私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

『春暑し』 俳句ポスト365:5月の俳句結果②

2021-06-02 11:25:24 | 俳句
2021年6月2日(水)

4月から松山市主催・夏井いつき選の俳句ポスト365はリニューアル。
『没・よしあきくん・並・人・地・天』に選句されてたのが
初心者コースは、家藤正人さんが担当、俳句の基本的なルール指導をメインとし
中級者コースは、夏井いつきさんが担当し
結果を見たら『没(未掲載)・類想・並選・佳作・秀作・特選』にわかれてた。
選句された数も格段に減ってるから、より厳しく明確に選句されたみたい。

かみさんは、このリニューアルに「他の俳人の句をみていくと、選句の基準が鮮明に伝わるから勉強になる」と喜んでた。
私、俳句は失礼のない程度の趣味、不勉強で真面目さに欠けてて、ろくに他者の俳句に目を通さないからよくわからないけど
旧の『人』にあたるであろう『佳作』の選句数がずいぶん減ってる。
だから、夏井さんへの投句数も少しは減って、より時間をかけ選句できたんじゃないかなと思うとうれしい。

以前も書いたけど、憲法13条にいわゆる『幸福の追求権』というのがあって、私はその憲法が大好きだ。
誰もが自分の幸福を追求する権利を憲法というレベルで認めるのはすばらしい。
ただし、この幸福の追求権は『他者の幸福の追求』を妨げるものであってはならぬ!とも書かれてる。
あ、違法してて幸福の追求だ、自由だ!妨げるな!は、もちろんなしだよ。

だから、多作を送りつけ、選者に苦痛を与えるのは、結果としてゆるやかな憲法違反なのである。
「多作多捨」は自分でするのが、俳句の基本ルールでもあるしね。
私も3~4句まで送ってたから、申し訳ないことしてたなと思う。

今回から「できるだけ一句にしぼってください!」とのこと。

そこで、生意気に「中級者コース」へ一句入魂!

兼題は『春暑し』

春のうららかな日和の中で急に迎えた夏日のような天候の日のようすらしいんだけど・・・
いろんな名句を眺めてると
単に、暑いとか汗をかくとか冷たさを求めるとかいった気温にからむことだけじゃなくて
「けだるさ」「うっとおしさ」「苛立ち」「焦燥感」といった心情が含まれてる季語のような気がして・・・
(違ってたらごめんなさいね!)

折り紙の四隅が合わぬ春暑し
を投句した。

結果は、『並選』
ただ、どのレベルに選句されてても、それはグリコのおまけ。(夏井さんの常套句)
ありがたや。

この句は、広島平和の日へ向け、折り鶴を折ってた日々のことを思い出して・・・
エアコンなど使わない時代だったから、心を込めて折ってるつもりでも暑い春の日は少し心がささくれる。
折り紙の四隅の折り目に、そのささくれが表れてたよなあ・・・と懐かしくよみがえったから。

んで、ヒゲナガオトシブミのメスの写真に


コイツも「春暑し」の日に、アブラチャン(?)の葉をせっせこせっせこ1時間弱かけて
葉の中に自分の卵を生んで、チマチマ丸めて・・・「落し文(揺籃)」をつくってた。

ただ、次の「落し文」もつくらねば・・・と、時間がないのだ・・・と
葉と葉の折り目がそろってないのである。
1つ1つバラバラで、ある意味緻密な揺籃がよく見ると雑な「折り鶴」みたいに思えてね。
私の「春暑し」の俳句のお仲間みたいに思えて、勝手に共感したんだな。
コメント
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