新作DVDレンタルにて。
今年のワーストワン映画は本作でほぼ確定。ヒド過ぎる。。。。
原題のタイトルとおり、「シンベリン」というシェイクスピアの戯曲を、現代に置き換えて映画化したもの。同じコンセプトの映画では、若きディカプリオが主演した「ロミオとジュリエット」を思い返すが、本作は目も当てられないほどの失敗作。 愛憎、裏切り、策略、誤解・・・等々、いかにもシェイクスピア劇といったテーマが次々と浮かび上がるが、登場人物によって語られる言葉は戯曲のままだ。「ロミオとジュリエット」は卓越したビジュアルセンスと振り切った演出により、現代劇をもって戯曲を表現することに成功したが、本作は何の工夫もなく、それを現代の日常に無理やりあてはめる。 違和感を通り越して、パロディ(ギャグ)を通り越して、結果、気持ちが悪い。「マジな顔して何をやってるの?」と、もれなく登場人物がお馬鹿キャラに見えてしまう。ある意味、奇跡的だ。腹が立ったのは、自分の好きな俳優たちがその巻き添えを食らったことだ。あんなに単細胞なエド・ハリス、あんなに気色悪いイーサン・ホークは観たことがなく、ファンとしては悪夢だったと忘れ去りたい。
映画はキャスティングで決まると信じていたが、最低限の脚本と演出力があってのことだと痛感した。
【0点】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます