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ラブ&ドラッグ 【感想】

2011-12-13 01:57:14 | 映画
面白い映画なのに、配給に恵まれない映画って結構ある。
今日観た「ラブ&ドラッグ」がまさにその良い例。

都内で観られるのは、シネマート新宿と六本木だけ。
シネコンでもやってない。
ホント勿体ない。

昨年のゴールデングローブ賞で主演のジェイク・ギレンホールと
アン・ハサウェイががダブルノミネートされていた本作。
ブロークバックマウンテン以来の2人の共演とあって楽しみにしてたが、
いつ公開されるのかわからないまま時は過ぎ、
先週、たまたま映画情報を調べていたら公開中であったことに気づく。。。

もっとプロモーションしろよ、配給会社やる気ないなぁ~と思って、
調べたらエスピーオーという会社らしい。
シネマートを運営している小さな会社の配給。
無理もなさそう。。。。

横浜への夕方アポ、直帰のタイミングで新宿に寄って観た。
運よく月曜日はメンズデーというものらしく、1000円で観れた。

本作は舞台は1996年のアメリカ。
絶倫薬バイアグラが流行った懐かしい時代で、そこが本作のポイントでもある。
ジェイク演じる、女性との下半身のお付き合いを謳歌する製薬メーカーセールスマンと、
アン演じるパーキンソン病に冒された女子とのラブストーリーである。

お遊びでしか女性と付き合わない男子が、難病の女子と出会って、真の愛に目覚めていく。。。
とまあ、よくある話であったが、一貫して用いられる「セックス」が
物語のエッセンスとして上手く使われていて、個人的にツボ。
ジェイクとアンの演技も楽しく、退屈なしの2時間。

本作の見どころは、やはり主演の2人の共演である。
ジェイクは相変わらず上手い。やっぱ好きだ。
最近日本で上映したミッション8ミニッツのシリアスな感じとは180度違う雰囲気。
憎めず明るいスマートな「チャラ男」を好演。
彼に出会う女性たちが「彼はキュート」と言って、自ら進んで関係を求める姿に納得感あり。
乱痴気パーティの帰り、病院へ直行する車の中でのダサ弟とのアホなクダリが最高に笑えた。

アンは様々なキャリアを経て(といってもまだ29歳だが)色気がムンムン出てきた。
本作の彼女を観て、来年度の最重要作ダークナイトライゼスのキャットウーマンの起用に拍手。
ブロークバックマウンテンやプラダ~の時は、やたらと大きいその口が、
あまり好きじゃなかったけど、それが本作では彼女のチャームとして魅力的に映った。
今回のキャラは難病という絶望かかえながらも、明るくセックス興じるような複雑な役柄。
ある種の矛盾を抱えながらも、前向きに生きる女性を自然体で演じる。
冒頭ジェイクと出会うシーンから、彼女の力強いオーラに完全に魅了され、目はハート型に。
本作のアンは、アン史上最も美しいと断言できる。

そして、その2人が、ところ構わずセックスをしまくるのだが、
ジェイクの引き締まったゴージャスボディと、
アンのほどよく肉のついた白い柔肌が、只只ビューティフルなため、十分な目の保養に。

2人の息のあった掛け合いも見どころで、
彼らがお互いを信頼し合い、楽しんで演じていることがスクリーンから伝えわって、
観ているこっちも楽しくなる。
BDではNGシーンを特典に入れてほしい。

洒落とウィットのきいたセリフ、
絶妙な間の取り方にキャラの背景、心情が見えてくる演出もよい。

終始大いに笑って、締めるところは締めてホロリとさせる、ハイセンスなラブコメディ。
すべらないデートムービーともいえそう。

ジェイクとアンはホントお似合いなカップルだ。
結婚してくれないかな。
少なくとも、また共演してほしいな。

【80点】

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