私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ミナミタニノボリ 私だけが採ったど~っ!: アヂアヂ台湾お魚旅㊸

2019-01-19 22:51:08 | 夏の台湾の魚たち
2019年1月19日(土)

今日は、絵画教室。
2月に出品する絵画のダメ出し(指導ともいう)をしてもらうことに。

F8サイズの額を師匠に借りたもののすき間が空く。
いろいろ考えて・・・もっとも安上がりな方法として・・・
100円ショップで買った灰色のブロック模様の壁紙を絵の背景に張った。
いいんだ。素人の絵だもん。
金かけるのはムダだもん。

さて、先生が一人ずつ作品を批評し、手直しをしていくのだが・・・

最後まで見せたくないとしぶった私の絵画は先生に奪い取られ・・・皆さんの前へ。

「おお~っ! 上手いなあ~っ!」
何年も通ってる諸先輩方から予想だにしなかった称賛の声が上がる。
てっきり背景の壁紙も私が描いたと勘違いされておられるのだ。
先生も高齢の先輩生徒さんたちにはそうそう逆らえないのた。

よしよし、これで難を逃れたぞっ!

さて、そんな良い日には良い思い出を・・・


台湾8日目(8月6日)

「台湾のタニノボリの仲間を見てみたい」 という若と私の希望で、この日最初の川が決定。

「ここで止めて! この川がいい!」 移動中に見つけた枝川に私はピンときた。


地元の人が水浴びしてたり、外国の方が景観を楽しんでたりと川辺に降りやすいのだ。

「一応やってみようか」 2人は胴長をはき、大きなタモ網を持ち、急流へと立ち入る。
私は、うすいナイロンジャージのズボンと安全長ぐつに小さなタモ網。
濡れてももちろん構わないが深すぎる所はムリ!

昔、ボルネオの小さな小川でタニノボリ類の幼魚が浅い平瀬にいて
買い物用のレジ袋で採ったことを思い出して・・・

急流との境から少しずつ少しずつ回り込みながら浅瀬へと追いやってると妄想しながら
逃げ込んでくれたであろう浅瀬の小岩と小岩のすき間をガサガサと・・・

「採ったどお~っ!」

体長3cmほどの小さなミナミタニノボリ(南方間爬岩鰍 Hemimyzon sp.)かな?


この魚、コイ科ドジョウ亜科とは思えないへんてこりんな形で、とってもカワイイ!


急流に耐えられる平べったい流線型の体つきも
上から見れば、大きくヒレが広がってるおたまじゃくしみたい。


嬉しいのはそれだけじゃない。

満を持して採集に向かった2人は1匹も採れず・・・
適当な採集でホイッと私が採ったものだから・・・
まだ、台湾でこの仲間を見たことのない若の形相は口惜しさと憤りで一変し
友は友で、何で私にだけ採れたんな? こんなところで? と、いつものブツブツ・・・

こういう独り占めはいい気分だよね。

で、友が撮影してくれた表と裏の写真



「もっといい枝川へ行くぞ! もっとタニノボリがおる所へ!」
「はいっ! どんとん行きましょう!」

友と若に強いきずなが生まれた瞬間であった。 ワハハハハハ・・・
コメント
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