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私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

パールシクリッド(釣査191種目)なのね? : アヂアヂ台湾お魚旅㉚

2018-10-12 18:14:45 | 夏の台湾の魚たち
2018年10月12日(金)

台湾5日目(8月3日)

若に案内されてやってきたポイント。

初物のタイワンオイカワを知らずに釣ってた喜びに調子づき・・・

「ティラピアにも体に黒い斑点があるんがおるなあ」と、若に話しかけてみた。
「ああ、それティラピアちゃいますよ。たぶんゲオファーガス・ブラジリエンシスです」
「ええ~っ! ほんまな! ほんなら釣ったティラピアの中に混ざっとらんかな」

という顛末の末・・・

バケツの水温上昇の中でクタクタに疲れ、斑紋も消えかけた幼魚を見つけた。

通称パールシクリッド(巴西珠母麗魚:Geophagus brasiliensis)である。


南米原産のシクリッドだそうだから、アフリカ原産のティラピア類とは全く出自も違うのに
すっかり同じ魚たちだと思い込んで、写真を撮ろうともしてなかったのてある。

普段からボーッとしてる頭が、猛暑も加わり思考停止してたんだろうかなあ。
やる気も湧いてなかったもんなあ。

これまたカープの菊池みたいな若のファインプレーで191種目を記録できたのである。
感謝感謝。

さらに、カープの野間の打席みたいに粘ってガサをしてた友が、まだまだ元気な個体を採ってきてた。

パールシクリッドの幼魚


そして、成魚


外来なのか在来なのか、生態系に大きな影響があるのかないのか
なんてことの前に、やっぱり生き物の名前くらいは知っておかないと・・・・話にならんわ。
釣り好き・魚好き・自然好きとか、「珍魚・駄魚ハンター」なんて・・・・・男の股間、もとい沽券に関わるわ。

つくづくと反省した次第なのでありましたとさ。(こりゃ反省しとらんな)

タイワンオイカワ(釣査190種目)を釣っていた!: アヂアヂ台湾お魚旅㉙

2018-10-11 18:26:23 | 夏の台湾の魚たち
2018年10月11日(木)

台湾5日目(8月3日)

昨日の夜、若き研究者さんが合流。(友が誘ったらホイホイと)
知識も体力も兼ね備えた人物で、実に心強いのである。

この日最初のポイントは、若(若き研究者さんでは長いので)の案内で。
こんなとこ。


若によれば、タイワンタナゴ近縁種の採集記録がある場所らしい。

若と友は当然のごとくガサの準備をはじめる。
となれば、釣りにならなくなる。
私は少し離れた上流へと向かう。

ティラピア類の群れに遭遇。
何匹か釣って飽きる。

流れ込みへと歩を進め、タカサゴオイカワを何匹か追加、土手を上がった。

今まで釣った魚ばかりやんか・・・ワクワクしとったのに・・・

「あ~っ、エボランス(タイワンオイカワ)も釣ってますね~」と、ガサから戻った若。


「え~っ! ホンマに? じゃったら初物やんか!」と、あわてて撮影したのが上の写真。

台湾には、3種類のオイカワが生息している。

割と広く分布してるタカサゴオイカワ(粗首鱲:Opsariichthys pachycephalus
オス

メス


中北部に分布するタイワンオイカワ(長鰭鱲:Opsariichthys evolans

コイツは友が採ったもの

高屏渓に生息するカオピンオイカワ(高屏鱲:Opsariichthys kaopingensis)の3種類。
(コイツは後日紹介するね)

その中で、かつては日本のオイカワと同じ種であるとされていたのがタイワンオイカワのようだ。

日本で採ったオイカワ婚姻色オス(友の渾身の記録写真でっせ)も参考までに並べてみる。


タイワンオイカワの婚姻色オスは釣れず、採れずなので比べにくいケド

ネット上の「臺灣魚類庫」で、長鰭鱲かOpsariichthys evolansで検索すればでてくるよ。

確かに模様や頭や口の形・大きさなんか、かなり違うよなあ。

いい勉強になったぞ。

もし、この日から若が加わってなかったら・・・
190種目にならんまま、ほっぽらかしとったもんなあ。



 

最高の小籠包 : アヂアヂ台湾お魚旅㉘

2018-10-10 17:08:31 | 夏の台湾の魚たち
2018年10月10日(水)

健康診断とがん検診の案内の電話があった。

「受けるのはええけどな・・・バリウムがまずいよなあ」
「ホンマよね。あれは飲みとうない」

珍しくかみさんと意見があう。

「せめてバリウムの名前だけでも変えたらええのに・・・」
「何て?」

「バリウマ!」
「・・・」

口をきいてくれなくなった。
どうしてくれるんじゃっ、お役所さん。

と、バリウマで思い出したのである。


台湾3日目(8月1日)の夜 

バリ美味い小籠包を食べに出かけてたのである。(すっかり書き忘れ)


この日だけ宿のお姉さんに美味しい小籠包が食べられる店を聞いて出かけた。

実に明るくこじゃれたお店。
2人で普通のとエビ入りや何ちゃら入りの3種類と
一品料理もくわえて頼み、ビールとブドウジュースで乾杯! 

500台湾ドル弱、使ったのである。
最高のお味なのであるが・・・

旅の最中に観光グルメなんてのをしない。
地元の人の通う店かコンビニで、台湾だったら1人100台湾ドルも使わない。
そんな店での小籠包なら20~40台湾ドルもあれば十分・・・
私の口にはコッチの方があうような気がするなあ。

ナカハグロトンボをこの日の〆に : アヂアヂ台湾お魚旅㉗

2018-10-09 18:02:38 | 夏の台湾の魚たち
2018年10月9日(火)

台湾4日目(8月2日) 

3ポイント目は、海辺の砂浜と


そこに注ぐ小さな川の河口。


対岸で釣ってるおじさんが何か釣ってればやる気も湧いたケド・・・
すっごく暑いし、道具を取りに車へ戻るのも億劫。

次行こ、次行こ。

と、その次の画像記録には突如地面にポイ捨ての小さなアイゴ(台湾名:褐藍子魚)が残ってるのだ。


なんでだ?

おぼろげながら記憶をたどると・・・
4ボイント目にフェリー乗り場みたいなとこへ寄ったような・・・違うかな?
私が釣ったんかな?
だとすると、釣った魚を地面にポイするなんて・・・あ~申し訳ないことをしとるわ。
記憶にないでは済まされないよね。
アイゴさん、ごめんなさい。

また、同伴の友に確かめんといけんな。

そうすると、その次に残ってるこの渓流っぽい景色は5ポイント目なのかな?


この辺から記憶は確実によみがえる。

私は上流のタマリで釣り。

釣ったのはゴクラクハゼ(台湾名:子陵吻鰕虎魚)の陸封型(?)と


タカサゴオイカワ(台湾名:粗首鱲)




下流域で友はガサ。

採ったのは仮名タイワンシマドジョウ(台湾名:中華花鰍)


中国と台湾に分布するこのシマドジョウは Cobitis sinensis の1種のみとされてるケド
どうも別種または亜種レベルの違いがあるらしいと聞いたような聞かんかったような・・・

タイワンリザード(台湾名:纓口台鰍)と


スイシャハゼ(台湾名:明潭吻鰕虎魚)という名の台湾のアチコチにいるヨシノボリと


コンジンテナガエビ(台湾名:貪食沼蝦)のオスメスでいいのかな?
※ 10月10日加筆訂正 タイリクテナガエビ(台湾名:粗糙沼蝦)のオスメスみたいです。


沼蝦という漢字が、台湾ではテナガエビを、日本ではヌマエビを表すのが面白い。


そして、今回のタイトルにしたナカハグロトンボ(台湾名:稱台湾蜻蛉)




日本にはコナカハグロトンボという極めて近縁なハグロトンボの仲間が、石垣島と西表島にだけ生息してるそうだ。

ま、どこをどう見れば判別できるのか私には分からないのだケドね。

とりあえず、台湾4日目、急ぎ足で終了。

地域限定版のイリコ(煮干し)?

2018-10-08 07:52:58 | 魚を食らう
2018年10月8日(月)

先日の釣りの帰り、立ち寄った道の駅で見つけたイリコ(煮干し)。


どう見ても一般的なカタクチイワシではない。
アジにしてはゼンゴがない。
こんなのが売ってるのを初めて見た。
少々値は張るケド、買ってみた。

カタクチイワシ特有の旨味や苦みはなく、割とあっさりと上品な味でそのまま食べやすい。


もう、上の画像を見たらお分かりですよね?

そう、岡山県名産のママカリ(サッパ)の幼魚たちなんです。

こういう旬の味・ローカルの味も大切に残していきたい地域(自然)遺産の1つかもしれません。