私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヤマトタマヤスデかな?:ダンゴムシと間違えて

2021-06-09 09:45:02 | 昆虫以外の節足動物
2021年6月9日(水)

ヤマトタマヤスデかな? 7mmほど

20210525

私:「えらい光り輝く美しいダンゴムシやなあ」
友:「いや、タマヤスデの仲間とちゃうか?」
私:「日本におるんな? 東南アジアのタマヤスデはもっと大きかろ?」
友:「なら、ダンゴムシの別の種類かなあ?」

という節足動物関連にど素人同士の会話のもと、散歩を終え・・・

帰宅後、わっちゃあ~っ!
友の言う通り『タマヤスデの仲間』だった。(すまんの!)
日本には10種類ほどのタマヤスデの仲間がいるという。

あっちゃ~適当な写真しか撮れてない。
そこで、後日、リベンジ散歩。

サクラの倒木で1匹だけ見つけた。

20210605

明るい方へ木片とともに向けて
正面から


側面から

なるほど! ダンゴムシとは違う!

つついて丸めて


ついでに手のひらにのせて

なるほど! ダンゴムシとは違う!

よくわかる違いは、脚と丸まり方みたい。

その違いが気になる方は調べてみてね。
くわしい方はたくさんいるもん。
その方が記憶にも残るしね。

ちなみに、この小さなタマヤスデでさえ、採集し販売する方がおられることにも驚いた!
野生生物を売る方も買う方も・・・なんだかなあ・・・
ニシキヘビやアフリカの鳥の逃亡なら、ニュースになるだけ興味や日本のペット界隈への関心も集まるのに・・・
とても哀しくなりつつ、知ることの大切さをあらためて痛感したなあ。
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アカスジキンカメムシ:臭くなく歩く宝石らしい

2021-06-08 11:08:07 | カメムシ・アメンボなどの仲間
2021年6月8日(火)

アカスジキンカメムシ およそ15mm

20210607

昨日、散歩中かみさんが見つけた。
ちくしょ~っ!
小学生だった頃から図鑑が好きで、その頃から昆虫図鑑の表紙を飾ってたカメムシ。
『歩く宝石』とも呼ばれる大きなカメムシ。

私は生まれてから一度も見たこともなく、地元でも相当山奥に行かないとダメだと思い込んでた。


まさかである。
地元の小川沿いの足元にいたとはっ!
しかもである。
よりによって虫どシロウトのかみさんが・・・
さらにである。
「何度か見たよ」
「あまり呼ぶと悪いし、カメムシだからもう知ってて興味ないと思ってた」と言う。

このやろ~! ちっくしょ~! なのである。
ま、いい。
いつも大手柄はかみさんでいい。
会えたのだから・・・グスン!

実におとなしくしてくれるので、撮影はとっても楽ちん


キンカメムシ科で、実際に試した人たちは「臭くない」「若草の臭いがちょっぴり」と書いてるから
むしろ、きっと「かすかないい匂い」なんだろうな。

この写真で、金属光沢のような緑色が伝わってるかどうかは怪しいけど
陽の当たり方ではとってもきれいに輝いてた。
ただ、アカガネサルハムシやタマムシの輝きが構造色なのに対し
コイツは違うらしくて
死ぬと一気に色あせ黒ずんでしまうという。
あ、構造色というのは、表面の微小な凹凸によって生じる色のこと。
シャボン玉とかCDの表面の色もそう。

さて、思い起こせば・・・地元の町の山奥散歩で

20210525

アカスジキンカメムシ幼虫を最初に見つけたのもかみさん。
「おっきいハムシみたいなんがおるよ~っ!」

かのように、かつては虫にまったく関心のない、いや、むしろ嫌いだったかみさんでさえ
こうして1年以上、地元の散歩をくり返してたら『小さな甲虫好き』に成長してる。

ちょうど1年前の今日、アユカケやスナヤツメを採集した3月の話をずっと貯め込んでて

そりゃそうじゃろ?
子どもたちは学校に行けず、悶々と家で過ごしてる中
昔の話とはいえ、大の大人が出かけ、「魚採り」して遊んでるなんてな。
みっともないったらありゃしない。

と書いてる。

たまたまだが、あの頃と今と思いは少しもぶれてない。
「オリンピックはいいのに何で運動会は中止なの?」と孫に問われうなだれる知人
「クラブ活動の見直し」や「オンライン授業」を余儀なくされる知り合いの生徒・学生・教師たちの苦悩
公務員としての「厳しい日常生活の規律」などなど
今も、身近に多くのお上のお達しに従わざるを得ない連中をみてるからなあ。
いくら反論があろうと首を覚悟で闘えとも言えないし、何より子どもらに言い返す余地はない。

必要火急な活動はすべて黙して進めつつ、うちのかみさんでもできる他愛のない
老若男女が家族で楽しめて、密にもならぬ散歩「プランB」を実行し続けるだけのこと。

ま、『私が口惜しがるのが楽しいから』らしいから
ほれっ! 
そこのお父さん、お子さんや奥さんが先に見つけたら心から口惜しがるんだよっ!
先に見つけていばるんじゃないよっ!
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アミダテントウ:天への道Ⅰ

2021-06-07 10:13:42 | テントウムシ・キノコムシ・ケシキスイの仲間
2021年6月7日(月)

アミダテントウ 4mmほど

20210531

雨上がり2日後、山道の散策中硬く厚い葉にいて
じっと動かないから
「申し訳ない申し訳ない」と葉をそっと切って、陽の当たる場所で


あめ色に黒と黄のまだら模様がとっても美しい。

と、じわっと動き始め


光のよく通るサクラの落ち葉にうつして、正面から見ると、何と目の大きいことよ!

何と触角の短いことよ!

もちろん、初めて見たテントウムシ。
帰宅後の『おうちde名前調べ』というさらなる楽しみ。

1属1種のテントウムシで、アオバハゴロモの幼虫などを食べてるらしい。

アミダテントウは、漢字で『阿弥陀天道』と書く。
命名した人がこの模様からあみだくじを連想したのか
それとも阿弥陀如来を想像したのか、わからないけど

そもそも、テントウムシは陽の指す方へと飛んでくらしく
『太陽神の使いの虫』であると昔の人は思ったことに由来しているらしい。

知らんことばかりやんっ!

そこで、『阿弥陀様がみちびく天への道』と勝手に解釈するぞ!
神頼みやアマビエなどの他力本願は好みではなく、自分なりに自分の手で足で、とは思う。
思うけど、なんとなく希望が拓くではないかっ!
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トホシオサゾウムシ:アナアキストの仲間たちⅣ

2021-06-06 08:57:56 | オトシブミ・チョッキリ・ゾウムシの仲間
2021年6月6日(日)

トホシオサゾウムシ 7mmほど

210531

雨上がり2日後、山道散策中に見つけたゾウムシ。

いつものことだが
「おもしろいハムシ見つけた!」と、かみさん。
「どれどれ?」とのぞき込むと・・・大概がマルウンカ。
「マルウンカだよ。セミにちかい仲間で甲虫じゃないよ」なんて、忍耐強くマルウンカの形・色彩変異なんかをくり返す。
なんせ興味はないが、視力の良いかみさんはつきあってくれてるのだからね。

と、そのすぐ近くの葉にいたのがトホシオサゾウムシ。
図鑑を見てて一度会いたかったゾウムシだ。
かみさんありがとう、きみのおかげだ!

そっと葉ごとつかまえ、暗いケースへ入れ、興奮してる私とゾウムシを落ち着かせた後、明所で撮影。


ツユクサに穴をあけ産卵し、ツユクサなどを食すると書いてたりするけど、見たことがないのでわからない。
十星長象虫と漢字で表すのだけど、10の星を数えても足りない気がしてわからない。
オサゾウムシの仲間にはオオゾウムシという日本最大級のゾウムシがいる。
だから、オサの『長』は、仲間のトップとか優れもんという意味だと誤解してたから
このちっちゃいゾウムシのどこがオサなのかわからなかった。

体が筒状に長細いから「長い」の「長」を名のっておられるのだと、それだけは調べてわかった。
出会わなければ、あれこれ調べなければ、誤解や鵜呑みのままだったんだなあ・・・
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マルボシヒラタヤドリバエ:映えるよね?

2021-06-05 10:05:59 | アブ・ハエ・カ・ガガンボの仲間
2021年6月5日(土)

マルボシヒラタヤドリバエ 大きさ6mmほど

20210502

あめ色の腹部にポツポツとある黒丸が、なんかかわいい!
紅茶タピオカよりも洗練されたデザインで、「映えてる!」んじゃないかなあ?

キク科の野草の花芽にとまったまま


少しずつ近づいても逃げなかったから、撮影はとても楽に短時間に


幼虫は、果樹へ集まるチャバネアオカメムシたちに寄生して育つというから
農家の方々にとっては「ありがたい虫」なのだ。

ま、ハエだからなあ・・・
「ハエ」というだけで「見るのもイヤッ!」という人もいておかしくはない。
ハエにもいろいろいるんだと私も知りはじめたばかりだし・・・

ヒラヤマシマバエ 大きさ8mmほど

20210531

翅にある黒白の帯に構造色の虹色がかかっててエレガンス。
映えてる虫だと思うけど、カモメはカモメ、ハエはハエという先入観はぬぐえないんだろうね。

花の蜜や腐敗(発酵)した果実に集まるらしい。
コイツも逃げなくて、ササッと撮影。

私も、こうした散歩を日常的にするようになるまで、知らなかったことばかりだからね。

と、一句


「蝿生まる」という春の季語があることも初めて知ったしな。

度重なる緊急宣言下、県からの要請通り今回も「外出を半減」してる。

ま、私の散歩や散策が「密」や「人流」にほぼ無関係なのはわかっちゃいるが・・・
億が一、私の「散歩虫探し」に刺激を受け、「ならば自由に外へ」と思う方々が現れるとしたら
兆が一、感染や重篤化する人が現れたとしたら、その責任はもちろんとれないし負い目を感じる。
責任はあくまで要請してる国や行政にゆだねたいから、言うことを聞く。

なので、散歩も最近は短時間。
(採集し持ち帰って撮影が増えたな。時間をかけて撮影できるしね)

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