イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

さらば平成 ~末広がりに歩こう~

2019-04-23 11:46:32 | ニュース

 「新元号は“令和”であります」と菅義偉官房長官が額を掲げて、手話のワイプとかぶってるぞ~と大騒ぎになった(それはどうでもいい)、2019年4月1日、お昼前のあの時間、皆さんはどこでこのニュースを知りました?

 月河は11時過ぎから地下鉄で移動中で、新年度スタートとはいえ平日の朝のラッシュ終了後ですから普通に車内はすいていて、それにしてはいつもに増して、大人がスマホに見入っている率が高いな?と思ったら、そうだそうだ家を出てくる前有識者会議召集で、久々の宮崎緑さんがなんか国籍不明なお着物をお召しで入って行ったぞ!?んじゃそろそろ発表か!?と、非スマホユーザーの月河、わざわざ構内に大型ヴィジョンのある駅で「下車しよう」と同行者に持ち掛けます。「NHKで(発表)やってるかも」。ちなみにこの人も非スマホユーザーでデジタル化に抗う民のひとり。

 んで改札口から宝くじ売り場を通りセブンイレブン、ミスタードーナツを通り・・それが12時少し回ったところだったかな。ヴィジョンの方からこちらに向かって来る通行人の皆さんが、てんでに手を筆にして、漢数字の“八”みたいな、左右両はらいの動きをしながら歩いてくるんですよ。地下鉄駅構内の設計上、支柱がぶっとくて視界を遮るので、まだヴィジョンは見えてきません。

 なんかみんな、末広がりっぽいアクションですよ?“八”の形になる字で始まるのかな?何がある?「完全、十全、全(まっと)うするの“全”じゃないかな」と月河が言うと「絶対ない」と同行者。

 「“全”とくれば速攻、軍事政権時代の“全斗煥”大統領を連想するだろ」「速攻って、しないよ」「する人たちがすぐそこの隣にいるだろ」「隣って・・」・・同じ理由で、文化文政の“文”も絶対ない、次の元号の次のそのまた次ぐらいならあるかもしれないけど、と。「そこまでお隣さんに気をつかわないとダメ?」「なんだかネトウヨみたいな会話になってるな」。

 「それはそれとして、これ(左右両はらい)ですよ」・・月河はこの二~三日、“合”がいいような気がしていたので、「意表をついて“合合(ごーごー)”かも。ごーごー元年」四年後にはごーごー五年。「ないな」。

 同行者は「“命”だったりして」「だったら手だけじゃなく足もコレ(←ゴルゴ風)にしないと」と適当なことを言いながらヴィジョンの近くまでたどりつくと、もう腕がだるくなって(ってわけじゃないでしょうが)額を下ろした菅さんの顔アップだけが映っていて、向かって右肩に「新元号は“令和”/出典は万葉集」との四角いテロップが半分くらい見えていた、という次第。

 なんで半分くらいかというと、出てきたわ出てきたわ、当地のローカルTV局が全局集合したと思われるハンディカメラさんとガンマイクを芯にした、街頭インタビューの人だかりがヴィジョン前広場のあっちにもこっちにも、手巻き寿司か、おにぎらずの様な形状で発生していて、「“令和”、どう思いますか?」の嵐。

 「こんな所ウロウロしてるとどっかの局のカメラに見切れて、サボってたって生中継でバレるぞ」「長居は無用ね」もう少ししたら新聞各社が号外配り始めるかも?縁起モン的に、もらいたくない?と提案したのですが、手巻き寿司どころの騒ぎじゃなくなりそうなので退散しました。

 帰宅してから人に聞いて知ったのですが、この日は、最初っから号外狙いで新聞社の玄関前に早い時間から並んだ暇な方も山の様にいたそうで、決定の第一報を聞いてからそれっ!と印刷にかかる号外の部数も、いつ比、何の件との比か「控えめ」だったとのこと、あのまんま駅構内をウロウロしてても確実にもらえたわけではないので、退散して正解でした。起立、令、着席ちょっと何いってるかわからない。

・・・あとね、驚いたのは、この日のうちには、Wordでれいわ=reiwaと入力すると、それこそ速攻「令和」と変換されるようになっていたこと。「例話」でも「零羽」でもなく、とっぱじめに「令和」。

 まあ、Wordが賢いからじゃなく、月河が、令和だよ令和!令和だってさ!という原稿を打ちまくったから否応なし覚えただけかもしれません。月河の高齢親戚には、昭和の初期の、まだ庶民に戦争の影が無く日本上り調子で景気が良かった頃の生まれの人が多く、下の名前に“昭”“和”の付く率が高いのですが、これから令ちゃん系、和くん系の名前、増えるかしら。

コメント
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