週末をはさんで、愛用5年7ヶ月のPCに未曾有の危機が襲来しました。
まずは先週木曜=10日頃から、ネット閲覧やこのブログの記事投稿の最中、「ハードディスクの残量が少なくなっています。」のポップアップメッセージがえらく頻繁に湧いて出るようになった。
最初は「そうか、そう言えばディスククリーンアップっちゅうもの、最近、て言うか一度も、きちんとやったことがなかったな」と、素直にディスプレイのガイダンス通りにクリック、クリックしてクリーニングしたのですが、やってもやっても「残量少ないよ」が湧いて出る。出るたびに実際重くなってくるわけです。
そこで、先月、「入れときゃ心強いかな」ぐらいの気持ちでインストールしたRegistry Mechanicを起動させて、“レジストリのクリーニング”“断片化解消”を続けてやってみると、そこそこ空き容量ができたらしくそこそこ軽くもなったので、安心して閉じ電源オフったのが、『海賊戦隊ゴーカイジャー』第1話をワクワク再生堪能して「ハカセ、アイムおもしれールカかっけーキャプテン、ジョー早くデレろー」と心地よいエキサイトのうちに就眠した13日(日)深夜。
ところが明けて14日(月)、起床一番PCを起動させると、まだIEにもwordにもOEにもアクセスしない先に、いきなり「残量少ないよ」がにょっきり湧いて出た(沈)。
しかも今度は、少ないにもほどがあり過ぎて、クリーニングの前段階の“どこをクリーニングすればどれくらいのディスク空きが作れるか”の計算すら途中で頓挫する勢い。昨夜、レジメカでのクリーニング完了でそこそこ軽くなってから、電源オフのままで、もちろん新しいソフトをインストールもしなければ、動画や音楽ファイルの読み込みもしないのに、言わば「寝てる間にディスクが喰われた」。
これは、新手のウィルスにやられたか!?と、伝家の宝刀(?)ウイルスバスターを起動させスキャンさせようと思ったら、すでにこれを動かすスペースすら無くなっている。
覚悟を決めPCメーカーのサポートセンターのフリダにかけてみたら、この手の窓口の例にもれず、待たされる待たされる。やっとつながって「まずは、機械的な故障がないかどうかのチェックから。お買い上げ時同梱の“サポートサービス”CD‐ROMはお手元にありますか?」と言われ焦って引き出しを掻き回したりしましたが、回り回って、ディスクを喰った“第一容疑者”は他でもない、セキュリティのために月額契約しているウイルスバスターそのものだと判明しました。ローカルディスクCの全容量63GBのところ、ウイバスのファイルだけで46余GB埋めているという異常事態。
その時点でトレンドマイクロのお客様窓口受付時間は終了していたので、さらに一夜明けて本日(15日)、ナビダイヤルから再チャレンジして、結局ウイルスバスターを既存のヴァージョンから、ディスク占有量がよりコンパクトな最新版に切り替えることでめでたく、意外にすんなり問題解決。
急に「残量少」が際限なく湧き出るようになった原因としては、“ウイバスがPC内でウイルスを探し回るためのスイッチが、何かの要因で入ったままになった”ことが考えられるらしい。その“何か”は、予想通り、やはりわからず終いでした。
PCメーカー、ウイバスを月額契約しているプロバイダー、トレンドマイクロうち揃って、フリダ受付時間を過ぎるときっぱり見事に固定アナウンスしか流れなくなる取りつく島なさを別にすれば、丁寧でわかりやすいガイダンスを提供してくれたのが救い。さっぱり身に覚えのない、心当たりすらない“何かの要因”で、想像もつかない事態が起きるという、PCって本当に、5年7ヶ月付き合ってもいまだわけのわからないヤツです。
もののついでにあまり嬉しくない情報も飛び込んできました。メーカーさんによれば、この機種の補修部品は来年4月で供給打ち切りになるので、「万一、機械的故障の場合は、有償修理を希望されても対応可能なのは来年4月まで」。しかも、「故障の内容にもよりますが、補修部品はかなり高価になるので、お買い替えいただいたほうが有利な場合が多いです」。…嗚呼、家電品でこのフレーズ、何十回聞かされたことか。
つきましては当社直販システムから新機種をお買い上げいただければ、旧機種を長年ご愛用いただいている(←5年余でもう“長年”扱い!)ユーザー様への感謝サービスといたしましてお手持ち機種の下取り、サポートなど、一般量販店で買うよりも手厚くご用意申し上げます…とのこと。とりあえず、断る理由もないので、“容疑者突き止め”操作の時間中に、直販カタログを送ってもらう申し込みもしてしまいました。あーあ。
いまのいま、買い替えずに持ちこたえたとしても、Windows XPの延長サポートも結局は2014年4月まで。なんだか、メーカーさんの戦略にのっとって湧き出た「残量少」メッセージだったような気もします。
…それにしても『ゴーカイジャー』は予想を上回る美味しさでした。賞金首ビラの中でまでムンクの『叫び』顔芸炸裂してるハカセ(清水一希さん)(←しかも賞金がたったの100。女性のルカでも300,000なのに)は言うに及ばず、EDでバトルフィーバーJにつられて無理やりスパニッシュダンスステップ踏んでるジョー(山田裕貴さん)に地味に笑いました。
第1話アバンでいきなり先輩戦隊たち一気大放出のレジェンド大戦、Aパートから合体変形ロボ大活躍、船室の宝箱に歴代戦隊戦士型の、色とりどりのレンジャーキーざっくざく…という描写はお子さまたちも、先輩戦隊で育ったお父さん世代も大興奮でしょう。月河は元祖『秘密戦隊ゴレンジャー』をリアルタイム放送時視聴できていないので、伝説の「ゴレンジャーハリケーン!」が初めて動画で観られて感慨深いものがありました。
欲を言えば、1話終了時点で、他メンバーに比べてレッドのキャプテン・マーベラスが逆に薄めな気はしました。この作品が実質TVドラマデビューという、小澤亮太さんの滑舌の切れが未だしなせいもあるか。クールでストイックで無口めなジョーと、要所でかぶってしまう。「派手にいくぜっ!」が公式トップのキャッチだし、もっと陽性にはじけてほしいですね。「この星には宇宙最大のお宝があるそうだな?おとなしく在り処を教えな」と、体育教師みたいに拡声器でスピーチしてお宝ゲットしようとする海賊ってのも、じんわり笑ったけどね。海賊と言えば不意打ちでバリバリ相手船に殴り込んでガサ入れしてチカラずくで持ってくもんじゃないのか。まぁ、こういうおとぼけ方面も含めて、2話以降に期待です。
それからもちろん敵キャラの造形と、命名ね。1話の行動隊長“シカバネン”はフィンランド系とみました(?)。『超星艦隊セイザーX』のアドさん=進藤学さんが声出の特務士官“バリゾーグ”は“罵詈雑言”から名づけられたのでしょうな。
あとね、敵役じゃないけど、例のゴーカイジャー地球初見参シーンでアイム(小池唯さん)に指名されたリーマン風おじさんが、OPのキャストクレジットで役名“庶民”だったのも笑ったな。直球そのまんま。“OL”“保育士”“宝石店店主”に混じっていきなり“庶民”って。職業なのか“庶民”。
35代めのメモリアルスーパー戦隊とあっていろいろ縛りが大変そうな今作ですが、“イケそうな予感”が1話から、細部いたるところからびんびん来ます。楽しみな向こう1年になりそうです。