高齢家族と日中、在宅していてTVがついていると、始終「この人何て名前だったっけ?」と訊かれます(と言うか、会話の大半がそれだったりする)。わからないとか知らないと答えると、わかるまで何日も同じことを訊かれるので、野越え山越え千尋の谷も越え、万難を排して答えなければならない。
日中留守にしていて帰宅すると、「○○のCMで、△△に出てた※※の女の子と一緒に、これこれこんな動きをして『××~!』って言う人、アレ、何てったっけね?」と、○○も、△△も、※※も“これこれこんな”も××~!も正確でない、雲を掴むような質問を突きつけられることもある。
そんな中、先日、ボストンRソックス松坂大輔投手デビュー勝利のニュースがTVで流れていたとき、「このコと結婚した美人女子アナ、昔、歌の番組の司会やってたよね?グッチ何とかがよく出てた、あの一緒に司会してた男の子、何てったっけ?」という、かなり雲掴み系の質問の浴びせ倒しに遭い、「他にどんな番組に出てた?」「痩せてた?肥ってた?禿げてた?」など思いつく限りのヒントを収集、「確か宝塚の子と結婚した」との有力な手がかりから「中山ヒデ!」にたどりつき「そう、それそれ」とやっと無罪放免となりました。
確かに土曜夜『夜もヒッパレ』で柴田倫世さんとコンビでMCやってましたね。奥さんはタカラジェンヌ娘役白城あやかさん。彼女のコネ?でヒッパレに現役ジェンヌさんが大挙してゲスト出演したこともあったそうな。よくいままで覚えてたな、高齢家族。
ところで、中山ヒデさんの正式な芸名をフルネーム書けという問題がクイズで出たら、雲掴むこともなく千尋の谷を越えることもなく“中山秀征”と書けるのですが、皆さん、コレ、何て読むか知ってました?なかやま“ひでゆき”なんですって。うっわー。再放送の『東京ラブストーリー』で見かけた頃からずっと“ひでまさ”だと思ってたよ。みんなが中山「ヒデ」「ヒデ」言うから、本当の読み方を知る機会がなかったのです。
さて、こんなに自分のブログの中で中山秀征さんの名前をニックネームとともに何度も書くことになろうとは夢にも思わなかったのですが、要するに、いま世の中に“ヒデ”って多過ぎないか?ということを言いたかったのです。
何の修飾もマクラも説明もなく、誰かの会話や文中に「ヒデ」って出てきたら、いまの月河なら70%ぐらいはペナルティのヒデを想起します。20%がサッカーの中田ヒデ(英寿)。もちろん昨年のW杯ドイツ大会の直後ならこの比率は逆転してたと思いますが。W杯に関係なく、残り10%はヒデとロザンナの故・出門英さん。
しかし「元・X-JAPANのhide以外あり得ない」と言う人もいるでしょうし、NYヤンキースの松井秀喜選手もヒデ。同姓のコロラドロッキーズ松井稼頭央選手と区別するためにも、現地では日本国内における以上にヒデでしょう。
月河などは、L'arc~en~Cielのhydeまで、ちょっと言えないくらい最近まで“ヒデ”だとばかり思っていました。“ハイド”だと知ったのは彼らが表舞台に出てきてからかなり長く経ってから、正直、カラオケで特に『夏の憂鬱~time to say good-bye~』なら10回ぐらい歌ってしまった後でです。この場を借りて関係者各位に深くお詫び申し上げます。
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まぁそんなことはどうでもいいのですが、そろそろこの国は(国か!)あふれる“ヒデ”を整理すべき時期に来ているのではないでしょうか。どうすれば整理したことになるのか、ちょっと具体策が思い浮かびませんが。