公式には6日発売のKIRIN冬季限定・冬麒麟を、LAWSONで見つけて速攻購入。KIRINの冬季限定ラベル、毎年出るのですけれど、今年に関しては「秋の実感もないのにもう冬?」と半信半疑ですね。秋限定のSUNTORY秋楽辺りが出た8月最終週頃が、まだたっぷりねっとり暑かったので、「まだ秋じゃないだろ」の半信半疑感が、ドミノ式に10月5日時点での「冬って、気が早すぎだろ」感につながっている。
それはともかく、今季は発泡酒の白麒麟ではなく、いまいちばんマーケット的に活気のある新ジャンルでいきなりプッシュしてきた潔さに、まず一票。
帰宅後冷やし直していってみたら、秋だ冬だを抜きにして、結構いける味ですよ。同じKIRINのかつてのスパークリングホップの、女性的甘さの少ない版というか、コクの時間〈贅沢麦〉のさっぱり版というかね。これなら、通年販売でもリピーターファンがつくのではないかしら。冬をイメージしたからというわけではないのでしょうけど、飲んだ後の感触が涼しげなんですよ。甘み、酸味、苦味、炭酸ピリリ感、香味などのどれも、ひとつだけ突出して残るというところがなく、いい意味で引っかかりがない感じ。
最近の新ジャンル界、初顔のラベルほど、どうも味バランスのどこかが過剰であったり、他銘柄との差別化を偏重するあまり、ひねり過ぎて「一度試飲したら、もう結構」みたいな味に堕したりしがちでしたからね。
ただ、この潔い引っかかりのなさには、なんとなく短命の予感も………と心配するまでもなく、冬季限定でしたね。
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