私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

クツワハゼ(釣査208種目)は実に眩い!: 帰ってきたぞ!島根県⑥

2018-11-24 09:42:47 | 海水魚
2018年11月24日(土)

クツワハゼである。


体中にルビーをちりばめ、少しとび出た眼には黒いアイライン。
南方系の体長8cmほどの小さなハゼである。

釣れるまでの顛末はというと・・・

兄貴夫妻と訪ねた島根県2日目、場所移動。

桂島1周を試みるも・・・少々風が強くて半周で断念。
私の作るタナゴ仕掛け、特に1cmほどのタナゴウキモドキは風が吹くとアタリが見えない。
ウキが深く沈んで、やっとアタリに気付くことになり、飲ませて魚を傷めてしまうもんな。

ま、爽快な風に吹かれつつ雄大な景色を見ただけでも十分じゃないか。


実に気持ちいい!
ちっちゃい魚を誰が釣った彼が釣っただなんて・・・どうでもいいぞおっ!


船着き場へと移動。

歩いた距離はすでに1万歩近い。(4人とももうヘロヘロ)
ウキをはずし、直接アタリをとる脈釣りにした姉さんが絶好調! 
マアジ・メジナ・カワハギ・アイゴなど、大きい(タナゴ竿での限界サイズ)のを次々とあげる。

さらに内湾の漁港へ。
私はウミタナゴ、兄貴はサビハゼなど、かみさんはオハグロベラと
それぞれ初めて釣った記念となる魚があるケド・・・姉さんには釣れてないもんなあ。
ぜひ、初物を手にしてほしかったので、しつこく続けるぞ。
ここで使うタナゴ竿をそれぞれに手渡して・・・

エサのオキアミも少し余る。小さくしてちょっぴりポイントに撒いとくことに。
さて、そろそろ私の竿を出して・・・

と、そこへ寄ってきたのは魚たち(たぶん)と兄貴(音もたてず)。
「釣ったよ~」といきなり小さな声で・・・

知らん間にポイントに竿出して、アッという間に何かちっこいのを釣り上げとりやがんの!
痛まぬようバケツにすぐ入れて・・・・・・


「ゴーン! ショックぢゃ! にっさん」 (訂正:ガーン! ショックぢゃ! 兄ちゃん)




図鑑でも見たことのない可憐なハゼだった。
くたびれたゴカイつけっぱなしの兄貴の第1投目に釣れるんかいっ!
チビチビちぎったオキアミ撒いたんは私ぞっ!

ま、爽快な風に吹かれつつ雄大な景色を見たことなんか・・・どうでもいいっ!
姉さんなら微笑んで称えるケド・・・口惜しい、口惜しい、実に口惜しい!

一生忘れんぞっ! (いい思い出・笑い話としてだケド)

名前を調べるために、いろんな場所を背景に写真を撮っておくことに




白壁をバックに




ズームをかけて


宿に戻って調べた。
こういう時間が楽しいもんな。
体形・胸ビレ・腹ビレの大きさが似ているキララハゼ属から始めて、類縁のヨシノハゼ属と進め・・・
クツワハゼ属でビンゴッ!

憎たらしい兄貴が釣ったとはとても思えぬ可憐なハゼなのであった。
コメント
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