イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

ダンだ檀

2007-07-05 00:11:53 | アート・文化

 地元の近代美術館で現代画家の生誕記念展を鑑賞。モギリのおねえさんに「音声ガイダンス無料でお貸しします」と言われ、無料か、それならとi‐pod初体験

 いやぁ音質が良い、しかも小さい、軽い。

 携帯オーディオと言えばカセットテープのウォークマンしか知らなかったので、これは画期的なモノだなと思いました。テープにつきものの緩み、たるみによる音質ブレ、フタのガタつきが全然心配なし。

 ドーナツ型のタッチダイヤル(?)をパソコンみたいにクリックして液晶プログラム画面を出したり、進行中のプログラムを中止したりする操作も簡単だし、「時計回りになぞると音量が上がって、反時計回りだとダウンか」とか、入館してしばらくは展覧作品よりi‐podのほうに夢中になってしまいました。

 液晶画面も鮮明。最初、借りたときは「こんなちっこい画面、照明絞った展示室で見えなくね?」と思ったのですが、予想外に見やすく、画質が明晰だと、小さくてもあまりストレスにならないものなんだな、と気がつきました。いま噂の携帯電話ワンセグも、そうしてみると、小さいからと言ってバカにしてはいけないのかもなぁ。

 世は名実ともにデジタル時代。80年代に初めてレーザーディスクで映画を観たとき画質の優秀さに驚いてから、はや20年近く経過しています。

 すでに地方の公立美術館でも、デジタルツールを使ったこれくらいのサービスは無料で当たり前に行われているということがわかりました。

 どう見ても月河より高齢な入館客も、老眼鏡をかけてすいすいダイヤルを回し、i‐pod解説に耳を傾けている。

 こりゃ、せめて早いトコ、音漏れのないヘッドホンだけでも新調しないとまずいか(…そっちかい)。

 PM4:30頃PCで見たエンタメ検索ワードランキングでは第3話にして8位か9位ぐらいでした『金色の翼』(…また出先のPC無断借用してしまった)。順調にファンは増え定着しているかな。

 修子(国分佐智子さん)の相続した遺産狙いが当面のお話の心棒になることは間違いないのですが、いまのところ「お金さえあれば自由に島を出て飛べるわ、お金お金」言ってるのが理生(肘井美佳さん)だけで、恋人の槙(高杉瑞穂さん)はあまり露骨に金銭執着を見せないため、もっぱら理生ひとりがセコさ卑しさ担当なので、のっけから軽くウザキャラになっている。

 序盤ぐらい、「槙は修子なんかに惹かれないで、この娘と普通に一緒になったほうが幸せになれるよね」と視聴者が思えるようなキャラにしたほうがいいような気もします。

 まぁ理生にはもうひとり、子連れのキザ社長・奥寺(黒田アーサーさん)という“一緒になっても幸せになれないオーラ”出しまくりな求婚者がからみますから、ウザとカワイソはバランスとれているのかも。

 『危険な関係』の美佐緒、『美しい罠』の澪と、どうもこの“背徳サスペンス”シリーズは、“ヒロインの恋敵役が、一見清純で善良そうだが、根が腹黒か陰険で、かつ粘着”傾向にあります。んで、ヒロインはその真逆“したたかで狡猾、打算上等な女に見えるけど、根は純で一途”。

 このシリーズは、女の二面性を鏡のように映し出す、この構図を楽しんでこそ。

 槙がセツ(剣幸さん)のもと、島で働かざるを得ない理由については、2話で理生の父も軽く触れていましたが、槙の兄が友人の婚約者を横恋慕から絞殺、逃亡して行方不明なため、槙も表社会での就職ができなくなったという事情があるらしい。

 演じているのが高杉瑞穂さんで、昨年の『美罠』中盤でのスタッフの遊び心があっただけに、思わず兄って双子?」と思ってしまいますが。

 今後、絞殺事件の真相究明とともに、回想としてでも画面に登場することがあるのかな、槙兄。その際はまた“アノ人”が扮するのか。

 槙が寝台の下に隠していた当時の新聞切り抜きのアップ場面を静止画にしてよく見ると、兄の名前が「吉岡檀容疑者」と読めました。

 檀。ダン?マユミ?男名前にマユミはないか。でもメジャーリーグで頑張ってる桑田マスミ投手なんかも居るからなぁ。

 しかし、ふと気づけば“”の兄が“檀”。演じるのは高“”さん。昨年は“”。

 一昨年は“”崎律に、佐倉(さくら)“”子。

 背徳シリーズは木材シリーズでもあったのでした。

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