向井理さん主演の花王の入浴剤“バブ”のCM、アレどうなんでしょう。オリエンタル・バスのコンシェルジュという設定だそうな。癒されたーい女性視聴者は多いのかしらん。ウチでは全員爆笑ですよ。「しげる何やってんだ!」みたいな。クチから花びら吹き出して(掌からか?)、ソレ、新手の妖怪変化の術かという。
先月2週にわたって放送された『鶴瓶の家族に乾杯』安来篇でも、地元の一般市民の皆さんに会うごとに感嘆されていた超のつく小顔に、こざっぱりした目鼻立ち。お鼻だけがわりと隆々としていて、笑うとキュッと口角が上に上がって三日月形、というかゆるめの“く”の字形に白い歯が。「湯上がりすずやか、クールタイプ。」とカンペ通り(カンペないだろうが)に言うときに、顔の右半分が微妙にリフトしてアシンメトリーになる。
日頃特撮ヒーローウォッチャーなので、“世間の所謂イケメン”“男の端整キレイキレイ顔”には慣れっこ…ってわけでもないけど、あまり感動琴線がインフレしない月河ですが、この人はどう言ったらいいんでしょう。『ゲゲゲの女房』のしげる役では、リアル大物モデルの大役を“飄然”で貫いておられますが、なんか、ナチュラルに、たくまずして“すっとぼけ”と見えるのが持ち味と言っていいのかどうなのか。
もう3年以上前になりますが、ユースケサンタマリアさんと高島彩アナの平成教育なんちゃらで“理系イケメン”ゲストのひとりとして見たのが最初。この時はほかふたりが金子昇さん(=『百獣戦隊ガオレンジャー』ガオレッド。長崎総合科学大学工学部建築学科卒)と市川洋介さん(=『魔法戦隊マジレンジャー』マジシャイン。横浜国立大学教育学大学院卒)で、月河は申し訳ないけどこっちふたり目当てで見ていたので、向井さんがどんなだったかあまり記憶にないのです。
ただ、目当てのふたりがヒーローOBだったこともあって、「特撮変身ヒーロー変身前役を抜擢するオーディションだったら、この人は引っかからないだろうな」と思ったことは覚えていますね。俳優としての個性を出す場面はいっさい無い、お遊びお勉強バラエティでの、映ってる時間正味数分でも、ほかふたりと歴然と空気感が違う。やはり当時から、大欲は無欲に似たり的な“飄々”“おとぼけ”風味、それプラス、誤解を怖れずに言えば“この人、いろんな意味で、大丈夫かしら”と、ちらっと脳裏をよぎらしめるモノはあった。
どう言うか、“独特”という名のスパイスが、局面局面で、過剰に見えることがあるのです。たまさかね。
さて、しげるさん。布美枝さん(松下奈緒さん)が愛娘・藍子ちゃんをおんぶして里帰り、「心配するな、ゆっくりしてこい」とウツワの大きさを見せていますが、着るもの履くモノ、食いつなぐサバイバル能力に関しては、39歳までのロング独身歴を誇る(?)しげるさんには何てこともないはず。むしろ「模型♪」とウキウキしてたりして。病癒えた深沢社長(村上弘明さん)から新しい仕事も来て、ちょっこしフトコロも潤っていますから。布美枝ちゃん、大目に見つつ、早こと帰ってきてあげてごしなさい。
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