2022年の映画の振り返り。昨年は例年よりも鑑賞本数は少なく、普段なら単館系でも積極的に見に行っていたが、鑑賞予定作をことごとくスルーした(例えば「わたしは最悪。」「あのこと」)。そんな状況だが、一応、昨年のまとめとして、私的ランキングをまとめてみる。
まずは「洋画編」。1位~5位までは、いずれも年間ベスト級。
1位はベタだけど仕方ありません。
1位 トップガン マーヴェリック
最後のハリウッドスターは映画の救世主になった。コロナ渦で失われた映画の栄光を取り戻した男の物語。トム・クルーズと同じ時代に生きれて良かった。
2位 アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
その未曾有の映像体験から透けるキャメロンの狂気。魂と肉体と水の躍動。「パンドラ」のドキュメンタリーを目撃。前作にはなかった”雑味”も、この映像体験に必要なスパイス。日本では不調だが、全世界興収では黒字。安堵。
3位 RRR
映画の世界勢力図の改変。映画は楽しくて良いのだ。イマジネーションの洪水に、血湧き肉躍る3時間。思い出すだけでカラダが熱くなる。「最高」以外の語彙力を失う。
4位 西部戦線異状なし
反戦映画の新たな金字塔は、原作の本家であるドイツによってもたらされた。血と肉と泥。生死を分かつは神のきまぐれ。おそらく第一次世界大戦を最も近く再現した映画。「演じる」ではなく「地獄を生きる」演出と俳優たちの献身。「異状なし」が突き刺さる。
5位 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
愛した「スパイダーマン」シリーズは本作を実現させるために作られたか。これまでのMCUの「横」展開から「縦」展開への進化。大いなるサプライズと、過去の後悔、そして悲しみが美しく浄化される。
6位 カモン カモン
未来を創る子供たちに「個」として誠実に向き合うこと。1組の大人と子供を間で育まれる暖かく愛おしい時間。社会が果たすべき使命と、導出される希望。
7位 THE BATMAN-ザ・バットマン-
しがみ倒す「バットマン」モノにまさかの傑作が誕生。貫かれるリアル路線。暗く妖しい光を洩らずゴッサムシティは、現代社会と地続きにあるよう。若きバットマンのカオスな感情。対するリドラーとの攻防に正義と悪の境界が揺らぐ。
8位 NOPE/ノープ
アイデア先行の怪作で終わるはシャマランとの違い。それを確たる映画術で魅せ切るはピールの作家力。映画愛を内包した「撮影」アクション。極上のスリルとダイナミズムにひれ伏す。再見したらもっと自身の評価が上がりそう。
9位 ザ・トリップ
今年イチのジェットコースタームービー。前半の装いから想像だにできないラストの光景ったらない(笑)。伏線回収の教科書的な設計と、壮絶なスプラッターアクションの融合。天井知らずの怒涛の展開。ラストの下らなさ含めて痛快。
10位 ボイリング・ポイント/沸騰
「90分ワンカット」が凄いことと思わせない凄さ。手法ありきではなく、描くべきドラマの最適手法として採用。レストランという「戦場」でぶつかり合う本音。その熱は沸点に達する。もう目が離せない。
次点「コーダ あいのうた」「ドクター・ストレンジ MoM」「ブラックフォン」
まずは「洋画編」。1位~5位までは、いずれも年間ベスト級。
1位はベタだけど仕方ありません。
1位 トップガン マーヴェリック
最後のハリウッドスターは映画の救世主になった。コロナ渦で失われた映画の栄光を取り戻した男の物語。トム・クルーズと同じ時代に生きれて良かった。
2位 アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
その未曾有の映像体験から透けるキャメロンの狂気。魂と肉体と水の躍動。「パンドラ」のドキュメンタリーを目撃。前作にはなかった”雑味”も、この映像体験に必要なスパイス。日本では不調だが、全世界興収では黒字。安堵。
3位 RRR
映画の世界勢力図の改変。映画は楽しくて良いのだ。イマジネーションの洪水に、血湧き肉躍る3時間。思い出すだけでカラダが熱くなる。「最高」以外の語彙力を失う。
4位 西部戦線異状なし
反戦映画の新たな金字塔は、原作の本家であるドイツによってもたらされた。血と肉と泥。生死を分かつは神のきまぐれ。おそらく第一次世界大戦を最も近く再現した映画。「演じる」ではなく「地獄を生きる」演出と俳優たちの献身。「異状なし」が突き刺さる。
5位 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
愛した「スパイダーマン」シリーズは本作を実現させるために作られたか。これまでのMCUの「横」展開から「縦」展開への進化。大いなるサプライズと、過去の後悔、そして悲しみが美しく浄化される。
6位 カモン カモン
未来を創る子供たちに「個」として誠実に向き合うこと。1組の大人と子供を間で育まれる暖かく愛おしい時間。社会が果たすべき使命と、導出される希望。
7位 THE BATMAN-ザ・バットマン-
しがみ倒す「バットマン」モノにまさかの傑作が誕生。貫かれるリアル路線。暗く妖しい光を洩らずゴッサムシティは、現代社会と地続きにあるよう。若きバットマンのカオスな感情。対するリドラーとの攻防に正義と悪の境界が揺らぐ。
8位 NOPE/ノープ
アイデア先行の怪作で終わるはシャマランとの違い。それを確たる映画術で魅せ切るはピールの作家力。映画愛を内包した「撮影」アクション。極上のスリルとダイナミズムにひれ伏す。再見したらもっと自身の評価が上がりそう。
9位 ザ・トリップ
今年イチのジェットコースタームービー。前半の装いから想像だにできないラストの光景ったらない(笑)。伏線回収の教科書的な設計と、壮絶なスプラッターアクションの融合。天井知らずの怒涛の展開。ラストの下らなさ含めて痛快。
10位 ボイリング・ポイント/沸騰
「90分ワンカット」が凄いことと思わせない凄さ。手法ありきではなく、描くべきドラマの最適手法として採用。レストランという「戦場」でぶつかり合う本音。その熱は沸点に達する。もう目が離せない。
次点「コーダ あいのうた」「ドクター・ストレンジ MoM」「ブラックフォン」
コメントありがとうございます。
久しくブログ見ていなくてレスが遅くなってしまい失礼しました。
>実はアバターは1を観ていないのです…
最悪、見ていなくてもパート2は楽しめますが、
勿論、見た方が断然良いですね。
今年も更新数は少なくなると思いますが、よろしくお願いいたします。
確かに面白かったです
2、3、4位は新作揃い踏みで、そのエンタ嗜好、よくわかります!
見逃しがいくつかあるので
見てみようと思います。
実はアバターは1を観ていないのです…
観てからの方がいいですよね…やっぱり…
今年もブログ楽しみにしています!