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2016年ベスト海外ドラマトップ10

2016-12-31 09:00:00 | 海外ドラマ
映画に続き、今年日本でリリースされた海外ドラマでベスト10をつけてみた。といっても映画ほど本数は見ていないけれど。

1位 ハウス・オブ・カード シーズン4

シーズン4にしてシリーズ最高傑作。最終シーズンとなったダウントンアビーと1位の座を迷ったが、作品の完成度、各エピソードの濃密度の点で本作を1位に。大きな区切りとなったシーズン4。シーズン5が待ち通しい。

2位 ダウントン・アビー シーズン6

珠玉のドラマシリーズのファイナル。有終の美にふさわしい幕引きに、これまでのエピソードが思い返され、胸がいっぱいになった。美しい生き方とは誠実に生きることだろうか。キャスト、スタッフの皆様ありがとうございました。

3位 ファーゴ シーズン2

シーズン1の高い壁を感じさせない圧倒的な面白さ。描かれるのはシーズン1の知られざる前日譚。オリジナルの世界観にあくまで忠実。スリルとユーモアの波状攻撃にノックアウト。身の程知らずな主人公に襲いかかる恐怖が堪らない。個性豊かなキャラクターたちから、アメリカが辿ってきた歴史の一片が滲む。

4位 ベター・コール・ソウル シーズン2

やはりこのドラマ、スーパーA級。ヴィンス・ギリガンへの崇拝が持続。スリル不足をもろともせず、演出と編集の美技で魅了する。シーズン2でいよいよサラマンカ一族が台頭(興奮)。理想と現実の狭間で葛藤するソウルと、マフィア軍団を翻弄するマイクが痛快で実に魅力的。

5位 ナルコス シーズン2

伝説の巨人「パブロ・エスコバル」の転落劇を描いたシーズン2。シーズン1を大幅に上回る面白さに熱中。凄まじき仁義なき闘い。結末はわかっているのに、最後まで手に汗握った。墜ちていく姿から人間「エスコバル」のリアルが透ける。主演のワグネル・モウラの名演に拍手。

6位 ゲーム・オブ・スローンズ シーズン6

原作から離れた初のシーズンは、成功とも失敗ともとれる出来映え。本シリーズには珍しく完成度に難あるエピソードが散見されるものの、終盤で一気に巻き返す。そのスケールはやはり他の追随を許さない。第9話の「落とし子の戦い」がスゴい。

7位 ブラックミラー シーズン1~3

英国産&近未来型「世にも奇妙な物語」。1話完結のオムニバス映画だが、各エピソードがもれなく面白く、驚くほど完成度が高い。欧米の脚本力のレベルの高さを改めて実感。面白いドラマは予算ではなく、知恵と技で出来上がる。

8位 ジ・アメリカンズ シーズン2

今年に入ってNetflixより日本初上陸(ありがとう!)。スパイ稼業の夫婦を通して描かれるホームドラマの傑作。シーズン4まで観たが、一番面白かったのはシーズン2。衝撃のラストに戦慄した。主演2人の変装コスも毎回楽しい。

9位 ザ・ニック

「ブレイキング・バッド」以来、huluに感謝(笑)。ありそうでなかった歴史医療ドラマ。TVドラマで初メガホンとなる、ソダーバーグの演出が随所に効いている。汚物がこびりついたような、200年前のニューヨークの風土の再現がすばらしい。情熱と狂気によって医術の発展に尽くした男のドラマ。

10位 死霊のはらわた リターンズ

続、huluに感謝。やればできるじゃん(笑)。北米での絶賛ぶりに懐疑的だったが、まさかまさかの面白さ。B級ホラーとしての立ち位置をわきまえつつ、オリジナルの続編としてしっかりとした構成を見せる。豊かなスプラッター、ひたすらに悪い悪霊、ブラックで下品なユーモア、痛快なアクション。大充実。

次点 『ストレンジャー・シングス 未知の世界』、『ナイトマネージャー』

今年も上位にNetflixのドラマが占められる形となった。やっぱNetflixのコンテンツ力はちょっと頭1つ抜きんでている印象。次に、スターチャンネルといった感じ。そんななか、以前「ブレインキングバッド」を日本最速で配信してくれたhuluが、以降、すっかりつまらなくなった「ウォーキング・デッド」押しになってから、久しく失望していたのだけれど、「ザ・ニック」と「死霊のはらわた~」のリリースには本当に驚いた。両作とも続編をリリースするので楽しみだ。


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