イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

エビスとヨシカズ

2008-07-21 00:24:06 | お笑い

一週空いてしまいましたが、17日放送の『爆笑オンエアバトル』は前週に続いて三重県桑名市での収録回でした。10日放送回桑名第一弾もどこかに録画まだあるはずなんであとで振り返って見るとして(しかしこうして贔屓にしていたTV番組が“録画任せオンリー”“再生しそびれて一週経ち二週経ち”になってしまうのも淋しいものです。アナロガー月河はまだVTRを使っているので、都度テープの出し入れ、ラベルに内容記入→保管という関門があり、その分「貯めたら厄介、貯めないで観よう」モティベは保てていますが、予約さえしておけばあとは何も出しも入れもしなくていいHDD録画利用の向きにはますます放置傾向が大でしょう。できれば録画は保険にして、待機視聴せずにいられない番組であってほしい。昼じゃなく、夕食後片付け時でもなく、深夜ですから)、まずは17日の分を。

 ギャロップ1位は妥当と思いましたが、501kbで初のオーバー500はちょっと“地方ゲタ”かな。これで501なら、1勝めの「お父さんの子じゃないんだ」のほうがもっと高得点でもよかった。

 この人たちの“地肩”の強さを感じるのは、今回なら『アルマゲドン』ネタ一本で4分余り飽きさせないこと。林がもう一つのロケットをポチ、バムーン、ピポパポしてウゥーーーン平行上昇して、顔見合わせて手を振る終盤までは結構パンチ不足で間延びしていたと思うんですがね。何と言うか、スローテンポでも、緩くても見放せないリズムが作れている。掴みの林「そんんなことより、そんなことよりよ、みんな生え過ぎちゃう?」~「朝ちょっと時間なかってん」で地方収録のハートをがっちりキャッチ、地方ではこのお約束が強力なんです。

 ぎりぎり5位通過のハマカーン6風藤松原433kbと僅か4kb差の437kbタカアンドトシ風の安全パイな“ヘンなお店のヘンな店主”ネタで、ここまで苦戦する理由がわからないくらいですが、神田「顔の一部がズレた」浜谷「メガネだそうです」が寒気がするほど思いっきりすべった後、軌道に載せるのにだいぶ苦労した。ネタそのものは悪くないので、あとは演じ方の粗さをまとめていくだけかなと思うけど、ちょっと“優等生スベり”の神田、“いけしゃあしゃあ”の浜谷、両キャラが薄くなってきたのが気がかり。自分らの何がここまで常連化するだけ受けてきたのか、今年度もう一度チャンピオン大会を本気で目指すなら、ここらで原点を見直す必要がある

 3469kbイワイガワは、“古めかし漫才の父さんがシロウト息子の指南でコント挑戦”という設定はとてもいいんだけど、惜しむらくはちょっと組み立てが粗かったか。最近はジョニ男のアナクロおっさんキャラや「あーー!」のけ反りより、それに対する井川の狼狽リアクションで笑かしてもらうほうが多い。今回は「あーあーもうダメだ」「何コレ」「新しいの出て来たよ」と盛りだくさんでしたが、特に「お世話になってます」「じゃそれはやろうそれは」で結構笑いました。

 ベタオチ「ズコッ。」は『お試しかっ!』の女子中学生ウケ回でスピードワゴンもやっていました(きれいにすべってた)が、やっぱり“ベタ”の文脈をしっかり作ってから出すと笑えるな。

2473kbしんのすけとシャンは勢いは感じるんだけど、品川庄司が演ってたようなティピカルなネタなのに若干燃費が悪い。髪尖らせたり丸刈りだったりするなら、もう少しラディカルなネタ演ってくれてもいいかなと思う。

4457kbお先にどうぞは、うーん、やはり演順のトップ効果かなと。かつてのランディーズを思い出すノリでしたが可もなく不可もなし。トップにしては声がよく出ていたことだけは認めてあげていいと思います。

433kb6位オフエアの風藤松原が敗者コメントで嘆いていたように、上位が平均して高kbだったことは確か。ただ、チャンピオン大会経験済みの常連どころはともかく、新鋭はもう少しネタそのものを冒険してくれてもよかったのではないでしょうか。

“オンバトヒーローズ”にはバナナマン登場。リプレイ紹介されていた017月オンエアの“全校集会”ネタは当地収録で月河が客席審査員やった時のものです。当時のジャッジペーパーに「ステージ狭しと動き回ったり、大きな声を出したりしてなんぼの組が多い中、2人揃って同じ場所に立ったままヒソヒソモゾモゾでこれだけ笑えるのは貴重。ぜひ全国に届けたい」と書いた記憶が。

やはり4分半ものネタを通してオンエアできる番組はいま貴重です。最近、挑戦者たちの会場入りやリハーサル、ネタ見せ後の表情などに時間を割いて、せっかくオンエアなったネタの、素人目にも明らかなカット編集が目立ちますが、これはもったいないし、番組の趣旨に悖ると思う。選んで、考えて、玉入れる入れない決めた客席審査員にも失礼千万。そろそろ“ヒーローズ”も潮時だし、バナナマン設楽も回顧の中でリスペクトしていた“とにかくネタをしっかり、おもしろく見せる”という番組の原点を見直してほしいものです。

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