ついさっき、第89回アカデミー賞のノミネーションが発表された。
22時からのWOWOWの生放送でその模様を見守った。
大きなサプライズはなかったが、その発表内容よりも気になったのが、今回より初導入された動画での発表形態。もう大ブーイングだ(怒)。なんという味気無さ。白塗りのバックに候補者の名前がテキストで表示されるだけ(しかも全部、同じ字体)。好きでも嫌いでもない微妙な映画俳優たちのインタビュー映像に多くを割かれ、肝心の主役である候補者たちの顔が出ないという扱いの酷さ。映画ファンをなんだと思っているんだろう。受賞の本番よりもある意味、このノミネート発表のほうが面白くて、ドキドキするのに。毎年恒例の会場での発表してほしかった。今回の試みは大失敗といえる。
んで、一応、候補作が発表されたのでまとめてみる。▲が予想ハズレ。
【作品賞】
ラ・ラ・ランド
ムーンライト
マンチェスター・バイ・ザ・シー
メッセージ
Hacksaw Ridge
LION/ライオン 25年目のただいま
Fences
Hidden Figures
最後の追跡(▲)
「最後の追跡」はNetflix映画ということでオスカー会員から嫌われると思ったけど、「ビーストオブノーネーション」の反省が効いたのか、今年はバッチリ候補入りを果たした。とても好きな映画なので嬉しかった。
【監督賞】
デミアン・チャゼル(ラ・ラ・ランド)
バリー・ジェンキンス(ムーンライト)
ケネス・ロナーガン(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
メル・ギブソン(Hacksaw Ridge)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ(メッセージ)(▲)
作品賞に続き、こちらも嬉しい誤算。オスカー会員に嫌われていると思っていたドゥニ・ヴィルヌーヴがようやくノミネートを果たした(祝)。
【主演男優賞】
ケイシー・アフレック(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
アンドリュー・ガーフィールド(Hacksaw Ridge)
ライアン・ゴズリング(ラ・ラ・ランド)
デンゼル・ワシントン(Fences)
ヴィゴ・モーテンセン(はじまりへの旅)
ここは全部予想通り。「Hacksaw Ridge」の日本公開が早く決まってほしい。
【主演女優賞】
エマ・ストーン(ラ・ラ・ランド)
ナタリー・ポートマン(ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命)
イザベル・ユペール(Elle)
ルース・ネッガ(ラビング 愛という名前のふたり)(▲)
メリル・ストリープ(マダム・フローレンス! 夢見るふたり)
エイミー・アダムスは固いと思っていたけど、彼女ではなくルース・ネッガか~。彼女の候補入りにより主要演技部門に、もれなくアフリカ系の俳優が入ることになった。
【助演男優賞】
マハーシャラ・アリ(ムーンライト)
ルーカス・ヘッジズ(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
デヴ・パテル(LION/ライオン25年目のただいま)
ジェフ・ブリッジス(最後の追跡)
マイケル・シャノン(Nocturnal Animals)(▲)
ここでマイケル・シャノンが来たか!!この候補入りはヨめなかった。「Nocturnal Animals」も日本公開が決まってほしい。
【助演女優賞】
ヴィオラ・デイヴィス(Fences)
ナオミ・ハリス(ムーンライト)
ミシェル・ウィリアムス(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
ニコール・キッドマン(LION/ライオン25年目のただいま)
オクタヴィア・スペンサー(Hidden Figures)
予想通りの結果。やっぱ、この部門でもアフリカ系の俳優が多く入ったな。
最多ノミネートは「ラ・ラ・ランド」で13部門(14個)。これも予想通りだったが、今日の町山氏の解説を聞くと、やっぱり受賞の行方もほとんど同作が獲得するのだろう。配給のギャガも気合が入っているらしく、番組の途中でデミアン・チャゼルの監督インタビューをわざわざ入れていた。まーとにかく来月の公開が楽しみであります。
あと、これも思ったとおりだが、前回の「多様性」問題からの反動からか、有色人種(特にアフリカ系)への配慮が少々、行き過ぎた感が否めない。ここまでアフリカ系俳優のノミネートが多いのは逆に不自然な気もする。みんな素晴らしいのは間違いないと思うが。
「君の名は」がアジアでの勢いそのままに、アカデミー賞に影響を及ぼさなくて安堵した。
22時からのWOWOWの生放送でその模様を見守った。
大きなサプライズはなかったが、その発表内容よりも気になったのが、今回より初導入された動画での発表形態。もう大ブーイングだ(怒)。なんという味気無さ。白塗りのバックに候補者の名前がテキストで表示されるだけ(しかも全部、同じ字体)。好きでも嫌いでもない微妙な映画俳優たちのインタビュー映像に多くを割かれ、肝心の主役である候補者たちの顔が出ないという扱いの酷さ。映画ファンをなんだと思っているんだろう。受賞の本番よりもある意味、このノミネート発表のほうが面白くて、ドキドキするのに。毎年恒例の会場での発表してほしかった。今回の試みは大失敗といえる。
んで、一応、候補作が発表されたのでまとめてみる。▲が予想ハズレ。
【作品賞】
ラ・ラ・ランド
ムーンライト
マンチェスター・バイ・ザ・シー
メッセージ
Hacksaw Ridge
LION/ライオン 25年目のただいま
Fences
Hidden Figures
最後の追跡(▲)
「最後の追跡」はNetflix映画ということでオスカー会員から嫌われると思ったけど、「ビーストオブノーネーション」の反省が効いたのか、今年はバッチリ候補入りを果たした。とても好きな映画なので嬉しかった。
【監督賞】
デミアン・チャゼル(ラ・ラ・ランド)
バリー・ジェンキンス(ムーンライト)
ケネス・ロナーガン(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
メル・ギブソン(Hacksaw Ridge)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ(メッセージ)(▲)
作品賞に続き、こちらも嬉しい誤算。オスカー会員に嫌われていると思っていたドゥニ・ヴィルヌーヴがようやくノミネートを果たした(祝)。
【主演男優賞】
ケイシー・アフレック(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
アンドリュー・ガーフィールド(Hacksaw Ridge)
ライアン・ゴズリング(ラ・ラ・ランド)
デンゼル・ワシントン(Fences)
ヴィゴ・モーテンセン(はじまりへの旅)
ここは全部予想通り。「Hacksaw Ridge」の日本公開が早く決まってほしい。
【主演女優賞】
エマ・ストーン(ラ・ラ・ランド)
ナタリー・ポートマン(ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命)
イザベル・ユペール(Elle)
ルース・ネッガ(ラビング 愛という名前のふたり)(▲)
メリル・ストリープ(マダム・フローレンス! 夢見るふたり)
エイミー・アダムスは固いと思っていたけど、彼女ではなくルース・ネッガか~。彼女の候補入りにより主要演技部門に、もれなくアフリカ系の俳優が入ることになった。
【助演男優賞】
マハーシャラ・アリ(ムーンライト)
ルーカス・ヘッジズ(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
デヴ・パテル(LION/ライオン25年目のただいま)
ジェフ・ブリッジス(最後の追跡)
マイケル・シャノン(Nocturnal Animals)(▲)
ここでマイケル・シャノンが来たか!!この候補入りはヨめなかった。「Nocturnal Animals」も日本公開が決まってほしい。
【助演女優賞】
ヴィオラ・デイヴィス(Fences)
ナオミ・ハリス(ムーンライト)
ミシェル・ウィリアムス(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
ニコール・キッドマン(LION/ライオン25年目のただいま)
オクタヴィア・スペンサー(Hidden Figures)
予想通りの結果。やっぱ、この部門でもアフリカ系の俳優が多く入ったな。
最多ノミネートは「ラ・ラ・ランド」で13部門(14個)。これも予想通りだったが、今日の町山氏の解説を聞くと、やっぱり受賞の行方もほとんど同作が獲得するのだろう。配給のギャガも気合が入っているらしく、番組の途中でデミアン・チャゼルの監督インタビューをわざわざ入れていた。まーとにかく来月の公開が楽しみであります。
あと、これも思ったとおりだが、前回の「多様性」問題からの反動からか、有色人種(特にアフリカ系)への配慮が少々、行き過ぎた感が否めない。ここまでアフリカ系俳優のノミネートが多いのは逆に不自然な気もする。みんな素晴らしいのは間違いないと思うが。
「君の名は」がアジアでの勢いそのままに、アカデミー賞に影響を及ぼさなくて安堵した。