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私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ズナガニゴイ :原始釣リノススメ 実践記録編  釣査141種目

2018-02-15 18:17:58 | 純淡水魚
2018年2月15日(水)

ズナガニゴイである。


数年前の夏、タナゴ竿でドサクサにまぎれて釣ったのである。
背後で子どもたちがワイワイやってるのがわかる。

そう、原始釣りの最中なのである。

夏、「川遊び体験」を頼まれたりもした。
・パックテストで水質を調べよう とか
・ペットボトルでさかなを採ってみよう とか
・聴診器で魚の息づかい(?)を聴いてみよう とか
いろいろやってみた中で「原始釣り」が一番効果的だったのだ。

まず、水生昆虫を種類ごとに集めてもらう。

写真は、シャーレに集めたコガタシマトビケラ。

説明後、竿や仕掛けの準備をして、それぞれにちらばる。


「釣れました~っ!」
「カワヨシノボリじゃね。後でカラアゲにしよか。うまいよ~、ドンドン釣ってね」

そのうちギギを釣る子も出てくる。


オヤニラミを釣って大喜びの子も。


それらの獲物はとりあえずセルフでイケス代わりのタモ網へ。


また、あるときは大きなテナガエビを釣るヤツや


アブラボテを次々と釣ってるときにオオサンショウウオの幼生を見つけることも。


「大きい黒いオタマジャクシ採ってきましたあ~っ!」
「バカッ! オオサンショウウオやんかっ! 天然記念物じゃが!」
「すぐバケツに入れて。観察したら元の場所に戻すけんな。」
なんてなサプライズもあったりするのである。

ね? 楽しいでしょ?

そして、何より嬉しいのは
次第に、子どもたちが競うように釣りに向き合うようになることである。

そのときにタナゴ竿でコソッと釣りを始めても誰も何も言わんのである。
かくして釣り上げた数種の中に、
このズナガニゴイも含まれているのである。


コイツ、タニガワカゲロウが好きやね。
ゆっくりタナゴウキモドキが沈んでいく様子は、カワハギのアタリに似てるね。

これで指導の謝礼なんかがもらえるときもあったりして・・・申し訳ないったらありゃしない。

なお、5回に分けて「原始釣り」について書いてきたのは・・・

ズナガニゴイを141種目として紹介するための長い長い前フリだったのである。

コイツ、ちょっとやそっとで釣れんもん。