嫌い、ほとんど外で食べているのだそう。

彼女のおごり。20ユーロ90セントを支払っていた。一人1300から1400円程度になる。
「うあー、こんな豪華な朝食、めったにたべられなーい!」
と大げさに喜んでみた。
「あら、東京はこれが普通でしょう」
などと、日本の生活を誤解している発言が返ってきた。
大学で第二外国語として日本語を学び、上海の勤務先では日本人客が多かったので、会社の命令で再び日本語集中訓練に通ったそう。日本人相手に日本語で仕事をしていたせいで、日本や日本人に対する彼女の感情はすこぶるいい。

そういったおかげで、私はときどき彼女にごちそうになっているのだと思うと、日本人が世界各国で評判のよい態度を取るのは重要なことだと認識した。
巡りめぐって、私の食事となっているのだもの。
上海駐在日本企業の日本人とその家族のおかげで、私は写真のドイツ人のように南の国に行かなくても適当に日常を楽しく暮らすことができている・・・
ちょいと無理のある結論かな、うほほほ。

追記。本文中に入れるのを忘れてしまった。
このパン、とてもおいしかった。(Siplの製品。インゴルシュタットとその近郊を訪れることがあればお試しを)








日本ではあまりありえない贈り物

2018年03月07日 | 文化
枯れ枝に紙切れをぶら下げたと思われる花束(!?)
ドイツ人Mさんは配送業の仕事をしていて、自転車で運べるあらゆる物資を扱っている。
その仕事中に見せてもらったんだ。
中央に見えるリボンは私が折り紙で折ってMさんにあげた。

前衛的で面白い、とは思う。

こうした贈り物をみんな喜ぶのだろうか。
いや、単に面白さに喜ぶのだろうな。
結婚披露宴に招かれたら、紙切れに紙幣を使うといいかもしれない。過去に書いたぞ。紙幣でおりがみしちゃおう2012年11月20日記事
折り紙花束、景気よさそうで贈り物効果抜群ではないか。もっとも、こちらで結婚披露宴には呼ばれたくないと思っている私。
自分で稼いでいた日本在住時代は結婚式に招かれてもあまり負担にならなかったものだが、専業主婦状態のここでは数百ユーロが飛んでいくのはほぼ無理だ。
また、教会などでの式が昼ごろで、そこから移動して宴会場で食事などをし、さまざまなイベントに参加し、最後は深夜にまで及ぶダンスに参加しなければならない。日本の比較的短時間で終わる式と宴会システムは非常に合理的でよろしい。なんてったって、ここは日本より時間に正確ではないからねっ

前衛花束をみながら、結婚式の恐怖への発想に及んでしまった。
こちらの葬儀は参列者が香典のようなお金を贈る習慣はない。それを考えると、まだここはまし、か?
誕生日やクリスマスは盛大な贈り物をするので、どこに住んでも交際費はばかにならないのかもしれない。



やっと気付いた

2018年03月06日 | 家屋
人気の義母ケーキ。
気温が低かった先週は、冷蔵庫に入れなくてもゼラチン入りフィリングがうまく固まる。
台所の裏にある食糧小部屋は10度から14度だ。

祝い事や訪問先へのみやげには上に飾りがつく。これは自家消費用。

先週末は、偶然知り合ったドイツ人男性とその家族・親族を訪問した。そのドイツ人男性は東京在住で、夫と同じ職業だから彼のお母さんが「是非この機会に会いましょう」って提案したんだ。
出張でミュンヘンに来たその男性、日本語力抜群だった。夫があとからいじけていたものだ。
その時にこのケーキを持っていったんだ。
訪問先の家族3人はそれぞれ一切れしか食べなかった。けっしておいしくなかったわけではなさそうだった。
夫と私は、義母に鍛えられ、軽くふたきれを食べるのが義務だから、無意識にふたきれを食べた・・・
私たち二人の方が、他の三人より体格が小さいのが笑えた。食べる量と体格は比例しない。

さて、先日の日曜日は気温も上がり、天気もよかった。

壁3面がガラス張り、天井もガラスのこの部屋は「冬の庭」と呼ばれている。
長いこと、なぜそのように呼ぶのか謎だった。冬場にここを使うことはめったにない。暖房設備はあるけれど、断熱効果ゼロのこの部屋を暖めるのはムダでしかない。
夏場の週末はここでケーキを食べる。冬はほとんど使わない。

そこに置かれている温度計を見てびっくりした。27度!

天気がいいと、外気温が多少低くてもここはかなり室温が上がることを知った。
義母がときどきそこで本を読んでいたりするのは充分な暖かさがあるからだろう。
冬に晴れると庭のように利用できる、ということで「冬の庭」って呼ぶのだろう。
と、悟った。(正しいかどうかわからないが!)

みんな次々と引越しするのをよだれたらして傍観しているりす

2018年03月05日 | 家屋
夏ごろに出産予定の近所の中国人から、引越し先が見つかったという連絡が画像とともに来た。
現在の住まいはとても狭くて赤ん坊と一緒はちょいと苦しいな、と私も思っていたところだ。

家屋写真はいつも実物より良いので、実際はどんなだろうか、とちょいと思案。
中国人は浴槽を使うことは日常的にあまりない様子。ってことは贅沢だな、とうらやましく思う。

階段の上に記載されている8.33㎡の部分は、もしかして物置だろうか?こちらで真剣にこうした図を見た経験がないのでよくわからない。

居住部合計約66平方メートルは充分な広さだろう。
家族3人でしばらく暮せるぞ。(第一子と第二子の性が違うとそれぞれに個室を与えるのが難しいだろう、と思った)

ここのところ住居を買ったとか、より大きなアパートに引っ越した、という報告をたびたび聞かされる。
まるで、私たち夫婦はドイツで一番貧しく暮しているような印象だ。
すでに諦めたのも事実。
このまま同居人生突っ走れっ、がんばれ、りす。
・・・って自分を応援。

久しぶりの納豆はガチガチに凍っていた

2018年03月04日 | おいしいもの
短期出張中の日本人男性が食事に招いてくれた。
たび重なる欧州出張での体調管理のため、徹底した日本食の献立だ。飯の炊きあがる時間と料理の仕上がる時間を調整し、互いの近況を報告おしゃべりしながらの料理だ。凄すぎる。

米は日本から持参の日本産。私には極めて贅沢な食卓となった。
さて、手前に写っている納豆に狂喜した私がかぶさっているフィルムを取り除こうとしたら、
「おお!凍っている!」
こちらで販売されている日本から空輸していると思われる納豆は冷凍状態で販売されている。うっかりそれを忘れると、残念な結果に・・・
いや、私はもらって帰ることにした。数日後のご飯のお供として楽しみにしている。

21時のバスに乗ろうと思っていたのに、間に合わなかった。
次のバスは1時間後だ。外は氷点下の気温だ。雪さえちらついている。
いつもなら、そのあたりを歩いたりして時間を潰すわたしだが、寒すぎてそれを断念。
普段はあまり縁のないトルコ人経営の食堂に入ってみた。温かい飲み物を探すと、あった。
トルコ風の紅茶。

高さ8センチ位の小さいグラスに入ってくる。50セント(7,80円くらい)だった。いまどきこの価格は驚きだ。
値段のこともあり、あまり期待しないで口にしてみたら、凄まじくおいしかった。
トルコ風紅茶はここで何度も飲む機会があったものだ。その時は特別においしいと感じなかった。
たまたま、運が良くておいしく淹れられたものになったのか。寒さでそのように感じたのか。
また来て確かめてみたい。